こんにちは、欅並子です。
今週はいよいよ秋華賞ウイークです。
秋華賞のほかに、14日(土)には東京競馬場で府中牝馬ステークス、15日(日)、京都競馬場で秋華賞が行われる裏では、障害の重賞・東京ジャンプステークスも開催されます。
秋華賞のお話をする前に、今日は府中牝馬ステークスのお話をしていきたいと思います。
府中牝馬ステークスは1953年に「東京牝馬特別」という名称で創設されたレースです。何度かの名称変更を経て、1992年からは府中牝馬ステークスという名前に落ち着きました。
2017年に 日本とアイルランドとの外交関係樹立60周年を記念して、「アイルランドトロフィー」という名称がついて、正式名称「アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス」となりました。
創設時は芝2,000メートルのレースでしたが、1955年に行われた第3回からは芝1,600メートルに。その後長らくマイル戦で行われていましたが、1996年から芝1,800メートルに延長されて現在に至ります。
1996年は、エリザベス女王杯が古馬に開放された年。府中牝馬ステークスはエリザベス女王杯の前哨戦として位置づけられ、2014年からは1着馬にエリザベス女王杯への優先出走権が与えられるようになりました。
そんな府中牝馬ステークスの過去10年のデータから見る馬券圏内に来そうな馬は、
- 4,5歳馬
- 前走がG1ではない
- 4枠
と、出ています。
秋華賞と同一週ですからそもそも3歳の有力馬はここにはあまり出てこないし、牝馬だと6歳以上で現役続行する馬も少なくなってきますから、4,5歳馬が中心というのはまあ当然と言えば当然でしょうか。(今年の登録馬も、3歳馬と6歳馬が各1頭であとは4,5歳馬です。)
前走がG1だった馬、中でも好走した馬は当然人気を集めますが、そのわりに苦戦しがちというのもこのレースの特徴のようです。それよりはG2・G3を使ってきた馬、また、オープン特別や3勝クラスを走ってきた馬にもチャンスありな感じですね。
昨年優勝したイズジョーノキセキは、3勝クラスを勝ってこちらに参戦し、5歳にして重賞初勝利を掴みました。
枠については、この記事を書いている段階では発表されていないのでなんともですが、気になる馬が4枠に入っていたら積極的に狙ってみたいと思います。
では、今年の出走馬から注目馬を確認していきましょう。
※府中牝馬S(G2) オッズ | 2023年10月14日 東京11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
予想オッズなどの情報はこちらを参考に書いています。
ストーリア
予想オッズ単勝8.4倍、5番人気です。
東京の芝1,800メートルといえば、先週の毎日王冠と同じ舞台ですね。
毎日王冠の結果を踏まえると、なんとなく、マイラーよりは芝1,800メートルのスペシャリストみたいな馬を狙ってみたいです。
ということで、前走芝1,800メートルのG3・関越ステークス1着のこの馬を挙げました。
東京競馬場の芝1,800メートルでは、近走だと今年の初音ステークス(3勝クラス)で10着と大敗しており少々不安が残りますが、3歳時にはカーネーションカップ(1勝クラス)では勝ったことがあります。
芝1,800メートルでは、今年の中山牝馬ステークス(G3)であのスルーセブンシーズの2着だったという実績も、ここへ来るとなんだか頼もしい気がします。
ルージュエヴァイユ
予想オッズ単勝7.1倍、4番人気です。
「ルージュ」の冠名の馬では、ルージュスティリアの方が人気を集めそうですが、ここではマイラーのイメージが強いスティリアよりも、エヴァイユの方を推してみたいと思います。
やはりこの馬も、芝1,800が合ってそうな馬です。
ルージュエヴァイユは、前走、同じ舞台で行われたエプソムカップ(G2)2着でした。
まあ、その1つ前は同じく東京の芝1,800メートルで行われたメイステークス(OP)で1番人気に推されたにもかかわらず10着に大敗していますので、やはりちょっと不安はありますが。
これまでに走った9戦のうち6戦が東京競馬場でのレースで、東京競馬場は勝手知ったるコースと言えるでしょう。
ディヴィーナ
予想オッズ単勝4.9倍、2番人気です。
芝1,800向きということで2頭挙げましたが、1頭ぐらいはマイラーも入ると思うので、ディヴィーナを挙げておきます。
ディヴィーナは、サマーマイルシリーズで頑張ってましたね。残念ながら、中京記念・関屋記念と2走連続で2着に終わりました。
予想オッズの段階ですが、ディヴィーナとルージュスティリアが人気を分け合っており、ちょっとだけルージュスティリアがリードしている感じですが、ここ最近一緒に走ったヴィクトリアマイルと中京記念で、先着しているのはディヴィーナの方です。
ディヴィーナの方は中京記念のあとさらに関屋記念も使っているので、疲れが多少気になりますが、順調だからこそこのローテーションだとも言えるでしょう。
以上、注目馬3頭挙げました。
先週は3レースの展望記事を書いて、注目馬3頭が全て的中しました。(馬券はその通り買えず全外し)
正直、展望記事を書くときに選ぶ馬は、必ずしも「勝つ」と思って選んでもいないので微妙ですが、個人的には展望記事注目馬がどうなるか楽しみでもあります。