こんにちは、欅並子です。
今日は中京競馬場で行われるCBC賞のお話をしましょう。
CBCとは、名古屋に本社を置く放送局、「中部日本放送」のこと。
創設は1965年と結構歴史のあるレースですね。レース名はずっと変わらずCBC賞。はじめは中京競馬場の砂1,800メートルで行われるレースでしたが、1970年からは芝のレースに変更。1971年からは芝1,400メートルに。1981年からは芝1,200メートルのレースになって現在に至ります。
創設当時は年末頃に行われるレースでしたが、途中6月に変更、また11月に変更と、いろいろ変遷がありつつ、現在の7月に行われるようになったのは2016年からのこと。その年から、サマースプリントシリーズの第2戦に組み込まれ、だんだんと定着しつつある感じですね。
京都競馬場改修工事の影響などにより、2020年は阪神競馬場、2021年と2022年は小倉競馬場で開催されましたが、今年は久しぶりに中京競馬場に舞台を戻して行われます。
中京競馬場以外の舞台で行われた回も含めた過去10年のデータによると、
- 前走の単勝人気が高かった馬
- 5歳馬
こういう馬の好走が目立つということです。(あんまりこれと言ったデータがない、とも言えそうですが)
というわけで、今年の出走馬の中から注目馬を確認していきましょう。
※CBC賞(G3) オッズ | 2023年7月2日 中京11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
予想オッズはこちらのサイトで確認しています。
マッドクール
予想オッズ単勝1.8倍、1番人気です。
前走の春雷S(L)に続き、また、単勝1倍台の人気になりました。前走では、サマースプリントシリーズ第1戦の函館スプリントステークスを制したキミワクイーンを押さえての1着ですので、その点も人気を押し上げる要因になっていると思われます。
その前に出走したシルクロードステークスのパドック予想では、わたしはこの馬に一番良い印をつけましたが、3着に終わっています。
シルクロードステークスの時は、マッドクールは4連勝で未勝利から3勝クラスを駆け上がっていきなり重賞初挑戦でした。
シルクロードステークスは、1着ナムラクレア、2着ファストフォースという結果でしたが、結局この1着2着馬は順位が逆転させた形で、その後行われた高松宮記念の1着2着を占めることになります。
そんなすごいメンバーの中に入っての3着ですから、実力は相当なものがあると思います。
父・DarkAngelでマッドクールという馬名、なんとなく中二病感漂ってていいですよね。(って前にも言った気がする)
エイシンスポッター
予想オッズ単勝4.8倍、2番人気です。
2番人気ですが、単勝4.8倍。かなり差がある2番人気ですね。
エイシンスポッターは前走鞍馬ステークス(OP)1着からの参戦です。鞍馬ステークスを経て参戦している馬は結構多くて全部で5頭もいます。(本馬を含む)
やはり、そこで一旦順位付けは決まっているだろうと考えて、この馬が人気になっているものと思われます。鞍馬ステークスの前に出走したオーシャンステークス(G3)でも3着と好走しています。3勝クラスを勝ってすぐ次の重賞挑戦で3着に好走。
なんとなく、マッドクールの経歴と似ている感じがしますね。
エイシンスポッターは、3勝クラスですこし足踏みをした期間があったりして、そのあたりで少しマッドクールよりも地味な印象になってしまうのかもしれません。
ヨシノイースター
予想オッズ単勝10.1倍、3番人気です。
データ的には5歳馬の活躍が目立つといわれるこのレースですが、今まで挙げた2頭は4歳馬です。5歳馬はどこだ、と探してみたところ、なんとこのレースの出走馬12頭のうち、5歳馬はただ1頭、ヨシノイースターだけでした。
5歳馬の中から穴馬を探そうと思っていたのですが、結局ヨシノイースターは3番人気。今回の注目馬は人気上位3頭を挙げるだけになってしまいました。
ヨシノイースターは、前走鞍馬ステークスでエイシンスポッターの4着でした。
順位付けは終わっている、といえばそうなのですが、実は鞍馬ステークスで1番人気だったのは、ヨシノイースターの方でした。(エイシンスポッターは2番人気)
鞍馬ステークスが行われた京都競馬場はこの日は雨で不良馬場。ヨシノイースターは出遅れて後ろのポジションからの競馬。「4コーナーで大外を回して伸びて来たが届かなかった」という記録が残っていますね。
良馬場だったらどうだったのか。
なお、愛知県の天気は明日(土曜日)は曇り時々雨、レース当日の日曜日は晴れ時々曇りの予報ですね。少々湿り気はありそうですが、不良馬場ほどにはならなさそうです。
以上、CBC賞の注目馬3頭を挙げてみました。
なんとなく、この3頭で決まりかなあ…って感じの展望になりました。