こんにちは、欅並子です。
今日は、今週日曜日に札幌競馬場で行われるG3競争・クイーンステークスのお話をします。
クイーンステークスは、1954年に4歳(現3歳)牝馬限定競走として創設されました。創設時は芝2,000メートルのレースでした。
開催場は中山競馬場と東京競馬場の間で行ったり来たりしたのち、1980年からは中山競馬場で行われるレースとして定着していました。
1991年からは、当時牝馬三冠の最後のレースであったエリザベス女王杯のトライアルレースとなります。1996年に秋華賞が創設され、距離を芝1,800メートルに改めて秋華賞のトライアルレースとなりました。
その後、2000年に牝馬の競走体系整備が行われた際に開催場を札幌競馬場に移し、出走資格も3歳限定から3歳以上の牝馬限定戦になり、レースの位置づけや性格が全く違った競走に生まれ変わりました。
(この変更に伴い、秋華賞トライアル競走としては新たに紫苑ステークスが創設されました。)
札幌で開催されるようになってもう20年も経つのですが、90年代後半の競馬に親しんだものとしては、ちょっと「慣れない」と思ってしまう札幌のクイーンステークスなのでした。
そんなクイーンステークスの、過去10年のデータで見る「3着以内に来やすい馬」はこんな感じ。
- 前走が中央場所(または海外)
- 前の年以降にJRAの芝2,000メートル以下のオープンで3着以内あり
- G1出走経験あり
そんなデータも踏まえつつ、今年の出走馬から注目馬を確認していきましょう。
※クイーンステークス(G3) オッズ | 2023年7月30日 札幌11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
こちらの情報を元に記事を書いています。
ドゥーラ
予想オッズ単勝3.4倍、1番人気です。
この馬、わたしの予想と相性が悪いんですよね。まあ、わたしの予想というより、人気に対して結果が良くないというか。
チューリップ賞が1番人気で15着、なのにオークスでは15番人気で3着に飛び込んで来るので、ほとんどの人が「わからん!」ってなってると思います。
3歳馬か古馬か、という見方をすると、このレースでは過去10年3歳馬が勝ったのは2017年のアエロリットの1回だけです。
とはいえ、そもそもこのレース、例年は3歳馬の出走が少ないのですね。
たまたま今年は4頭も出走しているため、なんとなく3歳馬vs古馬の図式が気になってしまうのですね。
どうでしょうね。わたしはなんとなく、やっぱり古馬の方が強いんじゃないかと思ってしまっているフシもあります。でも、ドゥーラのことだから買わないと来るんじゃないかって思っちゃいますよね。難しい。
イズジョーノキセキ
予想オッズ単勝12.8倍、6番人気です。
ヴィクトリアマイル狙いでマイルを走っていましたが、この馬はやはり芝1,800メートル以上が合う馬。
経験・実力考えると、少なくとも3歳のおこさまたちには負けないんじゃないかな~と思ったりします。2桁着順が続いているのでご機嫌的にどうかなあと心配になったりもするのですが、エリザベス女王杯10着からの有馬4着なんかもありますし、あまり気にしなくていいタイプなのかもしれません。
思ったより人気を下げているのなんでかなと思ったら、このレース別定戦ですが、斤量57キロが最重量なんですよね。3歳馬たちは51キロか52キロで出走できますから、やはりその分はちゃんと計算に入れる必要がありそうです。
サトノセシル
予想オッズ単勝14.8倍、8番人気です。
穴馬ですが、netkeibaを競馬新聞表示で見ると、結構印が付いていて気になる馬です。
クイーンステークスは3年連続3回目の出走。2021年は3着、2022年は2着。
なので、2023年は三度目の正直で1着があるかもしれません。
前走、あの宝塚記念2着スルーセブンシーズが勝った中山牝馬ステークス3着からの参戦ですね。4ヶ月半の休養明けになりますが、この馬、休養明けでも勝てる馬なので気にしなくて良さそうです。
戦歴を見ると、あまり大崩れをすることもなく堅実に走れるタイプですね。
ここまで難しいレースだと、こういう堅実なタイプの馬にすがりたくなりますね。
鞍上は、函館リーディングを取った佐々木大輔騎手。ここで、重賞初制覇があるかもしれません。
以上、クイーンステークスの展望でした。