欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

フラワーカップ2024 桜花賞狙いかオークスか?3歳牝馬重賞

こんにちは、欅並子です。

 

まもなく春のG1シーズンが始まるということで、レースのスケジュールも忙しくなってきましたね。今週はなんと、土日に平地の重賞が4つも予定されています。

全部の展望を書くのは時間的に難しいのでレースを選んで書いていくことにします。

まずは、3月16日(土)当日に現地・中山競馬場で観戦する予定のフラワーカップについて書いていきたいと思います。

 

フラワーカップは中山競馬場の芝1,800メートルで行われる3歳牝馬限定のG3競走です。桜花賞・オークスへの前哨戦として位置づけられているレースです。桜花賞にはちょっとレース間隔が短め・距離は少し長めかなというイメージですが、昨年の優勝馬・エミューはこのレースを勝って桜花賞とオークス両方に出走しました。(結果はどちらも2桁着順に終わっています)

 

今年の3歳戦、ほぼむちゃくちゃな結果が続いているので、過去のデータ分析のチェックは割愛しましょう。

とりあえず、このレースに出てくる馬の名前は上から下まで平等に頭に入れて、当日どんな馬が来てもびっくりしないで済むように準備しておくことにします。

 

フラワーカップ(G3) オッズ | 2024年3月16日 中山11R レース情報(JRA) - netkeiba

こちらの内容を参考に記事を書いています。

 

(50音順)

エルフストラック

予想オッズ単勝17.7倍、8番人気です。

父・カリフォルニアクローム。馬名の意味は、「魅了された」。elf(妖精)にStruck(ぶつかった、攻撃された)ってことですね。母はJRAで3勝したスペルオンミー。「(わたしに)魔法をかけて」ぐらいの意味かな。

デビュー3戦目に未勝利勝ち上がり、若駒S(L)4着、2月25日のデイジー賞(1勝)2着。1勝馬ですが、結構いい成績でここまで来ています。

カニキュル

予想オッズ単勝3.4倍、1番人気です。

父・エピファネイア。馬名の意味は、フランス語で「熱波」「盛夏」。語感がかわいくて気になる名前です。母はJRAで4勝、重賞にも出走していたシャルールという馬です。半兄に、現役オープン馬のトランキリテ。昨年11月、デビュー2戦目で未勝利戦を勝ち上がり。それ以来、4ヶ月の休養明けでの出走になります。予想オッズの段階ですが、1番人気に推されそうなのはこの馬です。

カンティアーモ

予想オッズ単勝4.2倍、2番人気です。

父・エピファネイア。馬名の意味は、イタリア語で「歌いましょう」。母はJRAで6勝、オーロC(OP)勝ち馬のリビアーモです。

昨年7月にデビュー勝ち、2戦目のデイリー杯2歳S(G3)6着以来4ヶ月の休養明けです。

スティックバイミー

予想オッズ単勝103.0倍、12番人気です。

父・ルーラーシップ。馬名の意味は、「わたしのそばにいてください」で、何かの曲のタイトルらしいです(調べたらレゲエの曲がでてきました)

母はJRAで6戦0勝のモルトフェリーチェ。半兄に2022年東京ジャンプS(J・G3)勝ちのケイティクレバーがいます。

昨年10月にデビュー勝ち、5ヶ月の休養を挟んで前走は2月25日のデイジー賞(1勝)で13着でした。

テリオスサラ

予想オッズ単勝7.9倍、4番人気です。

父・ロジャーバローズ。馬名は冠名(テリオス)+ヘブライ語で「王女」。母はJRAで2戦0勝のアルジェント。テリオスサラが初仔のようです。

デビュー2戦で勝ち上がり、11月の赤松賞でステレンボッシュの2着。年明けのフェアリーS(G3)では人気になりましたが7着。2月のクイーンC(G3)にも出走してまた7着でした。

テリオスルル

予想オッズ単勝41.4倍、11番人気です。

父・アルアイン。馬名は冠名+スワヒリ語で「真珠」。母のギエムは未出走の馬です。半兄に現役オープン馬のショウナンバシットがいます。

昨年9月にデビュー勝ち。阪神ジュベナイルフィリーズにも出走しましたが11着でした。前走は2月25日のデイジー賞(1勝)で7着でした。

ヒラボクミニー

予想オッズ単勝16.9倍、7番人気です。

父・ミッキーアイル。馬名は冠名+人命愛称。おそらく父の名前からの連想でしょう。母はJRAで11戦1勝のヒラボクロマンス。

今年1月の新馬戦でデビュー勝ち。この1勝のみでの出走になります。

フォーザボーイズ

予想オッズ単勝10.6倍、6番人気です。

父・エピファネイア。馬名は映画のタイトルから。母はJRAで22戦4勝したカゼルタ。

デビュー2戦で勝ち上がり、前走は1勝クラスで2着でした。

ホーエリート

予想オッズ単勝37.1倍、10番人気です。

父・ルーラーシップ。馬名はドイツ語で「賛歌」。母はJRAで20戦2勝のゴールデンハープ。

昨年7月デビューで2戦目で勝ち上がり。その後1勝クラスの特別を2走しましたが6着、7着という成績でした。

マルコタージュ

予想オッズ単勝20.0倍、9番人気です。

父・ドゥラメンテ。馬名の意味は、「植樹方法の一つ」(って何?)別名・プロヴィナージュとあり、プロヴィナージュはこの馬の母の名前です。母はJRAで30戦4勝のオープン馬でした。重賞勝ちこそありませんが、連対は何度もあって、2008年の秋華賞で3着もある実績馬です。半兄に昨年のユニコーンS2着のサンライズジーグがいます。

この馬自身は、1月28日にやや遅めデビュー。デビュー戦を勝ってフラワーカップ臨みます。

ミアネーロ

予想オッズ単勝6.6倍、3番人気です。

父・ドゥラメンテ。馬名の意味は、「わたしの憧れ」。母は米G1勝ちのあるミスエーニョ。

昨年9月にデビュー勝ち、4ヶ月の休養を挟んで1月に菜の花賞(1勝)で1番人気ながら5着に終わりました。

ラビットアイ

予想オッズ単勝8.1倍、5番人気です。

父・エピファネイア。馬名の意味は、ブルーベリーの品種だそうです。ウサギの目ってわけじゃないんですね。母はティーエスベリー。JRAで3戦0勝の馬です。

デビュー4戦目で未勝利を勝ち上がり、前走は2月のつばき賞(1勝)で4着です。

レリッシュ

予想オッズ単勝649.0倍、13番人気です。

父・コパノリッキー。馬名の意味は、「薬味、付け合わせ」。母の名前がカクシアジなのでそこからの連想でしょう。母・カクシアジさんは門別競馬出身。門別時代に重賞(地方)5勝を挙げて3歳でJRAへ移籍。JRAでは勝ち鞍なしです。

レリッシュも母と同じ門別出身。門別では6戦1勝の成績で、3歳になった今年1月からJRAへ移籍。3走しましたがまだ勝ちはありません。

 

まだ水曜日ですので出走確定しておらず、予想オッズもあくまで暫定値という感じです。

最近の3歳重賞は、人気があてにならず荒れた結果が続いていますが、3着以内馬のプロフィールを眺めていると、新馬勝ちでいきなり好走するというよりは、出走回数はそこそこ重ねた1勝馬(ただし大負けはしてない)みたいな馬が好走している傾向が見える気がします。あくまで印象ですが。

ということで、そういう感じの戦歴を持つ馬中心に印を。あとは、今回ちょっと母の成績や兄弟馬もチェックしてみたので、その中で気になった馬などに印を付けてみました。

 

◎ エルフストラック

○ フォーザボーイズ

▲ カンティアーモ

△ ラビットアイ

△ マルコタージュ

 

当日パドックで見て、全然違う予想をするかもしれませんが、とりあえず水曜日時点での予想はこんな感じでございます。