こんにちは、欅並子です。
夏競馬が終わり、馬たちがいよいよ中央場所に帰ってきます。楽しい秋の始まりです。
わたしは夏の終わりにコロナに罹ってまだちょっとヘロヘロなんですけど、競馬を見ながら元気を出していきたいと思います。
今週末は、重賞が3つ予定されています。
9月9日(土)には、中山競馬場で紫苑ステークス(G2)。10日(日)には中山で京成杯オータムハンデ(G3)、阪神競馬場でセントウルステークス(G2)が開催されます。
なんと、いきなりG2が2つも。楽しみですね。
それでは、今日はG3の京成杯オータムハンデについて考えていきたいと思います。
京成杯オータムハンデは、1956年創設のレース。1959年からは京王杯オータムハンデと改称されました。創設当初は東京競馬場の芝1,600メートルで施行されるレースでした。だから、東京競馬場直結の「府中競馬正門前駅」を擁する京王電鉄が寄贈賞を提供していたんですね。
1980年からは開催場を現在と同じ中山競馬場に移します。でも、レース名はずいぶん長い間「京王杯」のままでした。
レース名が現在の「京成杯オータムハンデ」になったのは1998年のことです。
わたしがJRAの競走名をひととおり覚えたのは1995年のデータなので、今でも時々「京王杯オータムハンデ」と間違えてしまいます。
京王電鉄はずいぶん長いこと、自社の鉄道が走らない千葉県で行われる競走に賞を提供していたんですね~。なんかいろいろ事情があったんでしょうけどね。あまりその辺りの経緯について詳しく書かれている資料は、ネットで調べた範囲では見つかりませんでした。
開催時期は創設の頃から変わらず9月初旬頃。サマーマイルシリーズの最終戦に指定されたのは2012年からです。
そんな京成杯オータムハンデの過去10年3着以内に入った馬のデータによると、
- 前走3着以内の馬
- 前走が7月だった馬
- 枠順が10番~12番
このような条件の馬が来やすい傾向があるということです。
では、今年の出走馬から注目馬を確認していきましょう。
※京成杯オータムハンデ(G3) オッズ | 2023年9月10日 中山11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
こちらの情報を参考に記事を書いています。
アスクコンナモンダ
予想オッズ単勝7.9倍、4番人気です。
なんとなくデータを重視して、前走3着以内、かつ、前走が7月の馬ということで探してみたら、11頭の登録馬のうち当てはまるのはこの馬だけでした。
結構人気しそうな予想になってますね。
前走、7月に勝ったのは3勝クラスの白川郷ステークス。条件戦を勝ち上がったばかりの4歳馬です。
やっぱり前がちょっと気になりますよね。母の名前は「アンナモンダ」です。
といっても、ドイツ産の馬で名前の表記は「Anna Monda」。日本人が日本語で付けたオモシロ馬名ではなくて、普通の真面目な名前なんですね。
でも、当馬にアンナモンダをいじって「コンナモンダ」とつけてしまったのは、「我慢できなかった」ってことなんでしょう。
2勝クラス→3勝クラスと連勝で勝ち上がって、いよいよ重賞で人気を集めるまでになりました。
わたしはどっちかというと条件から上がって来たばかりの馬って買えない方なんですけど、ハンデ戦ですし、ちょっと気を付けておいた方がよいかもと思っています。
メイショウシンタケ
予想オッズ単勝17.6倍、9番人気です。
前走の関屋記念で注目馬に入れて、パドック予想でも3番手の評価を付けた馬です。やる気があれば走る馬、成績表を見て、1走おきに走っていることから前走関屋記念は「走る番」と思って買ってみましたが結果は、5着。
といっても、直線でよく伸びて来て最後ちょっと楽しめたので、わたしは悪くないと思っています。前走も10番人気で5着なので、今回も9番人気ってことはないでしょうーって思ってます。
サマーマイルシリーズのポイントランキングでは、1位のセルバーグに1ポイント差の2位です。今回、京成杯オータムハンデは結果何着でも走るだけで1ポイント入るので、他馬の成績によっては大負けしても、セルバーグと同率でチャンピオンになっちゃう可能性はあるわけです。
少しでも順位を上げれば文句なしチャンピオンですもんね。
サマーマイルシリーズ4戦全てに出走するのはこの馬だけ。夏を盛り上げた功労者としてチャンピオン、なれるといいね。
ラインベック
予想オッズ単勝7.5倍、3番人気です。
父・ディープインパクト、母・アパパネ。なんてまぶしい血統なんでしょう。
3歳の時には皐月賞やNHKマイルカップにも出走した馬ですが、5歳の時にセン馬になりました。
セン馬になってから徐々に成績を上げていて、特に今年のサマーマイルシリーズでは米子Sで2着、関屋記念で3着と、かなり目立った活躍をしている馬です。メイショウシンタケさえ抑えて良い着順をゲットできれば、サマーマイルチャンピオンも視野に入る位置にいます。
チャンピオン云々より、なんといっても勢いがある今、ここはどうしても重賞を勝っておきたいところではないでしょうか。
わたしは関屋記念ではこの馬をノーマークにしていて悔しい思いをしたので、今回はパドックでもきちんとチェックしたいと思います。
以上注目馬3頭でした。
1番人気・ソウルラッシュを注目馬に入れなかったのは、やはり、斤量が重いかなーと思ったからです。