こんにちは、欅並子です。
今週末予定されている重賞は2つ。
2つとも函館競馬場で、土曜日に函館2歳ステークス。日曜日には函館記念です。函館競馬場での開催は、これにて終了し、来週から、札幌競馬場での開催になります。
土曜日はわたしが私用にて競馬が見られないこともあり、今週は日曜日の函館記念の展望のみお届けしようと思います。
函館記念は、1965年創設。函館競馬場で行われる重賞としては、最も歴史が長いレースだと言われております。
と言われると、函館競馬場っていつできたん?って気になってしまいますよね。
函館競馬場は、1896年に開場。日本に現存する競馬場としては最も長い歴史をもつ競馬場だそうです。歴史の授業で習った「ペリー来航」が1853年ですが、それをきっかけに日本は3つの港を開港しました。そのうちの1つが箱館(函館)港です。
日本の中でいち早く開港した函館には早くから西洋文化がもたらされ、函館にある神社のお祭りでも、街中に仮柵のようなものを設けて競馬に似た余興が行われるようになった…と。それが函館競馬場の始まりだと言われています。
函館記念は、創設当初は芝2,400メートルの競走でしたが、1968年に芝2,000メートルに改められてからは現在に至るまでそのままの距離で行われています。
2006年からはサマー2,000シリーズの第2戦として指定されています。
予想の話に移りますが、函館記念、ハンデ戦で、フルゲートになることが多く、過去10年で1番人気の勝利はたった1回という難解なレースです。
- 内側の枠が優勢
- 巴賞好走馬が不振
過去10年のデータからは、上記のような傾向があると言われています。
え、巴賞ダメなん…ってなってます。
それでは、今年の出走馬から注目馬を確認していきましょう。
※函館記念(G3) オッズ | 2023年7月16日 函館11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
予想オッズの情報はこちらのサイトを参考にしています。
アラタ
予想オッズ単勝3.9倍、1番人気です。
やはり、まずはアラタが本命かなーって思っていたので、巴賞好走馬は不振という情報に「えー」ってなってます。
巴賞好走馬が不振の中身を詳しくすると、
巴賞で5着以内に入っていた馬の成績は【0・0・1・28】
ということ。結構絶望的ですよね。ということは逆に、前走どういうレースがいいのかなって調べて見ると、目黒記念、エプソムC、鳴尾記念。あとは、「前走巴賞だけど6着以下」これなら、函館記念ではもう少し成績がいいようです。なんて難しい!
アラタはわたしがよくパドック予想で印を付ける馬です。
今回ハンデ58キロで、巴賞と同じ斤量になりました。なんか、申し分ないと思うんですが、それでも巴賞好走の呪い、発動しちゃうのかなあ…。
ローシャムパーク
予想オッズ単勝4.5倍、2番人気です。
巴賞好走組がダメであれば、別のルートから、ということで、2番人気ローシャムパーク。
鞍上がルメール騎手ということでも人気になっているんですよね。この馬のこと、あまり知らないなと思っていたのですが、前走3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬ですね。
条件戦から上がったばかりの馬が、いきなり重賞に来て連勝するのは、普通ではちょと難しいと思っています。
ただ、この馬は3歳の時にはセントライト記念で3着という経歴の持ち主。重賞の舞台で強い相手と戦った経験はあります。セントライト記念3着のあと菊花賞には出走せず休養、年明け1月から再始動し、現在に至っています。
前走は東京競馬場の芝1,800メートルのレースでした。500キロを超える大きな馬なので、小回りの函館でも同じように力を出せるかという課題もあると思います。
キングオブドラゴン
予想オッズ単勝48.3倍、14番人気です。
キングオブドラゴン、人気ないですね。でも、この馬強いと思うんですよね。
印象に残っているのは、昨年のアルゼンチン共和国杯。調子よく逃げてて、もしかしてイケるんじゃ?ぐらいのところで何かに驚いて逃避し、勝負から離脱してしまいました。その時から、なんとなく気になる馬です。
日経新春杯で10番人気・2着したときは買ってなくて大誤算、日経賞はパドック予想で◎を付けて7着と、逆の意味で誤算。(京都記念は買わなくて正解だったけど)
なかなか彼とはタイミングが合いませんが、それでも、信じて買い続けるのもいいんじゃない?って思ったりします。
メンバー的に前に行きたい馬が多そうですが、そういうメンバーの中でも常に前へ行けるのがこの馬の強みと思っています。斤量56キロも結構恵まれているのでは?
長いキャリアの中で、函館競馬場で走ったのは1回(3歳1勝クラス)のみ。芝2,000メートルのレースで2番人気6着です。うーん、わからん。
でも、パドック見て元気そうだったら買っちゃうかも。
以上、函館記念の注目馬3頭挙げました。