欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

ダービー卿チャレンジトロフィー2023 昨年は大荒れだったレース、穴馬を見つけられるか?

こんにちは、欅並子です。

 

ダービー卿チャレンジトロフィーって、長いタイトルですよね。

ダービー卿CTと略して書いてあるのもよく見かけます。

わたしのサイトは、こだわりってほどでもないんですけど、一応レース名は略さず表記しようかなーと思っていて、阪神ジュベナイルフィリーズとか朝日杯フューチュリティステークスなんかも大抵略さずしっかり書いてるんですが、これまでに、サウジアラビアロイヤルカップだけは「サウジアラビアRC」って書いてきました。

でも、特に基準はなくて、なんとなくその時の気分だけでそうしてきただけみたい。

だって、サウジアラビアロイヤルカップは14文字なのに対して、朝日杯フューチュリティステークスは16文字。略すなら朝日杯FSの方でしょうって、今さら気がつきました。

というわけで、ダービー卿チャレンジトロフィー。

これは15文字なのですが、ここはひとつ略してダービー卿チャレンジTと表記してみようと思います。

 

このレースは、1969年に、イギリスから著名な騎手3名を招いて東京競馬場と京都競馬場で「英国騎手招待競走」が4競走を行った際に、そのひとつの競走に第18代ダービー卿エドワード・ジョン・スタンリー伯爵からトロフィーの寄贈を受けたことを記念し、「ダービー卿チャレンジトロフィー」というレース名が付けられたのが始まりだそうです。

ダービー卿の「ダービー」っていうのは、いわゆる3歳馬の頂点を決めるレースとして世界中でやってる「ダービー」の元になっているお名前ですね。

世界に数ある「ダービー」全ての始まりである、イギリスの「ダービーステークス」の創設に関わったとされるのが、第12代ダービー卿(ダービー伯爵)で、この「ダービー卿チャレンジトロフィー」に関わっているのは第18代目、その末裔というわけですね。

 

創設時は東京競馬場の芝1800mで11月に行われましたが、1981年に中山競馬場へ変更。距離は1984年から芝1600mになりました。現在と同じ春の中山開催に繰り上げられたのが、1990年。その年から1995年までは芝1200mで実施されていましたが、1996年より再び芝1600mに戻されました。

わたしが競馬にハマったきっかけのゲーム「ウイニングポスト2」ではダービー卿チャレンジTは芝1,200メートルのレースだったので、今でもつい「スプリント戦」のイメージで見てしまうのですが、マイル戦です。

ダービー卿チャレンジTは、2002年からはハンデ戦で行われています。

昨年なんて、1着が11番人気のタイムトゥヘヴン、2着に12番人気のフォルコメンが入って馬連34,610円の高配当が出る、波乱の結果になりました。

毎年荒れるのか?といえばそこまででもありませんが、でも、なかなか人気サイドがそのまま順当に来るということは少ないようです。(過去10年で優勝した1番人気の馬は、2015年のモーリスだけです)

 

過去10年の傾向から見る、「来る」馬の条件はこちら。

  • 5歳以下
  • 前走5着以内
  • 内枠
  • 前走が芝1,600メートルのレース

では、今年の出走予定馬から注目馬を確認していきましょう。

現在、登録馬が20頭いるので、まだハッキリしないんですけどね。

 

ダービー卿CT(G3) オッズ | 2023年4月1日 中山11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

こちらの内容を参考にして書きます。

 

ジャスティンカフェ

予想オッズ単勝2.1倍、1番人気です。

前走、東京新聞杯(芝1,600)4着からの参戦です。

昨年秋に毎日王冠2着からマイルチャンピオンシップにも出走して6着に健闘しました。

わたしは、東京新聞杯ではこの馬にパドック予想で2番手の印を付けたのに結果4着と、ちょっと悔しい思い出もあります。

G1に出走した経験のある馬も少なく、このメンバーならやはり上位かなという気がしますが、どうでしょうか。

 

レッドモンレーヴ

予想オッズ単勝4.4倍、2番人気です。

「レッド」の付く馬に川田騎手が乗るだけでもう、なんか強そう。逆らわんほうがええやろーみたいな空気を感じます。

この馬は4歳で、まだ前走3勝クラスの節分ステークスを勝ったばかりですが、勢いはありそうです。

母・ラストグルーヴですから、あの、エアグルーヴ一族の子ですね。

そういえば、この馬は昨年の秋に、藤沢和雄元調教師の顕彰者選定記念として行われた「レジェンドトレーナーカップ」という競走で勝っています。

レッドモンレーヴは、藤沢元調教師が引退する以前の管理馬(しかも、調教師としての最後の勝利がこの馬だったとか)で、まるで恩返しをするように記念のレースで勝ったことから話題になりました。

あのときも、川田騎手が騎乗してましたっけ。

今回は何の記念でもないレッドモンレーヴ自身の戦いになりますが、重賞初挑戦で初勝利はなるでしょうか。

 

スカーフェイス

予想オッズ単勝81.9倍、14番人気です。

7歳で、前走は芝1,800メートル。

データには当てはまらないですし、マイルの実績がほぼない馬なのですが、気になるので名前を挙げておきます。

というのも前走の大阪城ステークス(L)では、パドックをテレビで見ていて、ちょっと「おや?いい馬がいる」と思ったにも関わらず、ただ人気順(8番人気)だけ見て馬券から外してしまった自分への反省を込めて、今回はちゃんと注目しておこうと思ったのです。今回は前走のさらに下の14番人気のため、またもやちょっとくじけそうですけど、今度は「もしや」の目でパドックを見たいと思います。

大阪城ステークスの前は京都記念ですし、昨年は大阪杯にも出走していた馬なので、なんでここでマイル?というのはありますけど、何かしら狙いがあるのかな。

とりあえず、わたしは油断しないようにしますよ。

 

以上、ダービー卿チャレンジTの注目馬を確認しました。