欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

フェアリーステークス2023 レースの概要と注目馬4頭挙げておきます

こんにちは、欅並子です。

 

成人の日を含む三連休で行われる3日間開催の最終日、1月9日(月・祝)には、中山競馬場で、3歳牝馬限定戦のフェアリーステークスが開催されます。

フェアリーステークスは、1984年に創設された「テレビ東京賞3歳牝馬ステークス」が前身です。元々12月に行われていました。ホープフルステークスの前身である「ラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス」と、東西で対をなすような形で行われていたレースでした。そのことは、先日書いたホープフルステークス予習記事の中でもちょっと触れました。

 

www.keyaki-namiko.com

 

元々、中山競馬場の芝1,600メートルのレースでしたが、1991年~2007年の間は芝1,200メートルに変更されていました。フェアリーステークスという名前になったのは、1994年から。開催時期が12月から現在の1月に変更されたのは2008年からです。

わたしが最初に競馬を覚えた時は、フェアリーステークスは12月に中山芝1,200メートルで行われるレースでした。

同じフェアリーステークスでも今とは少しレースのイメージも位置づけも異なっていますね。

わたしがよく覚えているのは、1996年の優勝馬・ヒシナイルですね。大好きだったヒシアマゾンの妹で、まだヒシアマゾンが現役で走っていた時のことでしたから大変盛り上がったものです。

ただ、ヒシナイルは、フェアリーステークスで勝ったのが最後でその後は勝ちに恵まれませんでした。

 

そんなフェアリーステークス、現在では公式サイトで下記の通り説明されています。

 

www.jra.go.jp

 

2009年に1月上旬に移設のうえ距離が1600メートルに戻されたことにより、1月のフェアリーS→2月のデイリー杯クイーンC→3月の桜花賞トライアルという、桜花賞に向けた春の3歳牝馬重賞路線が確立された。

 

現在のフェアリーステークスは、距離と時期を調整して桜花賞へのちょうど良いステップになったというわけです。

過去の優勝馬の中には、その後G1を勝つほどの活躍馬を見つけることはできなかったのですが、昨年の優勝馬はライラックは、エリザベス女王杯の2着(同着)が記憶に新しいですね。それから、ライラックの2着はスターズオンアース。

今年は、ここから桜花賞へたどり着ける馬は現れるでしょうか。

 

では、注目馬を見ていきましょう。

 

フェアリーステークス(G3) オッズ | 2023年1月9日 中山11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

1月6日現在のこちらの内容を元に記事を書いています。

 

エナジーチャイム

予想単勝オッズ2.6倍、1番人気です。

新馬勝ちの後京王杯2歳ステークスで8着したこの馬が現時点では1番人気と予想されています。

人気の理由としては、C.ルメール騎手騎乗ってところかなあ。

デビュー戦は新潟。良馬場発表ですが直前に雨が降って馬場状態が悪かったとのこと。能力のある馬にありがちな話ですが、上手にゲートを出て上手に逃げ切ったようですね。

 

キタウイング

予想単勝オッズ6.3倍、3番人気です。

最初にざっと出走予定の馬の一覧を見たとき、この馬が中心かなと思ったんですが、意外にも3番人気です。

出走馬の中で唯一、重賞勝ち(新潟2歳ステークス)があるのでそりゃ強いでしょーと思ったのですが、前走阪神ジュベナイルフィリーズでの大敗が響いたでしょうか。

この馬も、出遅れしがちな馬ですね。新潟2歳ステークスの時ですら出遅れています。そのわりに、出遅れなかった阪神ジュベナイルフィリーズで大敗してるという。

ちょっと判断が難しいですね。そういう意味での3番人気でしょうか。

 

スピードオブライト

予想単勝オッズ16.5倍、6番人気です。

これを書いている時点では、まだ枠順も決まっていないので、人気の予想もあまりアテにならないかなとは思っています。

それで、ざっと出走予定馬の成績を見比べてみて目に留まった馬がこちらです。京王杯2歳ステークスで3着ってかなり立派だと思うんですよね。

そのわりに人気がないのが良いですね。

ていうか、なんで京王杯で8着のエナジーチャイムの方が人気なんでしょうね。

スピードオブライトは新馬が芝1,200メートル、京王杯2歳ステークスが芝1,400メートルで、1,600を走った経験がないからでしょうか。(エナジーチャイムは新馬が芝1,600メートルでした。)

 

ヒップホップソウル

予想単勝オッズ3.6倍、2番人気です。

ヒップホップソウルの母・ダンスファンタジアは2011年フェアリーステークスの優勝馬。父は、このところ勢いがあるキタサンブラックです。良血さんですね。

新馬を勝って2戦目のベゴニア賞(1勝クラス)で2着でした。

新馬では後続を4馬身ちぎって圧勝だったため、ベゴニア賞では1番人気に推されましたが、結果は2着でした。

ベゴニア賞はジャパンカップの日に東京競馬場で行われたレースです。

なんかこの名前に聞き覚えがある気がして写真フォルダを漁ってみたら、写真が出てきました。

 

 

わたしはこのとき既にジャパンカップ待機でパドックに張り付いてまして、手持ち無沙汰でなんとなく撮った写真です。ボケボケですが。

写真撮るぐらいだから注目してて馬券も買ってたんだと思います。

(買い方がどうだったのか、当たったのかどうかは思い出せません。)

写真を撮ってたなんて、ちょっとご縁を感じますね。この馬を応援したくなってきました(単純)

 

以上、4頭注目馬を挙げてみました。