こんにちは、欅並子です。
今週は、4つの重賞が予定されていますが、当ブログでは日曜日の重賞の展望を書いています。
今日は、アルゼンチン共和国杯についてお話ししていきたいと思います。
アルゼンチン共和国杯は、1963年にアルゼンチンジョッキークラブから優勝カップの寄贈を受け「アルゼンチンジョッキークラブカップ」の名称で創設されました。
1974年に、アルゼンチン競馬の管轄がアルゼンチンジョッキークラブから国へ移管されたことを受けて、翌1975年から現在の「アルゼンチン共和国杯」という名称に変更されました。
第1回は5月に東京の芝2,300メートルで開催されましたが、その後距離や時期にいろいろ変遷がありつつ、1984年、アルゼンチン共和国杯は現在と同じ11月の東京芝2,500メートルで開催されるレースとなりました。
それまで春秋2回開催されていた目黒記念が1984年から春に1回だけ開催されることになって、アルゼンチン共和国杯が、秋の目黒記念の代替として11月に移された、という経緯があるようですね。その時に、アルゼンチン共和国杯は目黒記念と同じG2に格付けされました。
ジャパンカップまで中2週というローテーションになることもあって、優先出走権などが与えられるようなレースではないですが、ここからジャパンカップ出走を目指す馬も毎年出走します。また、年末の有馬記念など、大舞台への挑戦を目指す馬たちの目標となっているレースでもあります。
昨年の優勝馬・ブレークアップはここを勝って有馬記念に出走しました。現在はオーストラリアに遠征中ですね。
昨年は、展望記事の段階で、この舞台ではディープインパクト産駒があんまり活躍しないんだよ、みたいな話をして注目馬を選んでいたのですが、非ディープ産駒にもかかわらずブレークアップを選びきれず、ちょっと悔しかったことを思い出しました。
今年はどうでしょうかね。
では、今年の出走馬から注目馬を確認していきましょう。
※アルゼンチン共和国杯(G2) オッズ | 2023年11月5日 東京11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
こちらの情報をもとに記事を書いています。
ヒートオンビート
予想オッズ単勝倍、2番人気です。
昨年も、非ディープ系でという話の流れでこの馬を展望記事で挙げて、パドックでも指名しました。結果は3着。
今年春に目黒記念を勝ちました。先ほどの話ですが、こちら、ある意味秋の目黒記念ですからね。いいんじゃないでしょうか。
前走・京都大賞典で9着に敗れているため少し人気を下げるかと思いましたが、直線で不利があったということもあり、今回も2番人気です。
ただ、トップハンデで59キロはちょっと心配?
そう、このレースはハンデ戦なのでした。昨年57キロから、目黒記念優勝を経て2キロ増がどう影響するか、そこは気になりますね。
マイネルウィルトス
予想オッズ単勝12.8倍、4番人気です。
過去のアルゼンチン共和国杯の結果をサラッと見てると、スクリーンヒーロー産駒が2,3着に来ている年がある。
スクリーンヒーロー産駒といえば、わたしの好き馬・ボルドグフーシュがいますが、彼がここにいたならと思わずにはいられません。
で、スクリーンヒーロー産駒ということでこの馬です。
スクリーンヒーロー産駒が2,3着に来ている年といえば、2021年のことで、よく見りゃそうです、マイネルウィルトスがその年の2着なのでした。
8歳ですが、今年の函館記念で丸1年の休養を経て復帰して、これが4戦目となります。
重賞未勝利ですが、アルゼンチン共和国杯や目黒記念などG2で活躍があり、この舞台ならまた期待できそうです。斤量は57キロです。
チャックネイト
予想オッズ単勝13.1倍、6番人気です。
このメンバーだと5歳でもなんとなくフレッシュに感じてしまう。
3歳デビューだったこともあり、戦績のリストもそれほど長ーくなっていませんね。14戦4勝。前走・六社ステークス(3勝クラス)を勝って重賞初挑戦です。
昨年優勝のブレークアップが同じく六社ステークスを勝っての参戦だったのでちょっと注目してみます。
ハーツクライ産駒もこのレースとは相性いいですよね。斤量56キロも良い感じ。
いいと思います。
以上、注目馬3頭挙げました。なかなか渋くて面白いレースになりそうです。
ディープ産駒という理由だけで、あえて1番人気予想のゼッフィーロを外して書いてみました。どうなることやら。