欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

阪神競馬場に行ってきました スタンドリニューアル直前の姿をレポート(2)



こんにちは、欅並子です。

 

今日は、阪神競馬場レポートの続きを書いていきたいと思います。

第1回目の記事ではパドックからスタンドまで見てきました。

 

www.keyaki-namiko.com

 

かなり本降りの雨の中ですが、このまま4コーナー方面へ歩いてみます。

 

 

スタンドがおわって、芝生の丘へ。

ん?丘の上見えるピンクの屋根は何だろう。

 

さくらテラス


競馬中継では、時々内馬場から外へ向けてのアングルで映像が流れることがあって、時々映し出されるピンク色のあれは何だろうって前から気になっていたのです。

さくらテラスとは。早速行ってみましょう。

 

 

中は靴を脱いで上がれる畳敷きの座敷です。なんというか、斬新ですよね。

数台のモニターとUMACA投票機が設置されていて、畳でくつろぎながら競馬が楽しめます。(ただし、このスペースでの飲酒は不可です。)

競馬場全体で考えるとかなりはずれの位置にあるので、なんだかとっても静か。小さなお子さん連れの家族と、数名のお客さんがゆっくりされてました。

わたしは先を急ぐので上がらず写真だけ撮って失礼します。

 

セントウルガーデン

 

さくらテラスのある小さな建物から、スタンドの反対側に出ると、そこは噴水を中心とした左右対称の庭園「セントウルガーデン」です。

シンボルのセントウル像。もう少し近づいてみましょう。

 

 

阪神競馬場のシンボル、セントウル像ですね。

セントウル像の前に立って、スタンド方面を振り返るとこんな感じの風景になります。

 

 

左右対称の西洋風庭園ですが、水路の中央部に枯山水っぽい左右非対称のオブジェが配置されているのは、和洋折衷なのかな。なんか面白いですね。

そして、ここからはメインスタンドの大屋根を真横から望むことができます。やっぱり阪神競馬場の建物はカッコいいですね。

 

写真ではよくわかりませんが、かなり本降りの雨で外にいるのがつらくなってきました。メインスタンドに戻ります。

そろそろお腹が空いてきました。

 

阪神競馬場グルメ

 

阪神競馬場には3つのフードプラザがありますが、セントウルガーデンから最も近いのが、メインスタンド東ウイング1階にあるフードプラザ。まずはここに入ってみます。

ここには軽食や麺類、カレーや丼のお店が8店舗店を連ねています。

 

 

阪神競馬場名物「宝塚カレー」のお店があるのもこちらですが、今日はカレーって気分じゃないなあ。

というわけで、わたしが選んだのはこちら。

 

 

「屋台村阿わた」のたこ焼きです。

こちらは、たこ焼き・お好み焼きと串カツが食べられるお店です。

このフードコートには全国でチェーン展開している「銀だこ」もありますが、やはりせっかく阪神競馬場で食べるなら、こちらのたこ焼きが現地っぽくて良いです。

銀だこのような「表面カリカリ・中トロトロ」のたこ焼きもおいしいですが、阿わたでは「表面フワフワ・中トロトロ」の、古き良き大阪のたこ焼きを味わうことができます。

たこ焼き550円、生ビール(中)550円で、1,100円のお支払い。

今日はひとりなので、8個のたこ焼きを全部いただきます。

まあまあ大きいタコがゴロッと入ってますね。あと、粗めみじん切りのキャベツも入っていてほのかな甘みを感じます。やさしい味で美味しいです。

わたしが食べたたこ焼きの味付けは、ソース・マヨ・青のりの定番でしたが、ほかに醤油やポン酢も選べます。ソース・醤油・ポン酢の各タレ、それぞれマヨ・青のりの有無を選べるようになっていて、カウンターの上に番号で表示されています。

列に並んでいる間に食べたい味を番号で選んでおくと注文がスムーズです。

 

面白いなと思ったのは、ビールのサイズ設定。

東京や中山の売店ではビールは大と小なのですが、阪神では大とです。

使っているカップやお値段は変わらないのに、阪神では小さい方は「中」なのです。

いつものクセで「ビール小」と頼んでしまい、お店の方を一瞬固まらせてしまいました。

「あの、ビールはは大か中なんですけど、中のほうでいいですか?」

ですよね、すいません。生中でお願いします。

 

では、おやつに食べたもう一品も続けてご紹介しましょう。

たこ焼きをひとりで8個食べたらすっかり満腹で、メインレースの頃になってもあんまりお腹は空いてなかったんですが、せっかく阪神まで来たんだからもう一つぐらい紹介したくて頑張って食べました。

 

こちらは、先ほどの1階フードプラザと反対側の西ウイングにある2階フードプラザ。

 

 

「ホルモン人」というお店です。

看板メニューはもちろんホルモン焼きで、肉吸い(牛肉を使ったカツオベースの汁物)も有名なのですが、あまり関東では見かけないメニューがいいなということで「どてやき」を食べることにしました。

 

 

どてやきは、牛すじとこんにゃくを味噌で甘辛く煮込んだ料理ですね。名古屋の「どて煮」というのとも似ているのかもしれないですが、大阪では「どてやき」です。

見た目はコッテリと濃い色をしていますが、あまりしょっぱさはなくて、甘さが強いです。コリコリの牛すじを噛みしめると、脂がじゅわっとでてきてなんだか贅沢な気分。

大きさがわかるように生中と並べて撮りましたが、小さめの器でちょこっと出てきますので、ビールとつまむのにちょうどよかったです。

ちょっと正確なお値段を忘れてしまったのですが、おそらくどてやきは400円でビール(中)550円と合わせて950円払ったと思います。

 

ホルモン人のある2階フードプラザは4店舗。この真上にある3階フードプラザは5店舗。

その他にスタンド内通路にちょこちょことドリンクや軽食を扱うお店があって、食べるのに事欠かない阪神競馬場です。

あと、今回は行けませんでしたが、4店舗ほど着席タイプのレストランがあるようです。

フードプラザはどこも基本的に椅子なしで、立ち食いテーブルしかありません。

これから始まるスタンド改修工事ではその辺りも改善されるのではないかと思います。

 

わたしの小さな胃袋でご紹介できる阪神競馬場グルメはこんなところです。

 

また長くなってきましたね。

続きはあと1回ぐらい、分けて書いていきたいと思います。