こんにちは、欅並子です。
今日は、今週末に予定されてい重賞のひとつ、カペラステークスのことを考えていきたいと思います。
カペラステークス。
わたしが「そんな重賞あったっけ」ってなるやつです。
そういうのってだいたい2000年代に入ってから名前が変わったり新設されたりした重賞なんですが、このカペラステークスもそのパターン。2008年に、秋季競馬のダート路線を充実させるために新設された重賞です。
カペラは星の名前ですね。「冬のダイヤモンド」を構成する6つの1等星のなかのひとつだそうです。
創設時から中山競馬場のダート1,200メートルで行われています。ちょっと意外ですが、1,200メートルで行われるJRAのダート重賞はこのレースただひとつ。毎年ダート界のスピード自慢が集まるレースとなっています。
では、過去10年のデータから好走馬の傾向を確認していきましょう。
- 上位人気馬
- 6歳以下の牡馬・セン馬
- 前走は地方かJRAオープン特別
このような情報が出てきました。
2015年以降の優勝馬はすべて4番人気以内の馬で、ここ5年は3着以内馬のうち2頭は3番人気以内で決まっているとのこと。
それって、逆に言えば3着以内に1頭は穴馬が来たという意味だよねとも思うのですが、まあとりあえず当てたいなら1~3番人気以内で組み合わせたら良さそうです。
それから、この10年牝馬と7歳以上の馬の勝利はないとのこと。
前走は地方かオープン特別っていうのは、JRAの重賞でダート1,200という条件のレースがほかにないから自然とそうなるよねという気がします。
前走が地方競馬の馬の中では、JBCスプリント組とテレ玉杯オーバルスプリント組の成績が良いようです。
では、今年の出走馬から注目馬を確認していきましょう
※カペラステークス(G3) オッズ | 2023年12月10日 中山11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
こちらの情報を参考に記事を書いています。
パウオレ
予想オッズ単勝5.6倍、1番人気です。
あまり知らない馬です。この馬が予想オッズの段階では1番人気になっているようなのですが、調べてみたところ、どうも除外対象っぽい?ですかね?
出走可能頭数16頭立てですが、登録馬23頭になっていますもんね。
4歳の牝馬で、かなりゆっくりめに使われてきた馬ですね。今年7月に福島で3勝クラスを突破し、前走は9月の中山ダート1,200のオープン特別(ながつきステークス)を2着。もし出走できるなら覚えておきたいです。
リュウノユキナ
予想オッズ単勝7.9倍、3番人気です。
JBCスプリントでも3着に入り、8歳ですがまだまだ元気いっぱいですね。
名前がかわいいので、最初に見た時は牝馬かと思ってしまったのですが、牡馬です。
でもユキナちゃんって呼んじゃう。
実績も実力も、このメンバーの中ではダントツだと思います。え、3番人気なの?
パウオレが除外になるとしても、1番人気じゃなくて2番人気なの?当日は多分1番人気になるんじゃないかと思いますが。
カペラステークスには2021年、2022年と出走して、2回連続2着に終わっています。
2021年はダンシングプリンスに、2022年はリメイクが優勝していますので、さすがに相手が悪かったって感じですよね。今年この馬を負かせる馬はいなさそうに思いますが、どうでしょうか。
スズカコテキタイ
予想オッズ単勝14.2倍、7番人気です。
良い名前ですよねー、鼓笛隊って。なんか応援したくなる。
昨年の暮れに1勝クラスを突破してから、連勝で一気にオープン入りした馬ですね。
4連勝したうちの2回ぐらいは目の前で見ました。中山競馬場のダート1,200メートルはその4連勝全ての舞台です。
スタートしてからまずはちょこっと芝コースを横切ってダートに入るという特徴的なコースで、おそらく得手不得手が分かれるコースではないかと思っています。
スズカコテキタイにとっては大得意なはずのこのコースですが、前走、京葉ステークス(L)では11着に大敗。今回は、そこから8ヶ月の休養明けということもあって少し人気を落としています。実力はあると思いますが、確かにちょっと心配な点はありますよね。
テイエムトッキュウ
予想オッズ単勝11.4倍、5番人気です。
この馬も良い名前。スプリンターにふさわしい名前です。
この馬はもともと芝のスプリント路線で3勝クラスまで上がっていた馬ですが、今年1月にダート転向してオープン馬になりました。中山のダート1,200は芝コースからスタートしますが、そこのところでスピードを付けて一気に押し切るようなレース運びがこの馬の持ち味です。
夏には芝の短距離線・函館スプリントステークスに出走しましたが、芝のスプリンターたちの中に混じるとテンのスピードがそれほど際立たず大敗しました。
それから、前走は京都のダート1,200メートルでも5着。京都のダート1,200メートルは、スタート地点もダートコース内にあります。ひょっとしたら、中山ダート1,200だけにハマる馬なのかもしれません。
以上、除外の可能性がある馬もいましたので4頭注目馬を挙げました。