こんにちは、欅並子です。
安田記念が終わり、春のG1シリーズも一息。宝塚記念まで2週、G1のない週末が続きます。
今週は、函館開催の始まりを告げる函館スプリントステークスと、東京競馬場で開催されるエプソムカップという2つの重賞競走が予定されています。どちらも日曜日の開催ですね。
今日は、エプソムカップのお話をしていきます。
エプソムカップは1984年創設のレースです。
1983年、日本ダービー創設50周年の節目にあたって「ダービー」の本場であるイギリスのエプソム競馬場と東京競馬場が姉妹競馬場となったことを記念して、その翌年にエプソムカップの第1回が開催されました。
（イギリスのエプソム競馬場では「The JRA Condition Stakes」というレースが行われているそうですね）
2022年には「エリザベス女王即位70年記念」の副題を付して施行されました。
東京競馬場東門を入ってすぐのところに競馬博物館がありますが、その前に「エプソム遊歩道」というお庭があります。
この遊歩道は、エプソム競馬場のレースコースを模した形状になっていて、ここに、エプソム競馬場から送られた記念樹の柏が植えられているということです。
東京競馬場に行った際に立ち寄ってみられると良いかもしれませんね。
エプソムカップは、東京競馬場の芝1,800メートルで行われるレースです。
直近の大舞台を目指す前哨戦というわけではありませんが、ここを勝ってその年の秋に躍進した馬たちを多く輩出してきたことから、中距離路線でこの先主役を担う馬を見つけるための重要なレースとなっています。
過去10年のデータによると、
- 上位人気馬
- 前走はJRA重賞（ただし、前走重賞好走馬は過信できない）
- 4歳馬
こういった条件の馬が馬券圏内に好走する傾向があるとのこと。
では、今年の出走馬から注目馬を確認していきましょう。
※エプソムカップ(G3) オッズ | 2023年6月11日 東京11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
予想オッズはこちらのサイトのものを参考にしています。
ジャスティンカフェ
予想オッズ単勝3.7倍、1番人気です。
なかなか勝ちきれないレースが続いていますが、さすがにここでは実力上位でしょうか。
どっちかっていうとマイルでよく走ってきていますが、芝1,800メートルも得意ですよね。
東京の芝1,800といえば、昨年の毎日王冠での2着は、もしやと思わせる走りでした。昨年のエプソムカップでは4着。
前走、ダービー卿GTで2着からの参戦ですが、前走で鞍上をつとめたルメール騎手は今回、そのダービー卿CTで優勝したインダストリアに乗り替わり。
今回は、横山和生騎手と初コンビになります。
マテンロウスカイ
予想オッズ単勝7.0倍、3番人気です。
4歳馬で、勢いを感じるといえば、この馬かなあ。
前走メイステークス、東京競馬場で見てたんですよね。わたし、パドック見て予想したんですけどね。この馬はちょっと集中力が足りないっていうか、フラフラ歩いてるように見えて切っちゃったんですが、結果は2着。
まあ、そんなこんなで最近ちょっとパドック予想わかんなくなってきてるんですけど（笑）
上手に逃げて、最後勝った馬に差された感じですね。今回も逃げるとして、ほかに逃げたい馬もいなさそうだし、同じ東京の芝1,800メートルですから、同じ事ができれば良い勝負ができるかもしれません。
レインフロムヘヴン
予想オッズ単勝6.1倍、2番人気です。
最後1頭迷ったけど、とりあえず上位人気馬だし、ちゃんと調べておきましょう。
この馬、わたしとしては「危険な人気馬」の香りを感じておりますが、わたしの嗅覚はそんなにたいしたことはないので、まあほどほどに。
3歳の頃はクラシックに出走を目指してトライアルなど使うもなかなか結果が出ず、4歳でなんとか2勝クラス勝ち、5歳になってついに前走、府中ステークスで3勝クラスを勝って重賞戦線に帰ってきました。
芝2,000か2,400での勝ち鞍しかないので、ちょっと芝1,800ってどうなんだろうというところですよね。
普通だったら2番人気じゃないよなって感じなのですが、鞍上がD.レーン騎手なのですよね。どうかな、ここでいきなり重賞、本当に通用する？
以上、3頭注目馬を上げました。毎週、難しくって大変。
