欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

パークウインズ京都競馬場に行ってきました(1) 懐かしさと新しさでお腹いっぱい

 

こんにちは、欅並子です。

 

先日、大阪の実家へ帰省してきたついでに、京都競馬場を見に行ってきましたので、そのレポートをお届けしたいと思います。

わたしの実家は、大阪の中でもどちらかというと京都寄りの地域にあります。

そのため、実家にいた頃に競馬を見始めたわたしにとっては京都競馬場がホームグラウンドで、かなりの頻度で足を運んでいたものでした。

でも、結婚を機に実家を離れて、ほどなくしてあまり競馬を見なくなりました。

子育てに追われて20年以上のブランクを経て昨年からまた競馬を見始めたわたしにとって、京都競馬場はかすかな記憶しかない思い出の地であります。

京都競馬場は大規模な改修工事を経て、今年4月に新装オープンしたということもあり、新しいスタンドにも興味があったので、いつか見に行きたいなとは思っていました。

本当は開催中に遊びに行きたかったのですが、帰省と合わせるとなると、どうしても今の時期になってしまいます。

開催中のレポートは今後のお楽しみということで、まずはパークウインズ時の京都競馬場の様子をお伝えしたいと思います。

 

アクセス

京都競馬場の最寄り駅は、京阪電鉄の「淀」という駅になります。京都競馬場の愛称「淀」ですね。

新幹線で京都駅に着いたら、まずは近鉄電車に乗り換えます。

奈良行きの電車に乗り、急行なら3駅・10分ほどで「丹波橋」という駅に着きますので、そこで京阪に乗り換え。大阪方面へ向かう各駅停車(普通または準急)で3駅で「淀」に到着。乗り換えを含めて30分もかからないぐらいのアクセスです。

 

駅に着いたらもうホームから京都競馬場が見えます。

手前に見ている建物は、京都競馬場のステーションサイドというスタンドで、こちらは大規模改装の際にも壊さず残されたもので、わたしが若い頃に通い詰めた頃そのままの姿をとどめています。

いやー、やっぱ懐かしいわ。

 

 

昔々の話をしますと、京阪の淀駅は元々は高架化が済んでおらず、地上駅でした。

駅から京都競馬場は見えなかったし、改札を出てから踏切を渡り、競馬客目当ての飲み屋が建ち並ぶ、ごちゃっとした地べたの街をしばらく歩いて競馬場に行く感じだったんですよね。

今は、競馬場への専用改札まで整備されていて、

 

 

駅から競馬場まで直結の歩道橋で一直線で競馬場にたどり着くことができます。

 

 

はい、到着。こちらが京都競馬場の「ステーションゲート」という入口になります。

 

パークウインズの営業状況

京都競馬場、グランドオープンと言いつつまだ整備の途中だったようです。

夏競馬の期間を利用して、大規模な工事が行われていました。

駅から見えた「ステーションサイド」と呼ばれる旧スタンドは改修工事のため全体的に閉鎖。新スタンド「ゴールサイド」も、1~2階の2フロアしかオープンしていませんでした。

 

 

営業している飲食店はなんと4つだけ。

ターフビジョンも工事中!

これはヤバい時に来てしまったという感じです(笑)

 

ゴールサイドスタンド1階は通常の馬券発売機も設置されたフロア、2階はUMACA発売機のみとなっていました。

UMACAの導入もずいぶん進んでいる様子で、フロアによって混雑具合にそれほど違いはありませんでした。

駅で電車を降りてから感じていたことですが、府中のパークウインズ時に比べてもずいぶんひっそりとした印象ですね。やはり開放されているエリアがかなり少ないこともあって、来場を控えている方も多いのかもしれません。

とはいえ、館内の涼しいところにあるベンチはかなり席が埋まっており、ゆっくり座れる場所を見つけるのは難しい感じではありました。

 

「三冠馬」推しの場内

 

ここは、以前パドックがあった場所。円形だった旧パドックの面影を残した芝生広場になっていました。パドックだった頃に出走馬の情報を映し出していた電光掲示板の位置にそのまま大型モニターが設置されています。

テーブルと椅子が設置されていて利用者もそこそこいますが、炎天下でめちゃくちゃ暑く、この季節に長居できる場所ではありません。

 

 

広場の傍らに、最新の三冠馬であるコントレイルの像。

さすがに実物大ではありませんが、かなり大きいです。1/2スケールぐらいかな。

京都競馬場は、「三冠馬が生まれる舞台」ということを前面に押し出したプロモーションをしていくようで、あちこちで三冠馬にちなんだ展示を行っています。

 

 

これは、テレビの取材でも散々映像が流れていたので皆さんおなじみだろうと思われる三冠ロードというコーナーです。歴代の三冠馬の銅像がずらりと並べられています。

全部の銅像の写真を撮りましたけど、まあ正直そんなに面白いものでもないのでサラッとね。

 

 

わたしにとって三冠馬といえば、やっぱりナリタブライアンかな。

三冠馬になった瞬間はまだ見てなかったけど、現役時代を知っていますし牧場にも会いに行きました。

ここの銅像、ちゃんとシャドーロールも付けているんですよ。

 

過去の銅像よりも、やっぱり気になったのは、こちらですよね。

 

 

今年の秋華賞での三冠牝馬誕生に備えて、もう場所取ってある(笑)

 

ステーションゲート側から三冠ロードを抜けて、歩いて行くと、駐車場利用者などの入退場に便利なもうひとつの入退場門へ。こちらのゲート、「三冠ゲート」と名付けられており、門の両サイドに三冠馬の写真が展示されていました。

 

 

ほかにも、ゴールサイドスタンド2階にこんなコーナーがあったり。

 

 

ここまで推されると、さすがに三冠馬ももういいかなって気持ちになってくる。

それにしても三冠馬って意外とたくさんいるんですよね。

わたしが競馬を始めた頃には、三冠牝馬ってメジロラモーヌしかいなかったけど、20年競馬から離れていた間に5頭も誕生してた。そして今年7頭目の三冠牝馬誕生なるか。

新装オープン記念にもなりますし、きっと京都競馬場はその瞬間を大いに期待しているんでしょうね。

そんな気持ちがひしひしと伝わる展示の数々でした。

 

では、パークウインズ京都競馬場レポート、前半戦ここまで。