こんにちは、欅並子です。
今週の日曜日に行われるアンタレスステークスについて、レースの概要と出走馬を確認していきます。
アンタレスステークスは、中央競馬と地方競馬の相互交流が拡大されたことに伴うダート重賞競走整備の一環として、1996年に創設されたレースです。
わたしはその年から競馬を見始めていることもあって、ついつい「新しいレースだな」と思ってしまったのですが、普通に考えて27年やってますのでそれなりに歴史のあるレースと言えるかもしれません。
創設された最初の年は阪神競馬場で開催されましたが、翌1997年から2011年の間は京都競馬場で開催されています。2012年からはまた阪神競馬場に戻り、現在に至ります。
創設当初から、距離はダート1,800メートルのままです。
2022年の優勝馬はオメガパフューム、2021年はテーオーケインズと、ダート戦線の中心的な存在の馬が活躍してきたレースです。
過去10年のデータからみられる傾向はこちら。
- 前走がハンデ戦ではない
- 前走3着以内
- 地方のレースを経由してきた馬
では、今回の注目馬を確認していきましょう。
※アンタレスステークス(G3) オッズ | 2023年4月16日 阪神11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
こちらの内容を参考に記事を書いています。
プロミストウォリア
予想オッズ単勝1.7倍、1番人気です。
前走・東海ステークスの時には、当サイトの予想で本命にした馬です。
(その日はリアルタイムで観戦できなかったため、パドック予想ではなく前日までの情報で予想しました)
本命にした根拠は、昨年10月から1勝クラス→2勝クラス→3勝クラスとポンポン3連勝して重賞に駆け上がってきた「勢い」を買った形ですね。東海ステークスでは、ハギノアレグリアスに次いで2番人気でした。
東海ステークスでは、スタート直後に落馬したヴァンヤールがカラ馬でレースにしっかり参加してしまい、その影響で思い通りのレースができなかった馬が多かったのですよね。
その中で優勝したプロミストウォリアは、悪く言えば「上手に立ち回った」結果の勝利だとも言えるのかもしれません。
今回は、重賞馬の看板と圧倒的1番人気を背負っての戦いになります。
データ的に気になる点があるとしたら、プロミストウォリアは、ここ最近の上がり馬だということもあって、地方のレースは未経験だというところですね。
6歳ですが、まだキャリア7戦。若い頃は地方に行ってる場合じゃなかったようなところから、からよくここまでという感じです。
サンライズホープ
予想オッズ単勝4.8倍、2番人気です。
サンライズホープもプロミストウォリアと同じ6歳ですが、こちらはしっかり使ってキャリア23戦。重賞2勝馬ですね。
前走のマーチステークスは6番人気で14着。大雨の不良馬場の影響があったのかもしれませんが、大敗しているのが少し心配です。
ただ、この馬ってわりと成績にムラがあるのですよね。前走二桁着順で人気を落としたあとに重賞を勝ったりしていて、ちょっと難しい馬です。
今回は、前走が二桁着順にもかかわらず2番人気の予想なので、なかなか狙いづらいところがありますよね。
地方のレースの経験は、昨年暮れの東京大賞典が初めてで、3番人気で4着でした。
ケイアイパープル
予想オッズ単勝14.6倍、6番人気です。
アンタレスステークス3度目の挑戦、7歳馬です。
逆に地方のレース経験が豊富な馬ってどんな馬?ということで、この馬に注目して見ました。
この馬は、2021年の12月に地方の重賞・名古屋グランプリに出走して以来、ほとんど地方のレースばかり走っています。
地方のレースに出走経験がなかった2021年のアンタレスステークスでは14番人気14着。佐賀記念(G3)を勝って重賞馬となって臨んだ翌2022年のアンタレスステークスでは4番人気で5着という結果。確実に、良くなってますよね。
2022年には金沢の白山大賞典(G3)を勝って重賞2勝になりました。前走名古屋大賞典2着から、今回久しぶりに中央の重賞に挑戦となります。
ずいぶん長いこと掲示板を外すことなく堅実に走り続けていますね。なかなか良いんじゃないでしょうか。
以上、注目馬3頭見てきました。
あまり地方競馬のことはよくわからないんですが、馬券的にはダートのレースは苦手じゃないので、今回もいい予想がしたいなと思います。