こんにちは、欅並子です。
今週はいよいよ三冠の最終戦、菊花賞です。
皐月賞馬とダービー馬が菊花賞で直接対決するのは23年ぶりとのこと。
この2頭は、皐月賞とダービーで1着と2着を分け合った仲。熱いですね。
こちらの記事によると、
【菊花賞の注目点】皐月賞馬vsダービー馬、優勢なのは? 関東馬は3年連続勝利なるか - サンスポZBAT!
菊花賞での「皐月賞馬vsダービー馬」は過去に16回あるが、2頭が1、2着を占めたのは1973年、98年の2回にとどまっており、対戦成績では皐月賞馬が12勝4敗で大きくリードしている
だそうです。皐月賞馬の方が強いんだ。なんかちょっと意外。
皐月賞馬とダービー馬だと、皐月賞馬のほうが天皇賞(秋)に向かいがちな印象です。直接対決がなかなか実現しない原因もそこですよね。
なのに、皐月賞馬があえて(?)菊花賞を狙ってくるということは、かなり勝算があるということなのかもしれません。
23年前の皐月賞馬vsダービー馬直接対決がどんなだったかをおさらいすると、
皐月賞 1着エアシャカール (アグネスフライトは出走せず)
ダービー 1着アグネスフライト 2着エアシャカール
菊花賞 1着エアシャカール 5着アグネスフライト
となっています。
これはだいぶんエアシャカールの方が上だったのかなあ、という感じですが、続くジャパンカップにも2頭揃って出走し、アグネスフライト13着、エアシャカール14着と揃って大敗。
この2頭はその後それぞれG2を2着まではするものの、引退まで1勝も挙げることができませんでした。なかなか厳しいですね。
では、過去10年のデータから、菊花賞の好走馬の条件を探ってみましょう。
- 前走3着以内の好走馬
- キャリア8戦以内
- 前走との間隔は中5週以内
こんな感じですね。
「前走との間隔は中5週以内」とのデータですが、オークスから直行の馬の成績が良い秋華賞とは対照的で、ダービーから菊花賞へ直行した馬の成績が非常に悪いです。過去10年で1頭も馬券に絡んでいないとか。
前走からの間隔が中5週以内で、前走3着以内となると、それだけでかなり絞られてしまいますよね。
では、今年の出走馬から注目馬を挙げていきましょう。
予想オッズの段階ですが、ソールオリエンスとタスティエーラが仲良く1番人気・2番人気を分け合う感じですね。当記事では、この2頭以外で注目馬を挙げていきたいと思います。
※菊花賞(G1) オッズ | 2023年10月22日 京都11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
こちらの内容を元に記事を書いています。
サトノグランツ
6枠11番 予想オッズ単勝5.6倍、3番人気です。
前哨戦でレコード勝ちの馬といえば、先週の秋華賞でのマスクトディーヴァのことを思い出さずにはいられません。
さすがのリバティアイランド相手に2着でしたが、すごい脚でした。
それを踏まえてかどうかはわかりませんが、神戸新聞杯レコード勝ちのサトノグラン栂、予想オッズで3番人気の評価となっています。
春には京都新聞杯を勝ってダービーに駒を進めましたが、結果11着。そこから神戸新聞杯で見事に巻き返した形ですね。
これはさすがに強いんじゃないかなーと、わたしも思います。
それから、京都新聞杯は、京都競馬場が新装オープンしてから行われたレースです。京都競馬場で重賞を勝ったことがある、というのも良い材料ですよね。
ファントムシーフ
8枠15番 予想オッズ単勝11.1倍、4番人気です。
皐月賞馬とダービー馬のほかに今年の三冠レースに皆勤なのは、このファントムシーフとトップナイフ、それからショウナンバシットの3頭です。
ファントムシーフとトップナイフについては、昨年冬のホープフルステークスの頃からずっとこの世代を引っ張るように走り続けてきました。
トップナイフは札幌記念での活躍があり、とても気になっているのですが、前走から中5週以内で前走は3着以内、キャリア8戦以内という条件に当てはまるのは、この3頭のうち、ファントムシーフだけ。
なので、注目馬にはファントムシーフを挙げます。
今年2月の共同通信杯、現地のパドックで「絶対勝つ」と思って本当に勝ったあの日からファントムシーフのことは応援してます。
ダービー8着は痛かったけど、神戸新聞杯ではなんとか3着に来たので(いや、本当は勝って欲しかったけど)まだ終わってないと思います。
鞍上は、引き続き武豊騎手が務めます。
武豊騎手は菊花賞をこれまでに5勝しており、これは歴代の最多勝記録です。
いやマジで、最後の一冠、なんとかしてくんないかな。
サヴォーナ
4枠8番 予想オッズ単勝22.4倍、9番人気です。
神戸新聞杯2着のサヴォーナです。前走からの間隔と前走の着順は申し分ないのですが、データ的に言えば「キャリア8戦以内」という条件に引っかかります。
若干勝ち上がりに苦労して、ここまで10戦3勝という成績です。
神戸新聞杯も10番人気からの2着。
ただ、19日(木)の追い切り後馬体重が出てちょっとざわついていますね。新馬の時から500キロを超える大きい馬でしたが、自身の最高体重528キロで出走した神戸新聞杯からさらに20キロ増ということですから、確かにちょっと気になります。
長距離戦はどちらかというとスリムで小柄な馬体が合うイメージなのですが、実際のとこどうなんだろうと思って調べてみましたら、菊花賞を勝った馬の最高馬体重は、キタサンブラックの530キロだそうです。
つまり、デカくても勝てる。ということは言えると思います。
先週の秋華賞を勝ったリバティアイランドは追い切り後の馬体重490キロと発表されていて、レース当日は476キロで出走しました。
追い切り後から本番までに14キロ減ということもあるみたいなので、サヴォーナも530キロ台での出走とかになるのかな。
でっかい馬さん好きなので気になります。
以上、注目馬3頭挙げました。ソールオリエンスとタスティエーラを加えた5頭を頭に置いて、あとは当日のパドック中継で予想を考えます。