紫苑ステークス2023　牝馬三冠目への出走権をかけた戦い

こんにちは、欅並子です。

今週末に予定されているは、重賞3つ。

そのうち、土曜日の中山競馬場で行われるのが紫苑ステークス（G2）です。

紫苑ステークスってG2だったっけ？と思ったのですが、それもそのはず。

このレースは2023年1月19日にG2格付け申請が承認されたばかりです。G2として施行されるのは、今回が初めてなのでした。

そもそも、1990年代後半に競馬番組表を頭にインストールしてあまりアップデートしていなかったわたしには、紫苑ステークスというのはあまり馴染みがないレースです。

紫苑ステークスは、2000年に秋華賞トライアルとして創設されたレースです。

それまで中山競馬場でこの時期秋華賞トライアルとして開催されていたクイーンステークスが、古馬に開放、かつ札幌競馬場での開催に移設されたことを受けて新設されたものです。創設当初は、オープン特別でしたが2016年にG3の格付けを獲得。そして、先ほども述べた通り2023年にはG2に昇格しました。

創設当初は中山競馬場・芝1,800メートルのレースでしたが、2007年から芝2,000メートルに変更され、現在に至ります。

昨年優勝のスタニングローズはこの勢いのままに秋華賞を制覇。2021年の優勝馬・ファインルージュも秋華賞で2着に好走しており、秋華賞トライアルとしてかなり重要な意味を持つレースと言えそうです。

過去10年のデータ分析をちょっと見てみたんですが、コレといって傾向らしいものも示されておらず、また、昨年は1番人気・2番人気が1着2着を占める固い結果となりましたが、その前の年を見ると決して固く決まりやすいとも言えない、つかみ所のないレースです。

まあ、3歳牝馬限定戦ですし、それぞれまだ未知数な馬ばかりが揃っているということで、まあ仕方がないですよね。今回はデータ的なものに頼らず予想をしていった方が良さそうです。

それでは、今年の出走予定馬から注目馬を確認していきましょう。

こちらの情報をもとに記事を書いています。

予想オッズ単勝4.3倍、1番人気です。

割れてますね。木曜時点の予想オッズですからまだよくわからないですけど。

この馬とは、相性が悪いです。

ていうか、フェアリーステークスでは1番人気で買って大敗、フラワーカップでは8番人気で買わなければ2着と、つまり人気に翻弄された結果なんですが。

オークスでは14番人気で6着。まあこのときは買わなくて正解、だったわけですが、人気よりはかなり先着していますし力のある馬だと思います。

今回の出走予定馬の中でオークスに出走していたのはヒップホップソウル、エミュー、キミノナハマリアの3頭ですが、ヒップホップソウルが3頭の中で最先着で、あとの2頭は2桁着順。

予想オッズ単勝10.5倍、6番人気です。

馬柱を見ていて目を引く、3連勝中の馬です。

昨年11月のデビューで、今年2月に3戦目で未勝利を勝ちあがりました。そこから3連勝しています。

デビュー戦では4番人気、2戦目では8番人気と決して華があるタイプではないのでしょうが、未勝利を脱出してからは1番人気に続けて応えています。

春までは名前を聞くことがなかった馬が夏を超えて出てくるのもまた楽しいことです。

重賞・G1に出走した経験のある馬たちがどうしても注目を集めますが、こういう馬にも気を付けておきたいです。

予想オッズ単勝4.6倍、2番人気です。

この馬は、忘れな草賞を勝ってオークスの出走権を得ましたが、腸炎のためオークスを回避したという経緯があります。

今回は5ヶ月の休養明け復帰戦となります。

わたしがこの馬に注目したのは、netkeibaのフォトパドックで毛艶が良く他の馬たちに比べて大人っぽく見えたからです。

現時点で、オークス出走組のエミューやキミノナハマリアを抑えて2番人気と予想されているということは、オークス出走と同等かそれ以上の評価を受けているということですね。

レース当日のパドックの様子を見て、実際にこの見た目の雰囲気の良さを保っているかどうか注目したいと思います。

以上3頭注目馬を挙げました。三冠レースの名前を聞くと、秋が来たな～って感じ雅しますね。楽しみです。