こんにちは、欅並子です。
今週はG1・エリザベス女王杯を含めて重賞が4つ予定されています。
障害の重賞も入れると5つですね。土曜日に行われる障害の重賞、京都ジャンプステークス(J・G3)には好き馬・ダイシンクローバーが出走予定です。
前走はあまり結果が良くなかったのですが、休養明けだったのが原因かなとも思うので、今回は叩き2走目ということで期待したいです。
平地の重賞は、土曜日に2つ、東京競馬場でダートのマイル戦・武蔵野ステークス(G3)と、京都競馬場でデイリー杯2歳ステークス。日曜日には、福島競馬場で福島記念(G3)と、京都競馬場でエリザベス女王杯(G1)が行われます。
今日は、武蔵野ステークスについて書いていきたいと思います。
武蔵野ステークスは、1996年に新設されたダートの重賞です。創設時は5月に東京競馬場のダート2100mで行われていましたが、2000年にジャパンカップダート(現・チャンピオンズカップ)が創設されたことに伴い、距離を1,600メートルに短縮、時期を今と同じ秋の東京開催に変更されました。
2014年からは、1着馬にチャンピオンズカップの優先出走権が与えられるようになりました。
武蔵野とは、Wikipediaによると「武蔵野の範囲について明確な定義はない」なんて書かれていますが、一般的に「荒川より南、多摩川より北」の地域とされています。
ざっくりと、かなりの広範囲を指す地名ですね。東京競馬場もその範囲に含まれます。
昨年の武蔵野ステークスも現地で観戦しました。
名を挙げ始めた頃のレモンポップが重賞に始めて挑んだレースで、1番人気に推されながら、2着に敗れたレースでした。
勝ったのは、ギルデッドミラー。6歳の牝馬でした。この馬は元々芝の短距離~マイルで活躍していた馬でしたが、ダートに転向して3戦目での重賞初勝利でした。
その後活躍を期待していましたが、あと1戦、根岸ステークスでレモンポップの2着に入ったあと、フェブラリーステークスには出走することなく引退となりました。
ギルデッドミラー、ちょっと久しぶりにその名前を思い出しましたが、なんだか懐かしいです。
では、過去10年のデータから好走しそうな馬の条件を確認してみましょう。
- 前走が、東京ダートか地方競馬
- 前走7着以内・7番人気以内
- 大型馬がやや優勢
と、こんな感じみたいですね。過去10年の優勝馬は全て前走が東京ダートか地方競馬で、中でも、2018年以降は前走がグリーンチャンネルカップ(東京・ダート1,600)か南部杯(盛岡・ダート1,600)からの馬しか勝っていないそうです。
さらに、ただ「出走していた」というだけではもちろんダメで、結果は7着以内、つまり大敗していてはいけないということでした。
大型馬が優勢というのは、ダート競馬全体に言えることかもしれません。
では、今年の出走馬から注目馬を確認していきましょう。
※武蔵野S(G3) オッズ | 2023年11月11日 東京11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
こちらの内容を参考に記事を書いています。
ペースセッティング
予想オッズ単勝9.9倍、5番人気です。
前走、京都競馬場の桂川ステークス(3勝クラス)を勝っての参戦です。いきなりデータから外れる馬ですみません。
この馬は、シンザン記念2着など、元々は芝で走っていた馬です。前走の桂川ステークスが初ダートだったのに、いきなり4馬身差で快勝したということで、この舞台でもそこそこの人気になりそうです。
名前を挙げておきながらですが、このメンバーでいきなり勝てるほど強いの?という気はしています。京王杯2歳ステークス以来の東京競馬場で、ダートは初めてです。
とはいえ、ダート使ってみたら天才だった!っていうのもありますからね。無視するのはちょっと怖いかなと思って名前を挙げました。
ペリエール
予想オッズ単勝3.2倍、1番人気です。
前走・グリーンチャンネルカップからの参戦といえば、この馬でしょうか。
武蔵野ステークス出走馬のうち、グリーンチャンネルカップでの最先着馬はベルダーイメルなのですが、このレース、不良馬場だったので微妙に参考にしづらいというか…...。ベルダーイメルは、12番人気で2着に飛び込んだこともあり、今回もあまり人気になっていません。わたしも、ちょっと違うかなと思ってペリエールの方を注目馬としました。
(ただ、東京地方は金曜日が雨の予報ですので、当日どういう馬場になっているかは注意が必要です)
ペリエールは今年2月のUAEダービー6着で、帰国後、6月の東京ダート1,600メートルで行われたユニコーンステークス(G3)で重賞初制覇。
間違いなく強い馬だと思うのですが、なんとなーく、ふわっとするところがあるような気がする。
現時点での予想オッズは一番人気ですが、そこまで信用して良いのかどうかはわからない。当日の馬場状態とパドックの様子を見て決めます。
タガノビューティー
予想オッズ単勝15.0倍、8番人気です。
前走が南部杯だった馬を探してみたら、今年はこの馬だけでした。タガノビューティーは、昨年の武蔵野ステークスでわたしがパドック予想で名前を挙げた馬です。(結果6着)
この馬にとって、武蔵野ステークスは3回目の挑戦です。1回目の時は1番人気に推されるも6着、昨年は6番人気で6着と、あまり相性の良いレースではない感じもしますが、東京ダート1,600メートルではリステッド競走も勝っていて、コース適性は問題ないと思います。
重賞になるとなかなか勝ちきれないところはありますが、前走の南部杯なんか、4着でしたが思わず「レモンポップの相手にしておけばよかったかな(ワイド)」と思ったぐらいの見せ場はあったので、あまり軽視しない方が良いような気はしています。
以上、注目馬3頭挙げました。
あ、しまった、ドライスタウトのこと見落としてた。
今のところ予想オッズでは2番人気ですが、どっちかというとペリエールよりドライスタウトかもしれないなーぐらいには思います。(注目馬とは)