こんにちは、欅並子です。
パークウインズ京都競馬場のレポートを半分まで書いたところで体調を崩し、続きを書くのが遅くなりました。
京都競馬場場内の様子をさらに詳しく見て行きましょう。
グルメ事情
今回訪れたパークウインズ期間、京都競馬場は大規模な工事が入っていて、かなり閉鎖されている部分が多かったです。
よって、グルメに関しては営業店舗が4つだけという、ちょっと残念な状況でした。
ゴールサイドスタンド1Fには2店舗。
中津からあげ「もり山」
こちらのお店は東京競馬場にもありますので、今回はパスです。
焼鳥「焼鳥かなざわ」
こちらは初めて見るお店。
焼鳥のほかに、唐揚げ、焼鳥丼、唐揚げ丼の取り扱いがあります。
もも串1本250円、生ビール(大)700円ですが、焼鳥2本と生ビール(大)のセット(Aセット)は1,000円とお得。
わたしは、ビール(大)だと少し多いので、焼鳥2本と生ビール(小)のセット(Bセット)を購入。こちらは900円でした。
しかし、買ったはいいけど食べる場所がない……!
立ち食い用のカウンターテーブル的なもの、普通はお店の近くにちょこっとあるもんじゃないですか。
でも、京都競馬場のスタンドにはそれがない。
立って使える机みたいなものはその辺にあるのですが、台の真ん中にマークカードの束が設置してあって、どう見てもマークカードを塗るための台です。
そこで何かを食べている人はいません。
スタンド内のベンチもだいたい埋まっていたし、座れたとてテーブルはなし。
結局建物の外に出てウロウロした結果、まともな食事場所が見つからず、結局パドックの段差に腰掛けて食べることになりました。
袋に入ってるとはいえ、焼鳥を地面に置いて写真を撮るわけにもいかんので、写真はありません。悲しい。
焼鳥は、甘辛いタレが絶妙で、お肉も柔らかくてとても美味しかったです。
「焼鳥かなざわ」さんは、京都に店舗を構える焼鳥屋さんのようですね。この甘辛味は、いかにも関西の味付けって感じがしました。
焼鳥だけではお腹が膨れないので、もうちょっといってみましょう。
ゴールサイドスタンド2Fへ移動。こちらでも2店舗営業していました。
かすうどん「KASUYA」
こちらも東京競馬場や中山競馬場でいつでも食べることができるので今回はパスです。
軽食・ドリンク「ル ブーケ」
サンドイッチやパンなどの軽食と飲み物を扱うお店です。
こちらでは、看板商品ぽいカレーパン(320円)を買ってみました。お供はレモンサワー(500円)。
やはり2Fもスタンド内に立ち食いテーブルのようなものはありませんので、座る場所を求めて外に出てみます。
スタンド2Fからパドック側に出てみると、開催時は上からパドックの馬が見下ろせるバルコニーのような場所があって、そこには大きめのベンチが沢山設置されていました。
今度は広々と座ることができたので、とりあえず座面にドリンクのカップを置いて、カレーパンの写真を撮ることができました。
正式名称「ゴロゴロビーフカレーパン」という名前の通り、中のカレーにはしっかり煮込まれて柔らかくなったビーフの塊がゴロゴロと入っていました。
これも美味しかったです。カレーパンってまあどこのパン屋にも大抵売られているものですし、普段だったら320円って高いなあって思っちゃうところですが、このカレーパンはなかなか食べ応えがあって満足です。
グルメレポートとは言えないレベルですが、とりあえず10月に京都開催が戻ってくるまで、パークウインズ京都競馬場はこんな感じですね。
場内の施設
では、あらためて競馬場の施設を見ていきましょう。
パドック
円形の旧パドックがあった位置からゴールサイド寄りに新設された楕円パドック。広さは多分東京競馬場のパドックと同じくらいかな?
ほどよい傾斜で見やすそうです。
スタンド2Fバルコニー
スタンド側からパドックが見下ろせます。
3F・4Fからも同じように見下ろせるようになっている様子。上の階には行けなかったですけどね。
(中央に写っているベンチでカレーパンを食べました。)
スタンド内
2FのUMAJOスポット前。
最近どこの競馬場にも設置されるようになったっぽい、テーブル付きのベンチがずらっと。ほぼ全部埋まってますね。
だいたいこんな感じですね。
広々としているけれど、どこか味気ない感じがする場内です(笑)
コース側
スタンド2Fからコースの方に出てみます。
ターフビジョンも工事中なので、ほっとんど人っ子ひとりいない状態。
噴水の向こうに、3コーナーの坂を臨む。スタンドは綺麗になりましたが、この風景はあまり昔と変わってないですね。
若干、スタンドの新しさと味気なさに気持ちが冷めかけていたのですが、懐かしさの不意打ちに遭ってちょっと動揺しました。
京都競馬場、青春の地ですよ。やっぱ、来てよかった。
振り返ると新スタンド。柵は、ハミの形をイメージして作られているそうです。
4コーナー寄りのスタンド。
改装して名前は「ステーションサイド」と変更されましたが、こちらは以前からあったスタンドそのままです。
行ってみていろいろ思い出ましたが、わたしは京都をホームグラウンドにしていた当時、4コーナー寄りのこちらのスタンドでレースを見ることが多かったです。
ゴール寄りのスタンドが混むのはどの競馬場でも同じですよね。
ゴールサイドに戻って、ウイナーズサークルとゴール板を確認。
あのスワンをかたどったゴール板は引退ですね。
ウイナーズサークルやゴール板の位置はおそらく変わってないと思います。
ウイナーズサークル付近の地面で見つけた、京都オリジナル・公家ターフィーのマンホールのフタ。かわいい。
これ、場内に1つしかないそうですよ!
ターフィーショップ
コースとは真逆の、ステーションゲート(駅からの歩道橋の終着点に当たる部分)の建物1Fに、ちょっと仮設感満載のターフィーショップが営業していました。
多分、仮設。かなあ??
それとも、使い込まれていくウチに馴染んでくる的なやつかな。売ってるものは普通です。
その他、記念碑的なやつ
モチノキ時計
旧パドックの中心にそびえ立っていた大きな木は、かなりの老木で傷みもあったため移設は叶わず、改修の際に残念ながら伐採されてしまいました。
まあ、実際ちょっと邪魔だったし、パドック的には新しい形のほうがずっと見やすいと思います。
あの木はモチノキという種類の木だったのですね。
断面を活かした時計となって、新たな樹生(?)を歩むことになりました。
ライスシャワー碑
これは改修前からあるものですね。
淀に愛され淀に散った孤高のステイヤー、なんてね。
わたしが初めて競馬場に来た日に起きた、悲しい出来事でした。
わたしにできることは、静かに手を合わせることぐらいですが。
あの日の宝塚記念、無事にレースを終えたほかの馬だって、今となっては、たぶんもう誰もこの世にはいない。
手を合わせる場所がある馬のほうが少ないぐらいだということを考えると、ここにこの石碑があることの意味がよくわからなくなってくる。
そんなことを思いました。
まとめ
競馬場としては完全な姿ではなかったけれど、久しぶりの京都競馬場、最大限しっかり見て回れたと思います。むしろ、開催じゃなかったからこそ感じられたこともあったのかもしれません。
今回の印象としては、NEW京都競馬場、正直ちょっと味気ない競馬場になっちゃったなーという感じは否めないのですが、おそらく全体の30%ぐらいのパワーで省エネ運営していた状態でそう決めつけるのは少々早いと思います。
いつか、フルオープンの状態で、競馬開催をやってる京都競馬場にも遊びに行ってレポートをお届けしたいと思います。