こんにちは、欅並子です。
今週予定されている3つの重賞。今日は京都記念について書いていきたいと思います。
京都記念は、京都競馬場の芝2,200メートルで行われる4歳以上のG2競走です。
今年上半期の、中距離の大きなタイトルを目指す馬たちの多くが年始の始動戦とするレースです。
昨年の優勝馬はドウデュース。最後の直線では、モニターで見ている東京競馬場の観客からも自然と拍手が湧くような、美しい圧勝劇でした。
2020年から昨年までの3回は京都競馬場改修工事のため阪神競馬場で開催されましたが、4年ぶりに京都競馬場での開催に戻ります。
では、阪神競馬場で行われた3回を含む過去10年のデータから3着以内に好走しそうな馬の条件を確認していきましょう。
- 上位人気馬＆6番人気
- 年明け初戦の馬
- JRA重賞で連対したことがある馬
こんな感じですね。ではもう少し細かく見て行きましょう。
- 上位人気馬＆6番人気。単勝1番人気の馬は過去10年で3勝・2着1回。1番人気の馬が勝たなかった年でも、2番人気か3番人気の馬が連対していました。そして、6番人気の馬も3勝。
これ、昨年もそうだったのですが、ほんとに6番人気の馬って来るんですよ。当サイトでも、ただ6番人気だからということだけで▲を付けたマテンロウレオが2着に入って的中しました。 - 年明け初戦の馬。登録馬12頭のうち8頭が年明け初戦です。半分以上っていうか2/3ですね。
・アフリカンゴールド 前走・ステイヤーズS（G2） 11着
・ジェットモーション 前走・ステイヤーズS（G2） 16着
・プラダリア 前走・有馬記念（G1） 14着
・プラチナトレジャー 前走・甲斐路S（3勝） 1着
・ブレイヴロッカー 前走・オリオンS（3勝） 1着
・ベラジオオペラ 前走・チャレンジC（G3） 1着
・ラヴェル 前走・秋華賞（G1） 11着
・ルージュエヴァイユ 前走・エリザベス女王杯（G1） 2着 - JRA重賞で連対したことがある馬。こちらも12頭中8頭です。直近の連対を記載し、複数の重賞の連対がある馬は「ほか」と付けています。
・アフリカンゴールド 2022年京都記念（G2） 1着
・ナイママ 2018年札幌2歳S（G3） 2着
・バビット 2020年セントライト記念（G2） 1着
・プラダリア 2023年京都大賞典（G2） 1着 ほか
・ベラジオオペラ 2023年チャレンジカップ（G3） 1着 ほか
・マテンロウレオ 2023年京都記念（G2） 2着 ほか
・ラヴェル 2022年アルテミスステークス（G3） 1着
・ルージュエヴァイユ 2023年エリザベス女王杯（G1） 2着ほか
という感じです。
では、ここからは、出走全頭について少しずつコメントしていきます。
※京都記念(G2) オッズ | 2024年2月11日 京都11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
人気などの情報はこちらを参考に書いています。2月9日（金）の午前時点の情報なのでご参考まで。
（50音順）
アフリカンゴールド
予想オッズ単勝35.1倍、6番人気です。
アイドルホースオーディション（人気投票）で1位になってぬいぐるみが作られたほどの人気馬ですね。明けて9歳のセン馬。キャリア35戦5勝で唯一の重賞勝利が、2022年の京都記念でした。その時12番人気。昨年も京都記念に出走しましたが、10番人気9着に終わっています。リピーターといえばリピーターですが、年齢的なこともあり、どうでしょうか。単勝人気よりは走るイメージはあります。現時点で6番人気はこの馬です。
ジェットモーション
予想オッズ単勝84.1倍、9番人気です。
8歳のセン馬です。2021年にオープン入りしてから、重賞出走はこれで4回目になります。ほかは、リステッド競走やオープン特別で堅実な走りをしてきた馬です。前走はステイヤーズSで14番人気16着。
シュヴァリエローズ
予想オッズ単勝41.7倍、7番人気です。
6歳牡馬。2歳の時にはホープフルSに出走し、5番人気5着。3歳の時には皐月賞にも出走しました。4歳になってすぐオープン入りを果たしましたが、連対はあるもののまだオープン勝ちはありません。前走は1月27日の白富士S（L）で9着でした。
ナイママ
予想オッズ単勝170.9倍、11番人気です。
8歳牡馬。ベテラン勢が大集合。キャリア38戦3勝。3歳の時にはクラシック三冠に皆勤しました。重賞は、札幌2歳Sで2着の実績があります。4歳の夏に3勝クラスを突破してからは勝ちがなく、掲示板もごくたまにという感じですね。前走は日経新春杯（G2）で7着でした。
バビット
予想オッズ単勝172.9倍、12番人気です。
7歳牡馬。前走は東海Sでダートに初挑戦しましたが、16着に終わりました。レース後のコメントによるとダートは合わなかったようですね。とはいえ、ダートに挑戦するには挑戦するなりの理由もあったわけです。巻き返しはあるでしょうか。
プラダリア
予想オッズ単勝5.7倍、3番人気です。
京都の中距離戦が似合う馬プラダリア。もう5歳になりました。昨年10月、京都大賞典で、2022年青葉賞以来の重賞勝利を挙げました。前走の有馬記念では14着と大敗していますが、この舞台は得意でしょう。昨年の京都記念は3着でした。
プラチナトレジャー
予想オッズ単勝109.3倍、10番人気です。
6歳牡馬。昨年10月に3勝クラスを突破してオープン入りし、3ヶ月半の休養明けです。オープン緒戦がG2の舞台になりました。2勝クラス突破から丸1年かかった馬です。何度か走ってクラス慣れした方が良いような気もします。
ブレイヴロッカー
予想オッズ単勝9.5倍、5番人気です。
4歳牡馬です。ここまでずっとベテラン勢を紹介してきたので、4歳、若い！ってなりますね。2勝クラス3勝クラスと連勝で上がってきて、オープン初挑戦です。勢いありますよね。
ベラジオオペラ
予想オッズ単勝2.3倍、1番人気です。
昨年は新馬から3連勝でスプリングSを勝ち、皐月・ダービーに出走しました。ダービーでは4着と健闘しましたね。秋は菊花賞には出走しませんでしたが、前走・チャレンジカップでは古馬相手に強い競馬をしました。さすがに人気になるでしょうね。
マテンロウレオ
予想オッズ単勝9.0倍、4番人気です。
5歳になりました。昨年の京都記念では6番人気で2着に入り。昨年と同じく中山金杯（8着）で始動して今年2戦目です。昨年は京都記念2着の後、大阪杯で4着、天皇賞（春）で5着とG1でも掲示板に載るほどの活躍をしましたが、下半期はちょっと成績が低迷しました。力はある馬なので今回も人気しそうです。
ラヴェル
予想オッズ単勝45.3倍、8番人気です。
4歳牝馬。わたしの好き馬です。2歳時にアルテミスSでリバティアイランドを負かした馬。昨年は牝馬三冠すべてに出走し、3歳牝馬の王道ともいえる1年を過ごしましたが、さすがのリバティアイランドを止めることはできませんでした。秋華賞は11着。
本当は先週の東京新聞杯への出走を目指していましたが登録馬多数のため除外。東京のマイルの方が断然合っていたと思いますが、仕方ないですよね。
今回、洛陽S（L）にも登録していたのですが除外になりました。京都記念は登録数が少なかったので出られることになったんですね。格上挑戦感は否めませんが、思い切りやったれ！って思ってます。（もはや展望ではなく応援）
鞍上はこれまでずっとコンビを組んでいた坂井瑠星騎手からM.デムーロ騎手に乗り替わりです。
ルージュエヴァイユ
予想オッズ単勝3.3倍、2番人気です。
5歳牝馬。昨年の秋は府中牝馬Sで2着、エリザベス女王杯でも2着と大健闘しました。春にはエプソムCでも2着しており、重賞3連続連対中です。オープン入りして2走ほど2桁着順が続きましたが、何かを掴んだようですね。今回3ヶ月の休養明けですが、過去の成績を見ると、休み明けでも動けるほうじゃないかと思います。
以上、京都記念に出走予定の12頭を確認しました。こちらを踏まえて、本日時点での予想は以下の通り。
◎ プラダリア
○ ベラジオオペラ
▲ ルージュエヴァイユ
△ ラヴェル
△ マテンロウレオ
応援のラヴェルは、印的には△ですね。（単勝は買うけど）
あとは、当日のパドックで絞ります。
