こんにちは、欅並子です。
今週は日曜日に重賞が2つ予定されています。
京都競馬場では3歳重賞・きさらぎ賞(G3)、東京競馬場では古馬マイル重賞・東京新聞杯が行われます。
今日は、きさらぎ賞のお話をしていきたいと思います。
きさらぎ賞は、京都競馬場の芝(外周り)1,800メートルで行われる、3歳限定の重賞です。2021~2023年の3回は、京都競馬場改修工事のため中京競馬場の芝2,000メートルで行われましたが、今年から舞台が元の京都競馬場に戻ります。
距離が200メートル違いますので、データ的にどうなのかなと少し思いますが、中京競馬場で行われた3回も含む過去10年のデータから、3着以内に好走しそうな馬の条件を確認していきましょう。
- 前走4着以内だった馬
- JRAの1勝クラス以上のレースにおいて3着以内に入った経験がある馬
- 関西馬
ということになります。
では、今年の出走予定馬からこの条件に当てはまる馬を探してみましょう。
- 前走4着以内だった馬は、出走登録馬12頭中9頭もいますので、逆に前走5着以下に負けている馬の名前を挙げておくことにします。
インザモーメント(ホープフルS・8着)、ヴェロキラプトル(ホープフルS・10着)、テイエムリステット(シンザン記念・6着)
この3頭はいずれも、G1・重賞に挑戦していた馬たちですね。 - JRA1勝クラス以上のレースで3着以内に入った馬、ということでここでやっと9頭から5頭に絞られます。
ウォーターリヒト シンザン記念(G3)3着
ナムラエイハブ 1勝クラス 2着
ファーヴェント 東京スポーツ杯2歳S(G2) 3着
ブエナオンダ 若駒S(L) 3着
レガーロデルシエロ こうやまき賞(1勝クラス) 2着
前走1着だった馬はこの中にはいません。前走勝ってここへきた馬は、新馬か未勝利のどちらか、ということになります。 - 関西馬は、登録している12頭中11頭です。唯一の関東馬は、レガーロデルシエロです。
データ的には、前走で大きなレースに挑戦して上位に入れなかった馬や、新馬・未勝利勝ちのみの経験が浅い馬は不利ということが言えそうですが、実際のところどうでしょうか。
ここからは、出走馬全頭についてちょっとずつコメントしていきたいと思います。
※きさらぎ賞(G3) オッズ | 2024年2月4日 京都11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
オッズの情報はこちらのサイトを参考にしています。
(50音順)
インザモーメント
予想オッズ単勝25.0倍、10番人気です。
前走はホープフルSで12番人気・8着でした。昨年9月の新馬戦で3着、10月の未勝利戦を勝ち上がった1勝馬です。
ヴェロキラプトル
予想オッズ単勝10.0倍、6番人気です。
前走はホープフルSで5番人気・10着でした。ホープフルS出走時点で2勝していたこともあり、そこそこ人気していたんですが、当日の馬体重が+14キロということもあってわたしは印を付けませんでした。今回は、絞れていたら買いかもしれないです。
ウォーターリヒト
予想オッズ単勝14.5倍、8番人気です。
前走・シンザン記念で17番人気ながら3着に入って穴をあけました。新馬から4戦目でやっと勝ち上がった馬で、勝った未勝利戦を含め芝2,000メートルの経験しかなく、その中で、芝1,600のシンザン記念を好走ですから、そりゃわからんわーって話です。今回はこの馬をどう扱えばいいのでしょうね。
シヴァース
予想オッズ単勝8.7倍、4番人気です。
母は2016年の秋華賞勝ち馬・ヴィブロス。叔父叔母にシュヴァルグラン、ヴィルシーナ。11月に新馬を勝った1勝馬ですが、血統背景もあってそこそこ人気になりそうな馬です。1勝馬ですし、勝ったのはマイルです。これはようわからんです。
ジャスティンアース
予想オッズ単勝9.7倍、5番人気です。
キャリア2戦での出走です。昨年10月に新馬戦で3着のあと、11月に未勝利戦で勝利しました。京都の芝2,000メートルは新馬戦で走った経験があります。母はアメリカのG3勝ち馬ということで、血統的にも期待されている馬ですね。
テイエムリステット
予想オッズ単勝49.1倍、11番人気です。
前走はシンザン記念6着でした。16番人気での6着ですから大健闘ではないでしょうか。デビュー3戦目の未勝利戦を勝った1勝馬ですが、勝ったのはダート1,400メートルのレースでした。芝のレースも1,600しか経験がありません。
ナムラエイハブ
予想オッズ単勝17.1倍、9番人気です。
キャリア5戦はこの中ではかなり豊富な方ですね。前走は、京都競馬場芝2,000メートルで行われた1勝クラスで2着でした。その前は、デイリー杯2歳Sで重賞の出走経験もあります。デイリー杯は5番人気・4着と健闘しています。
ピエナオルフェ
予想オッズ単勝51.1倍、12番人気です。
名前の通り、オルフェーヴル産駒ですね。こちらはキャリア6戦。出走回数は、メンバー中最多です。というのも、この馬は勝ち上がりに時間がかかりました。ダートでデビューするも2戦とも掲示板にも載れず、芝に変わって4戦目での勝ち上がりとなりました。
ビザンチンドリーム
予想オッズ単勝4.6倍、2番人気です。
12月に阪神競馬場の芝2,000メートルで行われた新馬戦を勝って、1勝でこちらへ駒を進めています。素質馬・大物などと評判が高く、人気になりそうです。曾祖母にフサイチエアデール(なつかしい)
ファーヴェント
予想オッズ単勝3.6倍、1番人気です。
現時点の予想オッズで1番人気なのがこの馬です。前走は東京スポーツ杯2歳Sで3着に好走しました。東スポ2歳の時点で新馬勝ちのみの1勝馬でしたが。このときも2番人気でした。血統などから高く評価されている馬ですね。
ブエナオンダ
予想オッズ単勝7.8倍、3番人気です。
前走・若駒Sで3着に好走しました。若駒Sといえば、ホープフルS・3着のサンライズジパングがとても強い勝ち方を見せて話題になったレースですね。このレースでブエナオンダは2番人気に支持されていましたが3着でした。重馬場だったことも響いたのかもしれません。
レガーロデルシエロ
予想オッズ単勝10.1倍、7番人気です。
出走馬中唯一の関東馬です。前走は1勝クラスのこうやまき賞で1番人気に推されながら2着でした。母は2019年の京都牝馬ステークス優勝馬・デアレガーロ。近親(従姉妹)にオールアットワンスやプレサージュリフトなど活躍馬が出ていることからも期待されている1頭です。
以上、全頭のチェックが終わりました。この時期の3歳戦ってまだまだみんなキャリアが浅くて難しいですね。
難しいですが、今回も頑張って展望記事段階での予想印を発表しておきます。
◎ ファーヴェント
○ ブエナオンダ
▲ ウォーターリヒト
△ レガーロデルシエロ
△ ジャスティンアース
いやー、難しいね。とりあえずこんな感じです。