こんにちは、欅並子です。
先週が土日月の3日間開催だったおかげで、1週間があっという間な気がします。
もう今週末の展望をする時期が来てしまいました。
今週は、日曜日に重賞が2つ。阪神競馬場では神戸新聞杯(G2)、中山競馬場ではオールカマー(G2)が開催されます。
どちらも注目度の高いレースで楽しみです。
今日は、先に神戸新聞杯について見て行きたいと思います。
神戸新聞杯は、1953年に「神戸盃」の名称で創設されたレースが元になっています。創設時から4歳(現3歳)馬限定の競走でした。
創設時は阪神競馬場の芝2,000メートルで行われるレースでしたが、阪神競馬場の馬場改修で外回りコースが新設された2007年に芝2,400メートルに変更され現在に至ります。
ただ、京都競馬場の改修の影響で近3年は中京競馬場の芝2,200メートルで開催されており、阪神競馬場・芝2,400メートルの舞台で行われるのは4年ぶりということになります。
菊花賞トライアル競走で、上位3着までの馬に菊花賞への優先出走権が与えられます。
ディープインパクトやオルフェーヴル、コントレイルといったここ最近の三冠馬は神戸新聞杯を勝って菊花賞へ弾みをつけていますし、それ以外にも1着馬から多くの菊花賞馬やのちのG1馬を輩出しているとても重要なレースと言えるでしょう。
過去10年のデータによると、
- キャリア7戦以内の馬
- 前走4着以内
- JRAの重賞で3着以内の経験がある馬
こういう馬の好走率が高いということです。
では、今年の出走馬から注目馬を確認していきましょう。
※神戸新聞杯(G2) オッズ | 2023年9月24日 阪神11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
予想オッズなどの情報はこちらのサイトを参考にしています。
ファントムシーフ
予想オッズ単勝4.4倍、2番人気です。
ファントムシーフ。皐月賞のパドック予想では2番手の評価をして、惜しくも3着。懲りずにダービーは◎をつけましたが、8着。
2歳のホープフルステークスあたりから気に掛けていた馬で、共同通信杯では重賞勝利も果たしましたが、なかなかG1となるとなかなか厳しいようで。
血統的に、このあと菊花賞へ進むのかどうかはちょっと気になるところですが、それも神戸新聞杯の結果を見て、ということなのでしょうか。
神戸新聞杯の2,400メートルも、ダービーの結果から考えるとちょっと長いのでは、という気がしなくもない。どうなんでしょうね。
鞍上は、ダービーの時「向こう正面で勇気が足りなかった」とのコメントが印象的だった武豊騎手が引き続き務めます。
ハーツコンチェルト
予想オッズ単勝4.2倍、1番人気です。
青葉賞2着で強いってわかってたのに、ダービーでは無印にしてしまったハーツコンチェルト。さすがにダービー3着馬ですから、ここで無視するわけにはいかないですよね。
この馬も、2歳の頃から注目を集めていて堅実に走っていますが、今の時点ではまだまだ1勝馬。できればここで菊花賞への切符を確実にしたいというところでしょうか。
現時点では予想オッズなのでなんとも言えないところですが、正直わたしはこの馬よりファントムシーフの方が強いかな、とは思ってます。
ただ、ダービーの結果が結果なのでなんとも言い返せないところもある。
どうでしょう。わたしは現時点では、ちょっと危険な人気馬と言ってみたい気持ちです。
ナイトインロンドン
予想オッズ単勝7.1倍、4番人気です。
3連勝中のこの馬。上がり馬枠からはこの馬を注目します。
前走は、3勝クラスの阿寒湖特別。このレースは、ヒシアマゾンの孫ということで応援しているヒシシュシュが出走していたため注目していたレースです。
ヒシシュシュは6番人気で7着に終わり、ただただナイトインロンドンの強さが際立つレースでした。
新馬戦は芝2,000メートルで、それ以降2,400メートル以上のレースで勝ちを重ねています。(阿寒湖特別は2,600メートル)長距離戦が得意な馬っていうのもそれはそれでかなり魅力的ですよね。結構好きなタイプです。
父・グレーターロンドンはマイラーから短距離寄りで活躍した馬ですし、同じグレーターロンドン産駒で現時点での代表産駒・ロンドンプランもスプリント路線を行っていますので、なんか面白いなあって思うんですけど、この感じは、毛色を受け継いでいる母父・メジロマックイーンなのかなあ。
ここで4連勝、もしくは菊花賞の出走権を手に入れられれば面白いなと思います。
現時点で予想オッズが4番人気だから、結構注目を集めていますよね。
以上、注目馬3頭挙げました。
先週のセントライト記念に比べて、絶対的な軸がない感じですね。難しいレースになりそうです。