欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

東京新聞杯2023 意外と本命が来ないと言われる、難しいマイル戦

こんにちは、欅並子です。

 

今週末も重賞競走が2つ予定されていますね。

東京競馬場では芝1,600メートルの古馬G3「東京新聞杯」、中京競馬場では芝2,000メートルの3歳馬G3「きさらぎ賞」が行われます。

今日は、まず東京新聞杯について展望していきたいと思います。

 

東京新聞杯の前身は、1951年に創設された「東京杯」というレースです。当初は、天皇賞(春)の前後に東京競馬場の芝2,400メートルで行われていましたが、時期の変更や距離の変更を経て、1984年には現在と同じ2月の東京芝1,600メートルで行われるようになりました。

今は、安田記念やヴィクトリアマイルを目指す古馬のマイラーたちが今年最初に動き出すレースという位置づけになっているようです。

ここ最近では、2019年の東京新聞杯優勝馬のインディチャンプは同年の安田記念を優勝していますね。

データによると、このレースは過去10年で1番人気が1勝2着1回、2番人気も1勝と、上位人気馬があまり奮いません。ただ、1着が最も多いのは3番人気の馬で、3着内率で言えば最も高いのが5番人気という結果になっているので、めちゃくちゃ荒れるという感じでもありません。

とりあえず5番人気以内ぐらいから組み立てるのが良いのかなという感じですね。

ちなみに、先ほど名前を挙げた2018年のインディチャンプは1番人気でこのレースを優勝しています。

 

今年の東京新聞杯はどんなレースになるのでしょうか。注目馬について見ていきましょう。

 

東京新聞杯(G3) オッズ | 2023年2月5日 東京11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

こちらの予想オッズを参考に記事を書いています。

 

ナミュール

予想オッズ単勝2.3倍、1番人気です。

ナミュール。大変勝手ながら、わたしはこの馬を「ナミュ子」と呼んで、秋華賞の頃から応援しています。エリザベス女王杯でも5着とよく頑張りましたが、できればいつかはもっと大きいところを勝って欲しい馬です。

4歳になって、主戦場をマイルに定めて東京新聞杯に出走してきました。

正直G3なら勝つでしょ、とも思いますが、この馬、新馬も含めて牡馬と当たるのは始めてだったりします。

あと、成績表を見るとスタートに難がありそうで、実際のところどこまで信用していいのかわからんところはあります。

まあ、そういう危なっかしいところも含めて好きなんですが。馬券となるとどうしたもんかと悩んでしまいますね。

 

プレサージュリフト

予想オッズ単勝17.8倍、6番人気です。

今年の京都金杯で、わたしの本命だったプレサージュリフト。京都金杯は2番人気で3着でした。

わたしは展望の段階からこの馬には注目していて、「京都金杯は外国人騎手が強い→外国人騎手(レーン)が乗る」ということと、「マイルだったらスターズオンアースにも勝ったことある」ということを根拠に推して、パドックでも良く見えたので◎にしました。

今回は、鞍上はルメール騎手。東京新聞杯には特に「外国人騎手が強い」とかいうアレはないですけど、この馬的には、また外国人騎手の手綱で出走となりました。

今回も、得意とされるマイル戦ですが、京都金杯よりは強い相手が揃っているということで6番人気の評価になっています。

たとえば、昨年の牝馬三冠レースでナミュールと直接対決しており、着順は3つのレースで全てナミュールが先着していますしね。

 

エアロロノア

予想オッズ単勝20.1倍、7番人気です。

こちらも京都金杯好走組ですね。プレサージュリフトより1つ上の着順なのに、何故か人気の予想はこちらが1つ下になっています。

京都金杯では、パドックでよさそうに見えたので△ですが一応印をつけました。

オープン馬になってからリステッド競走で2勝を挙げていますが、なかなか重賞に手が届かず6歳になりました。前走の京都金杯が今まで出走した重賞の中で最も良い着順だったんですね。そうとは思えないぐらい堂々とした走りでしたよ。

今回のメンバーは、エアロロノアの近3走でエアロロノアより先着した馬って、そんなにはいないんですよね。わたしはこの馬結構強いと思ってます。

あとはパドックで確認ですねー。