欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

ローズステークス2023 牝馬三冠最後の1戦への出走をかけて

こんにちは、欅並子です。

 

今週末は3連休に併せて競馬が3日間開催になります。

16日(土)は阪神競馬場で障害の重賞・阪神ジャンプステークス(J・G3)、17日(日)は阪神競馬場でローズステークス(G2)、18日(月・祝)は中山競馬場でセントライト記念(G2)が開催されます。

秋競馬らしく華やかになってきましたね。

 

今日はその中でローズステークスについて見ていきたいと思います。

 

ローズステークスは1984年、4歳(現3歳)の牝馬限定戦として創設されました。

当初はエリザベス女王杯トライアルとして、京都競馬場の芝2,000mで10月に行われていましたが、1996年に秋華賞が創設されると、本競走は秋華賞トライアルとなり、阪神競馬場の芝2,000mで9月に開催されることになりました。

2007年からは距離が芝1,800メートルに短縮されました。

創設当初から、牝馬三冠の最後の一冠を見据えたトライアル競走として行われてきたレースですね。

本競走で3着以内の馬には、秋華賞の優先出走権が与えられます。

古の優勝馬には、のちに、牝馬三冠だった頃のエリザベス女王杯を勝つことになるヒシアマゾン、(秋華賞では結果を残せなかったけど)ヒシナタリーなどが名前を連ねており、個人的になんとなく思い入れがあるレースの一つです。

東の紫苑・西のローズという形で、秋華賞を占う重要なレースのひとつですが、ここ最近はローズステークス優勝馬が秋華賞を優勝しておらず、ローズステークス好きとしては少し寂しい気持ちです。

(ローズステークスを勝って秋華賞を勝った馬は、2012年のジェンティルドンナまで遡らなければなりません)

 

そんなローズステークスの、過去10年のデータから好走する馬の傾向を確認してみると、

  • 前走好走馬(5着以内)
  • 前走はオークス
  • 前走4番人気以内

と、書かれております。

つまり、オークスで好走していて、それ以来の出走となる馬、ということですね。

 

それでは、今年の出走馬から注目馬を確認していきましょう。

 

関西TVローズS(G2) オッズ | 2023年9月17日 阪神11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

こちらの情報を参考に記事を書いています。

 

ラヴェル

予想オッズ単勝11.8倍、6番人気です。

ラヴェルはわたしの好き馬なので、今回は予想というよりもこの馬の応援をします。(なので、あんまり予想はアテにしない方が良いです)

え、6番人気なの?って気持ちですね。

登録馬が発表された時には1番人気予想だったのですが、日が経つにつれ情報が増えて、非常に平凡な人気に落ち着いてしまいました。

ま、わたしにはその方が好都合だけどな!(強がり)

夏の間にレースを使って勝ち上がって来た馬、休養先で大きく成長して戻ってきた馬など、評判の馬がたくさんいる中で、ラヴェルの存在は若干地味にうつるのかもしれません。

ただ、オークスでも10番人気で4着に好走した通り、存在感の地味さと実際の強さは別のものですからね。

先週の競馬を見ても思いましたが、やはり好きな馬は信じて買うべし。

検索したら良いニュースも出てましたよ。キラキラのお写真付きでありがたやです。

 

tospo-keiba.jp

 

ブレイディヴェーグ

予想オッズ単勝2.9倍、1番人気です。

あくまでも予想オッズなので実際のところどうなのかはわかりませんが、この馬、初めて聞いたお名前ですね。

デビューこそ2歳の8月に果たしていますが2着で、2戦目は半年後の2月の未勝利戦。ここを勝って、またすこし間隔を開けて6月の終わりに3歳1勝クラスで2勝目をあげました。ニュース記事によると「2度の骨折で春のクラシック出走はかなわなかった」とのことで、「遅れてきた怪物」と評されています。

鞍上をルメール騎手が務めることも人気を押し上げていると思います。

ただまあ、このような実績では実際のところ「よくわかんないよね~」としか言えないですね。ひとまずパドックでしっかり確認したいと思います。

 

コンクシェル

予想オッズ単勝6.0倍、3番人気です。

うちのラヴェたんを差し置いて人気になる馬ってどないやねん、というわけで上位人気から名前を確認しております。

コンクシェルは、アネモネステークス2着で桜花賞の優先出走権を得て、桜花賞に出走しましたが結果は14番人気15着という成績でした。

桜花賞出走時点で1勝馬だったこの馬は、1勝クラスの条件戦を4戦目にして勝ち上がり、前走、8月に行われた不知火特別(2勝クラス)を連勝してここに臨んでいます。

桜花賞以来夏場も元気に中3~4週ぐらいでレースを使われており、既にキャリア11戦。1番人気予想のブレイディヴェーグとは対照的な過程を歩んできた馬と言っていいでしょう。

ちなみに、ここ最近の連勝は坂井瑠星騎手とのコンビで達成したものですが、ローズステークスで坂井騎手が手綱を取るのは元々のお手馬・ラヴェルなので、乗り替わりです。

それで、今回鞍上を務めるのは短期免許で来日中のJ.モレイラ騎手ですね。あらやだ、これは手強い。

 

以上、注目馬3頭確認しました。

ほかにも気になる馬がたくさんいますね。好き馬がいるのであんまり広い視野が持てないでいたのですが(笑)もしや、これって結構な混戦模様なんじゃないかしら。

難しいレースになりそうです。