こんにちは、欅並子です。
今週は土日あわせて重賞が3つ予定されていますが、日曜日は私用のため競馬をリアルタイムで観戦することができません。
なので、日曜日の展望記事はお休みしようかなーとも思ったのですが、金鯱賞は良いメンバーが揃いましたし、事前の予想だけでも面白いと思ったので書くことにしました。(フィリーズレビューの展望はお休みします。今年の3歳戦、ちょっと難しすぎて心が折れそうです)
というわけで、今日は金鯱賞について書きます。
金鯱賞は、中京競馬場の芝2,000メートルで行われるG2競走です。今年は、「JRA70周年記念」という冠がつけられています。3月末に行われる大阪杯の前哨戦として位置づけられており、1着馬には大阪杯への優先出走権が与えられます。
金鯱賞が大阪杯の前哨戦として、現在の時期に行われるようになってから今年で8回目。過去7年の結果をもとに、3着以内に好走しそうな馬のデータを確認していきましょう。
- 1番人気
- 4歳馬
- 前走は5着以内
このようになりました。もう少し詳しく見ていきましょう。
- 1番人気。過去7年のデータで、1番人気の馬はの成績は[5-1-1-0]です。なんと、3着以内率100%。買いましょう、1番人気。
- 4歳馬。過去7年で好走率が高いのは4歳馬で、20頭が出走して8頭が3着以内に入っています。4歳馬の中でも3歳時にクラシックに出走していた馬が[3-2-0-7]という成績を残しています。今回の出走予定馬の中で4歳馬は4頭です。
シーズンリッチ 日本ダービー7着、菊花賞12着
ドゥレッツァ 菊花賞1着
ノッキングポイント 日本ダービー5着、菊花賞15着
ブレイヴロッカー クラシック出走無し - 前走5着以内。過去7年では前走で5着以内に入っていた馬の好走率が高くなっています。前走で6着以下に敗れていた馬からも6頭が馬券に絡んでいますが、そのうち5頭はそのレースが国内外のG1だったというデータもあります。5着以内がいいけど、G1だったらそれより下でもまあ仕方ないねって感じですかね。
まずは前走5着以内の馬を挙げます。
エアサージュ 飛鳥S(3勝)1着
ドゥレッツァ 菊花賞(G1)1着
ハヤヤッコ 中日新聞杯(G3)2着
プログノーシス 香港カップ(G1)5着
ヤマニンサルバム 中日新聞杯(G3)1着
ヨーホーレイク 日経新春杯(G2)1着←ただし2年1ヶ月前
ワイドエンペラー コパノリッキーカップ(3勝)4着
で、前走がG1で6着以下だったのは4歳馬の2頭です。
シーズンリッチ 菊花賞(G1)12着
ノッキングポイント 菊花賞(G1)15着
前走が5着以内だったら、3勝クラスでもいいのかしら…だいぶ差がある気がします。あとは、2年1ヶ月前でも前走って言っていいのかしらというのも気になるところです。
では、出走予定馬全頭について少しずつですが確認していきましょう。
※金鯱賞(G2) オッズ | 2024年3月10日 中京11R レース情報(JRA) - netkeiba
こちらの内容を参考に記事を書いています。
シーズンリッチ
1枠1番 予想オッズ単勝52.9倍、11番人気です。
4歳牡馬。データ的に好走の条件にあてはまる、クラシックに出走経験のある4歳馬です。前走は菊花賞で12着でしたが、昨年春に毎日杯(G3)を勝った重賞馬です。距離適性はまだちょっとよくわかりませんが、芝1,800~2,000ぐらいの馬なのかもしれないですね。
ワイドエンペラー
2枠2番 予想オッズ単勝50.7倍、10番人気です。
6歳牡馬。3勝クラスの馬で、格上挑戦になります。3勝クラスに上がってから丸2年と1ヶ月の間に2着3回。重賞の出走は2回目です。先週デビューしたばかりの新人ジョッキー・高杉吏麒騎手が、デビュー2週目にして重賞初騎乗。人馬共に格上挑戦ですね。
ドゥレッツァ
3枠3番 予想オッズ単勝2.0倍、1番人気です。
4歳牡馬。昨年の菊花賞馬です。菊花賞の後、有馬記念には出走しなかったので、結局有力馬との力関係がよくわからないまま、ここで4歳シーズン始動となります。普通に考えれば間違いなく強い馬ですよね。3歳の春から夏にかけてじっくり条件戦を連勝して、菊花賞は重賞初挑戦でしたが、6月から古馬に混じった条件戦で揉まれてきていたんですよね。
プログノーシス
4枠4番 予想オッズ単勝2.8倍、2番人気です。
6歳の牡馬です。昨年の金鯱賞優勝馬です。その後も大活躍でしたよね。前走は香港カップ(G1)で5着でした。G1勝ちが欲しい馬ですから、ここは負けていられないと思います。昨年は順調さを欠いて大阪杯を回避しましたが、今年はどうでしょうか。この馬とドゥレッツァで1番人気を争うと思われましたが、少しオッズに差が付いてきました。当日どうなるかも注目です。
ブレイヴロッカー
4枠5番 予想オッズ単勝28.5倍、7番人気です。
4歳の牡馬です。こちらはクラシックに出走していない4歳馬になります。4歳にしてキャリア18戦。条件戦ひとつ勝ち上がるのに時間をかけてきた馬ですが、3勝クラスだけは連勝で駆け上がってオープン入りしました。前走は京都記念(G2)で6着。実はこの馬大崩れはしなくて、これまでに出走してきたほとんどのレースで掲示板に入っています。(最低でも6着まで)
ヨーホーレイク
5枠6番 予想オッズ単勝19.2倍、6番人気です。
6歳の牡馬。馬柱に「中111週」「2年1ヶ月休養」という文字を見ました。おそらく今まで見た中で最長じゃないでしょうか。わたしがちゃんと競馬を見始めたのが2022年の夏からなので、この馬が活躍していた頃のことは知りません。休養の原因は屈腱炎。屈腱炎を克服しての復活、大変なことです。前走と言っていいのかわかりませんが、中京競馬場で行われた日経新春杯(芝2,200)を勝ったのが最後です。このときの2着が、ステラヴェローチェ。先週大阪城S(L)を勝っていましたね。ヨーホーレイクも同い年です。まだまだ元気な世代ですね。
ヤマニンサルバム
5枠7番 予想オッズ単勝10.5倍、3番人気です。
5歳の牡馬です。前走・中日新聞杯(G3)で念願の重賞価値を果たしました。昨年の金鯱賞では7着と奮いませんでしたが、芝2,000メートルのレースは得意としています。また、中京競馬場が大好きみたいで、20戦6勝のキャリアのうち、5勝が中京競馬場で行われたレースです。あと1勝は東京競馬場なので、左回り専用と言っていいと思います。
バラジ
6枠8番 予想オッズ単勝66.2倍、12番人気です。
5歳のセン馬です。昨年3月に3勝クラスを勝ってオープン入り。オープンではまだ勝ちがありません。昨年9月の新潟記念(G3)で5着が最高位です。芝2,000~2,400で使って、右回り左回りどちらにも好走歴があります。中京競馬場は初めてのコースです。
ノッキングポイント
6枠9番 予想オッズ単勝14.2倍、4番人気です。
4歳の牡馬。前走は菊花賞で15着でした。春は毎日杯で2着から日本ダービーに出走(5着)。9月に古馬に混じって新潟記念を勝って菊花賞に出走しました。菊花賞の着順は奮いませんでしたが、距離の問題だろうと思います。今回の芝2,000の舞台ならそこまでの差はつかないのではないでしょうか。
アラタ
7枠10番 予想オッズ単勝45.8倍、9番人気です。
7歳の牡馬です。昨年の金鯱賞では3着に好走しました。その後、夏には函館の巴賞(OP)で2年ぶりの勝利をあげました。その後重賞を3走していますが良い結果は出ていません。前走は中山金杯(G3)で13着です。
エアサージュ
7枠11番 予想オッズ単勝14.7倍、5番人気です。
6歳の牡馬です。前走は飛鳥S(3賞クラス)を勝ち上がって、今回オープン入り最初の重賞挑戦となります。3歳時には菊花賞にも出走した馬です(結果は8着)。3勝クラスは3戦連続で2着したのちの勝ち上がりでした。
ハヤヤッコ
8枠12番 予想オッズ単勝31.8倍、8番人気です。
8歳の牡馬です。前走は中日新聞杯(G3)で2着に好走。13番人気を跳ね返しての2着でした。中日新聞杯は今回と同じ舞台で行われたレースです。昨年の金鯱賞でも4着に健闘しており、コース適性・距離適性については問題ないですね。
レッドジェネシス
予想オッズ単勝278.4倍、13番人気です。
6歳のセン馬。前走は阪神のダート2,000メートルで行われた仁川S(L)で15着。その前はステイヤーズS(G2)で12着。いろいろ試しているところ、という感じでしょうか。3歳時には、中京競馬場で行われた京都新聞杯を勝っている重賞ホースです。3歳の秋には同じく中京で行われた神戸新聞杯で2着に入り、菊花賞では1番人気に推されました(結果は13着)。その菊花賞13着が何かの引き金になったのか、そこから9戦連続で2桁着順と、長いトンネルの中にいる馬です。
以上、金鯱賞に出走予定の13頭についてチェックしました。
これを踏まえて、印です。
◎ プログノーシス
○ ドゥレッツア
▲ ヤマニンサルバム
△ ノッキングポイント
△ ハヤヤッコ
上から4頭までだいたい人気順ですね。
結局、馬柱を眺めて研究すると、人気からは離れづらくなるのですが、実際の結果を見るとそのままではいけないっていつも思うんですよね。(むにゃむにゃ)
だから難しいんだー、競馬はー。