欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

みやこステークス2023 チャンピオンズカップを目指して争うダート重賞

こんにちは、欅並子です。

 

今週は、地方競馬の祭典JBCと、アメリカのブリーダーズカップが行われますね。

JRAではG1こそお休みですが、重賞は4つも予定されていて、秋競馬たけなわという感じですね。

土曜日には、東西で2歳重賞がふたつ。東京競馬場で京王杯2歳ステークス、京都競馬場ではファンタジーステークスがあります。

日曜日には、東京競馬場でアルゼンチン共和国杯、京都競馬場でみやこステークス。

忙しい週末になりそうです。

個人的には、今週は土曜日に用事があって日曜日しか競馬を見られないので、当ブログでは日曜の重賞2つについて取り上げることにします。

 

今日はみやこステークスについて書いていきます。

みやこステークスは、わたしの中で「そんな重賞あったっけ」ってなるレースのひとつです。わたしは、2000年代に入ってから20年ほど競馬を真面目に見ていなかったブランクがありますので、その間に新設されたり名前が変わったりした重賞はだいたい「そんな重賞あったっけ」になります。みやこステークスもその中の一つです。

みやこステークスは、2010年に新設されたダートの重賞競走ですね。

前年まで京都競馬場のダート1,800メートルで行われていたオープン特別「トパーズステークス」を重賞に格上げし、距離はそのまま、競走名を変更して新設されたものです。

ジャパンカップダート(2014年よりチャンピオンズカップに改称)の前哨戦として創設され、2014年からは、1着馬にチャンピオンズカップの優先出走権が与えられるようになりました。

2018年はJBCが京都競馬場で開催された関係で、みやこステークスの開催は休止されました。

今回は2018年を除いた過去10年(9回)分のデータで、好走馬の条件を見ていきたいと思います。

  • 下位人気の馬にもチャンスあり
  • どちらかといえば前走でも好走している馬
  • 前走もダート1,600~2,000

昨年(2022年)の優勝馬は11番人気のサンライズホープ。

サンライズホープは前走シリウスステークス(G3)で12着からの参戦で、11番人気でした。前走好走しているわけでもなく、なかなかこういう馬をデータで見つけるのは難しい気がします。

 

では、今年の出走馬から注目馬を確認していきましょう。

 

みやこステークス(G3) オッズ | 2023年11月5日 京都11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

こちらの内容をもとに記事を書いています。

 

セラフィックコール

予想オッズ単勝2.4倍、1番人気です。

今年2月にちょっと遅めのデビューを果たしてから、4戦4勝。負けなしでオープンまで上がって来た馬です。

人気は常に1番人気。今回も1番人気に推されることになりそうです。

4戦4勝負けなしというと圧倒的に強い馬のようですが、実は4戦すべてで「出遅れ」の表記あり。それほど安定感があるというわけでもなさそうです。

前走が3勝クラスですから、今回は相手のレベルがちょっと違うかもしれません。

データのところで触れませんでしたが、みやこステークスは、過去5回の3着以内馬延べ15頭のうち14頭は5歳以上だったというデータがあります。そして、残りの1頭というのは2年前に優勝したメイショウハリオで、当時4歳でした。

さらに10年前まで遡ってみましたが、3歳馬は最高で2着まで。優勝してないんですね。

もしかしたら、ちょっと危険な1番人気なのかもしれません。

 

サンライズホープ

予想オッズ単勝65.2倍、9番人気です。

昨年はこの馬が11番人気で優勝して波乱になりました。結局去年のみやこステークス以来なかなか結果が出せず、1年経ってみれば去年と似たような人気で出走となりました。

でも、それがこの馬のパターンなのかもしれません。昨年みやこステークスを勝ったときも、前回の重賞勝ちから1年以上あけての久々の勝利で、その間のレース結果は2桁着順も含む、パッとしない成績が並んでいます。

こういう馬を買うのはなかなか難しいのですが、こんな感じで重賞2勝もしている馬なのですから力はあると思います。

ちょっと狙ってみたい感じではあります。

 

タイセイドレフォン

予想オッズ単勝11.7倍、4番人気です。

3頭目どうしようか迷いました。データ的には若い馬より5歳以上の馬が強いという話ですが、出走予定の馬たちを見ていると4歳以下の馬の方に勢いを感じます。

前走3勝クラスを勝ってオープン入りしたばかりという馬たちも人気になっていますが、今回は4歳の中でも早くからオープンで結果を残して堅実に走っているこの馬に注目してみたいと思います。

前走の太秦ステークスは、京都のダート1,800メートルということで今回と同じ舞台になります。太秦ステークス組は4頭いますが、その中で最先着の2着です。

 

以上、注目馬3頭挙げました。

ハピが出走予定と聞いていたので楽しみにしていたのですが、直前になって回避となりました。(爪の不調とか?)ちょっと寂しいですね。