欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

函館スプリントステークス2023 3歳牝馬たちに注目(個人的に)

こんにちは、欅並子です。

 

今週から函館開催が始まります。

いよいよ夏競馬って感じがしてきました。

JRAではこの時期からいくつかのレースをカテゴリーごとに分けて、それぞれのシリーズごとのポイント制でチャンピオンの座を争う「サマーシリーズ」というイベントを開催します。

今週行われる函館スプリントステークスは「サマースプリントシリーズ」の緒戦という位置づけにもなっています。

(サマーシリーズについては、どのような仕組みで、どのような楽しみ方があるのか、後日別記事で改めて調べてみたいと思います)

 

函館スプリントステークスは、1994年に創設された札幌スプリントステークスが始まりです。1997年に、函館と札幌の開催時期の順番が入れ替わったことから開催場を函館に移し、現在の名称になりました。

芝1,200メートルで行われるレースであることには変わりはありません。

 

そんな、函館スプリントステークスの過去10年のデータから傾向を確認すると、

  • 3歳馬
  • 距離短縮で挑む馬
  • 重賞実績馬

こういう馬が活躍する傾向があるとのこと。

昨年の優勝馬・ナムラクレアは3歳でしたが、その後、秋以降の短距離戦線でも主役級の活躍を見せました。

では、今年の出走馬から注目馬を確認していきましょう。

 

函館スプリントS(G3) オッズ | 2023年6月11日 函館11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

予想オッズなどはこちらの情報を元に書いています。

 

ブトンドール

予想オッズ単勝4.7倍、1番人気です。

データ的に有力とされる3歳馬です。この馬は、昨年の函館2歳ステークスの優勝馬でもあります。芝1,200メートルという舞台も同じですから、有力視されるのは当然かと思います。

ただ、現時点で1番人気といっても4.7倍なのでこのあとどうなるかちょっとわかんないところもありますよね。

函館2歳Sのあとは距離が1,400メートル・1,600メートルと伸びて苦戦していますが、といっても、あのキラキラメンバーが揃った桜花賞で、16番人気ながら9着、結構力はあるのではないかと思います。

 

リバーラ

予想オッズ単勝7.4倍、3番人気です。

またもや3歳牝馬から。

この馬は、昨年11月、ブトンドールが2着に敗れたファンタジーステークス(芝1,400)の勝ち馬です。阪神ジュベナイルフィリーズ、明けてフィリーズレビューと惨敗したあと、休養に入りました。

久しぶりのレースにはなりますが、こちらも距離短縮は好材料と思います。

体が小さい馬ですが、どのくらい成長して出てくるかも気になるところですね。

 

ムーンプローブ

予想オッズ単勝13.0倍、7番人気です。

またもや3歳牝馬を挙げてしまってすみません。この世代ってやっぱり最初から見ているのでどうしても思い入れがあって。好きなんです。

ムーンプローブは、フィリーズレビュー2着馬。阪神ジュベナイルフィリーズにも出走していて惨敗していたことからあまり人気にはなりませんでしたが、わたしも密かに注目していた馬。(残念ながら、馬券にはつながりませんでしたが)

桜花賞での結果も思わしくなかったので、今回もあまり人気にはならなさそうですが、やっぱり先に挙げた2頭と比べてそれほど見劣りしないと思っています。

この馬の良いところは、前走桜花賞の時点で馬体重が472キロと、まあまあ体が大きいことですね。

やっぱり、これからどんどん古馬とぶつかっていく中で、体が大きいというのは大事なことだと思います。ましてや短距離路線では。

 

春のクラシックでは結果が出せなかった3歳牝馬たちの、新たな挑戦に注目、ということでわたしの注目馬3頭挙げてみました。