欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

有馬記念2022 枠順決定。気になる馬を挙げていきます

こんにちは、欅並子です。

 

昨日は有馬記念の枠順抽選会やってましたね。わたしはテレビではなくYouTubeで見ました。

画面の横でコメントが流れるのを見てる方が面白かったので。

会場はなんとも微妙な緊張感があって、素直に「盛り上がりましたね!」って感じの雰囲気ではなかったですよね。

手袋をしたままの手でクルクル巻かれた紙を伸ばすなんて、不器用がバレる。自分だったらやりたくない役目だなと思いながら見ていました。

ともあれ、枠順決定。泣いても笑ってもこの順番に並んでの発走です。

 

わたしが昨日名前を挙げた3頭の枠順を確認します。

 

イクイノックス 5枠9番

ジェラルディーナ 3枠5番

ボルドグフーシュ 2枠3番

 

3頭とも、すごく良いんじゃないでしょうか。強い馬ってくじ運もいいよなあって思うんですよね。

 

では、今日の注目馬行ってみましょう。

 

タイトルホルダーとエフフォーリア

タイトルホルダーは、予想オッズ単勝2.8倍、2番人気です。

エフフォーリアは、予想オッズ単勝11.3倍、6番人気です。

ファン投票で1位と2位の2頭を、まとめて呼び出してすみません。

わたしは20年以上のブランクを経てこの秋からしっかり競馬を見始めたもので、エフフォーリアが勝った昨年の有馬記念も、タイトルホルダーの天皇賞(春)・宝塚記念も、テレビの前で見てはいたものの、見ていたのは「点」だけで、前後のつながりを線で感じてはいませんでした。

だから、結果を見ても「ふーん」って感じで、終わったらすぐに忘れてしまう。

自分にとって競馬とは、長い間そういう存在でした。

エフフォーリアとタイトルホルダーは、わたしにとっては「ちょっと前の知らない競馬」の代表です。

そういうわけで、どうしても、秋以降に活躍した「知ってる」馬を応援したくなりますが、ちょっと前の知らない競馬は、もう過去の競馬なのか。それともまだまだ続いている今の競馬なのか。

有馬記念はそれを確認する良い機会なのかもしれません。

 

ブレークアップとラストドラフト

ブレークアップは、予想オッズ単勝77.9倍、9番人気です。

ラストドラフトは、予想オッズ単勝246.6倍、16番人気です。

またもや、2頭まとめての呼び出しです。

この2頭の共通点は、まずひとつ、前走・アルゼンチン共和国杯からの参戦であること。

もうひとつは、父が同じノヴェリストの産駒であることです。

アルゼンチン共和国杯の予想をして面白かったのは、この2頭の関係を発見できたことです。

 

www.keyaki-namiko.com

 

アルゼンチン共和国杯の展望をする時にわたしは「非根幹距離」という言葉を知って、その特徴について学びました。

そんな予習も踏まえつつ予想をしたのですが、わたしがアルゼンチン共和国杯の予想で最後に名前を挙げたのは、勝ったブレークアップではなくて、もう1頭のノヴェリスト産駒ラストドラフトの方でした。

ノヴェリストの産駒で重賞を勝っているのはブレークアップとラストドラフトの2頭だけです。ブレークアップがアルゼンチン共和国杯を勝つまでは、ラストドラフトの1頭だけだったんですね。

そんな貴重なノヴェリスト産駒の重賞ウイナーが2頭とも顔を揃えている有馬記念。

なんかちょっと面白いなって思いました。

ノヴェリストといえば、今年のエリザベス女王杯でアイルランドから来日したマジカルラグーンという馬の半兄でもあって、当ブログではなにげに、最も名前を挙げた回数が多かった種牡馬かもしれません。

 

ヴェラアズール

予想オッズ単勝10.6倍、5番人気です。

3枠6番という絶好の枠を引き当てたヴェラアズール。ジャパンカップを勝った時も同じ3枠6番だったということで、昨日の抽選会でクジを選んだ松山弘平騎手が喜んでいました。

鞍上の松山弘平騎手は前々走の京都大賞典で騎乗しヴェラアズールを重賞ウイナーにしましたが、ジャパンカップではR.ムーア騎手に乗り替わりになってしまいました。また再び松山騎手に手綱が戻ってどんな走りをしてくれるか楽しみです。

出走馬中ただ1頭の青毛の馬ですね。名前はスペイン語で「青い帆」という意味。

お母さんがヴェラブランカ、「白い帆」。お母さんはクロフネ産駒の芦毛さんです。なんか素敵じゃないですかー。

わたしは京都大賞典ではノーマークにしてしまったこの馬ですが、ジャパンカップでは本命にしました。

ただ、この馬は東京向きだと言われている記事をよく見かけます。また、有馬記念はジャパンカップより相手が強いから思い通りの競馬ができるかどうか?とも。

確かに、ジャパンカップはすごく強かったと思いますけど、タイプ的に、どんなレースでも勝つべくして勝つ馬というよりは、得意な戦法がハマれば勝てる馬って感じはしなくもないんですよねー。

あとは、YouTubeなどでチラッと最近の映像などを見ましたが、なんとなくジャパンカップの後疲れが出てそうな馬体が気になる瞬間もありました。

厩舎のコメントでは終始「疲れもなく順調」と出ているのですがね。

パドックでよく見極めたい1頭です。

 

今日は、ちょっと変則的に5頭の馬の名前を挙げました。

毎週どんなレースがあるか考えて、出走馬のことを調べて、当日楽しみに結果を待つようになって、最近では、競馬を線でとらえられるようになりました。

競馬って、線で見られるようになってからが面白いですよね。

今年の締めくくりの有馬記念、本当に楽しみです。