欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

川崎競馬場 「ケンタッキーラウンジ」を利用してみました

こんにちは、欅並子です。

 

今年は、年明け早々から川崎競馬場に行ってきた、と以前に書きました。

 

www.keyaki-namiko.com

 

その時に見つけたちょっとユニークなスペース「ケンタッキーラウンジ」のことがずっと気になっていたのですが、この度やっと先日潜入に成功しましたので、今日はそのレポートをしたいと思います。

 

 

ケンタッキーラウンジとは、指定席の一種です。

そこは、ただ普通にスタンドの椅子が指定になっているわけではなくて、フロアまるごとがきっちりと区切られて有料ゾーンに指定されていました。インテリアが凝っていて、外から覗いただけでもなんとなく素敵な感じがする空間です。

ケンタッキーラウンジがあるのは、1号スタンド3階。

川崎競馬場に2つあるスタンドのうち、見るからに古い建物のほうが1号スタンドです。

エスカレーターで3階まで上がると、指定席券を提示しないと入れない区画にぶつかります。入ってすぐの場所がケンタッキーラウンジ、さらにその奥に貴賓室という配置になっています。

ケンタッキーラウンジは、コースに面した屋外席・1,500円と、室内のテーブルやカウンターに設けられた椅子が占有できる屋内席・1,000円の2種類に分かれています。

わたしが今回利用したのは屋内席です。

 

 

今回は、目の前に大きな馬の銅像がある、2人掛けのテーブルを取りました。

馬の銅像の向こう側には、4人掛けのテーブル席などもありました。

ほかに、カウンター席や小さなテーブル付き椅子の席など、いろんなタイプの席が用意されていますが、お値段はどこでも1,000円です。

 

 

エリア内には馬券発売機もあって、ほとんど並ばずに馬券を購入することができました。

ちなみに、屋内席利用でも、このドアから屋外に出ることができます。

 

 

ちゃんとした座席は指定席券がないと座れませんが、最後部に自由に座れるベンチが置いてあって、そこに座ってレースを見ることができました。

 


ちょうど目の前がゴール板。かなり良い位置にありますね。

ケンタッキーラウンジの最大の利点は、綺麗なスペースにゆっくり座れる座席が予約で確保できるということですが、ただのお部屋ではなくて、「ケンタッキーダービー」というテーマに合わせたインテリアになっているので、ちょっとテーマパークのアトラクションぽい雰囲気も楽しめます。

 

 

ケンタッキーダービー優勝馬に与えられるレイや、ゼッケン。

レイはレプリカとのこと(そりゃそうだ)

じゃあ、ゼッケンはどうなのかな? レプリカだよね…?

だって、あのサンデーサイレンスやアメリカンファラオ、フサイチペガサスが実際に使った本物が川崎競馬場に来るかなあ?

 

 

他には、ケンタッキーダービーデーに現地で販売されたキャップやピンバッジ、

 

 

Tシャツなどのグッズなども展示されていました。

競馬関係のグッズって、どうしてもこうなっちゃう運命なのね、って感じはしますけどね(笑)

 

 

併設されたスポーツバー風のお店「2MINUTES」は、アメリカンな雰囲気でなかなかカッコいいお店。飲み放題メニューしかない感じだったので、外から見るだけにしました。

 

パドックを見て、自分の席に戻ってゆっくり馬券を検討して、ラウンジ内の発売機で馬券を買って、屋外席からレースを見る、という流れはなかなか優雅な過ごし方です。

ただ、ケンタッキーラウンジがある1号スタンド3階は、登りはエスカレーターで上がってこられるのですが、下りはエスカレーターがなく、裏口みたいなドアから出て階段で降りなきゃいけないので、だんだんパドックへ行くのが面倒になってきます。

また、戻る時にいちいち係の方にスマホの画面で指定席券のQRコードを見せないといけないので、だんだん戻るのも面倒になってしまうという。

そもそも、1号スタンドは古い建物をそのまま使っているので、中は綺麗にリノベしてあっても随所に老朽化を感じます。

階下へ降りる時に通る、その裏口みたいなドアが、ちょっと建て付けが悪いのか、開くと毎回「バン!」とでっかい音がするので、わ、壊しちゃった?って毎回ドキッとします。

 

まあ、そんな具合のケンタッキーラウンジでございます(笑)

次も利用したいか、といえば半分微妙だな。

ただ座る場所が欲しいなら、2号スタンドの指定席のほうがいいかもしれない、と、小さな声で言っておきましょう。

 

でも、こういう試みをしてみるのは良いことだと思います。

地方競馬場って、わたしにとってはやっぱりなんとなく居心地が悪くて、行ってもあまり長居できないことが多いです。

地方競馬場でも「居心地」というところに着目して改善しようという動きがあるというのはちょっとこれから楽しみな気がしますね。