こんにちは、欅並子です。
今週は、東京競馬場で土曜日に京王杯スプリングカップ（G2）、日曜日にヴィクトリアマイル（G1）が行われます。
今日は、まず京王杯スプリングカップについてレースの情報や注目馬について確認しておきたいと思います。
京王杯スプリングカップは、4歳以上の古馬による芝1,400メートルの競走です。
1956年の創設時はスプリングハンデキャップという名前のハンデ戦で、京王杯という冠が付いたのは1960年から。1984年には現在の名称になりました。今はハンデ戦ではなくて別定です。
距離は、創設時は芝1,600メートルでしたが、何度かの変更を重ねて1981年からは現在と同じ芝1,400メートルで行われています。
開催時期は、創設当初は2月～3月頃に行われていましたが、1972年からは今と同じ春期の開催で行われるようになり、長きにわたって安田記念の前哨戦と位置づけられています。2014年からは本競走の1着馬に、安田記念の優先出走権が与えられています。
そんな京王杯スプリングカップの過去10年のデータの傾向によると、年明け以降にJRAの重賞で6着以内に入っている馬、また過去にG1で8着以内に入った実績のある馬の3着以内率が高いとのこと。近年は本命サイドで決まることが多く、あまり荒れないレースという傾向が見えてきます。
では、今年の出走馬の中から注目馬を確認していきましょう。
※京王杯スプリングＣ(G2) オッズ | 2023年5月13日 東京11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
こちらの内容を参考に記事を書いています。
ゾンニッヒ
予想オッズ単勝8.3倍、3番人気です。
データ分析を見て、だったらこのレースそんなに難しくないのかなと思ったら、案外そうでもないですね。
今年に入ってからの重賞の結果や過去のG1の実績などで上位人気馬から絞り込んでいけばいいのかと思ったら、案外条件に当てはまる馬が少ないのです。
年明け以降に行われたJRAの重賞で6着以内に入った馬は、このゾンニッヒを入れて5頭です。ゾンニッヒは前走ダービー卿チャレンジT・3着からの参戦になります。
以下、
7番人気 トゥラヴェスーラ（高松宮記念・3着）
9番人気 ダディーズビビッド（阪急杯・2着→高松宮記念・11着）
12番人気 ロードマックス（オーシャンS・6着）
18番人気 ミッキーブリランテ（ダービー卿チャレンジT・6着）
という具合。
その中でゾンニッヒに注目したのはまずは人気が高いからですが、年明け3勝クラスを勝ってからの安定感が良いんでしょうね。
馬柱を見ていると、逆に、人気を集めている馬がことごとく、近走で大敗しているのが気になっちゃうんですよね。その点、ゾンニッヒは、昇級してから勝ったことこそないものの、まずまず安定して上位には食い込んでいるため、3頭選ぶ中には入れておいてもいいかなという気がします。
ダノンスコーピオン
予想オッズ単勝3.5倍、1番人気です。
2022年のNHKマイルカップ優勝馬ですし、その後、同じ東京競馬場のマイル戦・富士ステークスで3着しているので、東京競馬場との相性は良いように思います。
マイルチャンピオンシップで11着に大敗し、その次は香港マイルで6着なので、なんとなく評価が難しいところではあります。
あと、これは前に挙げたゾンニッヒにも言えるんですが、芝1,400メートルは初めての距離なんですよね。マイルなら届いても、1,400だとどうだろう。
実際のオッズがどれくらいになるのか、1番人気を維持できるのかも微妙だとは思います。
わたしも、一応注目するけど、軸とは言えないかなあぐらいの感じです。
トゥラヴェスーラ
予想オッズ単勝11.7倍、7番人気です。
前走・高松宮記念では13番人気で3着に激走して三連単668,280円の高配当を出しました。
「今年に入って重賞で6着以内」の条件に当てはまるにもかかわらずそれほど人気が高くない馬の1頭です。
この馬は、2年前の京王杯スプリングカップ2着馬でもあります。得意距離は1,200～1,400メートルあたりで、適性はちょうど良いと思います。
週末は東京競馬場のお天気も崩れる予報になっています。その点も、重馬場の高松宮記念で好走したトゥラヴェスーラにとっては有利に働く可能性はあるかと思います。
ダディーズビビッド
予想オッズ単勝17.8倍、9番人気です。
もう1頭、今年に入って重賞を好走したにもかかわらず、今回あまり人気になっていない馬を挙げておきます。
今回人気にならないのは、高松宮記念で11着に敗れたことが原因でしょう。しかし、不思議なことに、高松宮記念で同じぐらいの結果だったピクシーナイト（13着）やウインマーベル（10着）は、今回人気を集めているんです。
これってどういうことなのか、そういうところが、競馬の難しいところだなと思ったりします。
ダディーズビビッドは、ヒシアマゾンやエフフォーリアを輩出したケイティーズ牝系の血統を持った馬です。阪急杯の時に見落として後悔したので、今回は気を付けて名前を挙げておくことにしました。
以上、京王杯スプリングカップについて予習をしてみました。
土曜日は競馬を見られないので予想はアップしませんが、結果を楽しみにしたいと思います。
