欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

中山競馬場のUMACA会員専用エリア「UP-Seat」を利用してきたよ

こんにちは、欅並子です。

 

2月25日(土)からは東の開催競馬場が東京から中山へと移りました。

普段は東京競馬場が主戦場だと言っているわたしですが、開幕週の初日から早速中山競馬場に行ってきました。

先日UMACAに加入したという記事の中でも触れたのですが、中山競馬場には、UMACA会員が利用できる専用のUP-Seatという席があります。

スタンド内にある休憩所のようなスペースですが、UMACAを使って整理券を発行すれば1日中無料で使えます。

UMACAに加入してから中山競馬場に行くのは初めてなので、まずはこの席を体験してみることにしました。

 

UP-Seatってどこにあるの?

UP-Seatは、中山競馬場内に2カ所あります。

ひとつは、メインスタンド2F・16番柱付近、もうひとつは馬場内棟12番柱付近に、それぞれ入口が設けられています。

わたしはいつもパドックと馬場との間を行ったり来たりしながら過ごしますので、メインスタンド2FのUP-Seatを利用することにします。

近くに「寿美家」さんというお寿司屋さんがある辺りですね。

一番近いエスカレーターで1Fに降りると目の前がパドックという好立地。

 

UP-Seatを利用するにはどうしたらいいの?

UP-Seat入口付近に設置されたUMAポートで整理券発行の手続きが必要です。

 

 

整理券は先着順の発行で、満席になると受付終了です。

UMAポートというのは、UMACA投票機とはまた別の、UMACA特典を発行したりするための端末。

UMAポート自体は競馬場内のあちこちに設置されているものですが、UP-Seatの整理券が発行できるのはUP-Seat入口に設置されているUMAポートだけなのでご注意ください。

 

UMAポートにUMACAをタッチすると座席ブロックの選択画面が表示されるので、好きなブロックを選びます。指定できるのはブロックまでで、個別に座席を指定することはできません。

わたしが利用したメインスタンド2階のUP-Seatは全部で192席。

入口から近い順にA~Dのブロックに分かれていて、先着順で入口から近いAブロックの席から埋まっていく感じでした。先着順に端から順番に席の番号が割り当てられるので、お連れ様と一緒に利用したい場合は連続して整理券を発行すればだいたい隣同士の席になれます。

(運悪くちょうど列の変わり目に当たったりすると離れた席になってしまったりする可能性もありますね。ま、その辺は無料サービスなのであまりワガママ言わないで諦めるべしですね)

馬場内棟の方は見に行かなかったのですが、324席もあってかなり広いみたいですね。

わたしはこまめにパドックを見に行きたいので、馬場内を利用する選択肢はないのですが。

UMAポートから無事整理券が発行されたら、それを持って入口へ。

入口には係の方が必ず立っているので、整理券を提示して入場します。

 

UP-Seatの中はどんな感じ?

 

テーブルや荷物置き場がコンパクトに配置された座席が一人1席割り当てられます。

エリア内の全ての席からよく見える位置に沢山のモニターが設置されていますし、UMACA投票機もそれぞれの席に近い場所に何台もあって一切並ぶことはありません。

エリアの奥には専用のお手洗いもあって快適です。

 

 

全席禁煙ですが、飲食物の持ち込みは自由。

利用してみた印象として、エリア内はゴミなど落ちておらず大変きれいで、利用者は物静かな方が多いのか、わりとひっそりとしています。

お連れ様同士で来ているお客さんもいますが、話し声も控えめでおとなしく利用されている方が多い印象ですね。

場内放送は一般エリアと同じ音量で聞こえるようになっています。

設置されている沢山のモニターではいくつかのチャンネルに分けて映像が流れていて、中山競馬場だけでなく他場のレースやパドック、確定時の払戻しの内容も見ることができます。レースの時は、実況音声もちゃんと流れます。

中山競馬場でレースが行われる時だけは、全てのモニターが中山競馬場のレースを放映します。

静かなお客さんたちの間からも、レースの時はさすがに「それ行け!」「来い!」などとかけ声は飛びますが、レースが終わったらまたすぐに静かになります(笑)

 

入退場はどうやって管理されているの?

UP-Seatエリアはいつでも出たり入ったりできますが、出入り口に係の方が立っていて、入る時には整理券を見せる必要があります。

整理券はUMACAで馬券を買ったときに出てくる控えのレシートと全く同じ紙なので、間違えて捨ててしまわないように注意しましょう。再発行はできません。

紙がないとエリアに入れてもらえません。(多分)

ペラペラの紙をポケットから出したり入れたりするので、1日が終わる頃にはボロボロになりますw

 

 

エリアの出入り口に立っている係の方は、毎回きちんと挨拶してくれます。

出る時に「いってらっしゃいませ」と丁寧にお見送りをしてくださるのには、ちょっと恐縮してしまうぐらいです。

あたしなんか、ただダラダラ馬券買って遊んでるだけなのに「いってらっしゃいませ」なんて、ねえ。そんな立派なもんじゃないですよ、ホントに。

 

まとめ・感想

スマートシートや指定席を取らずに競馬場に行くと、座って休む場所がなくていつもすごく疲れてしまうのですが、UP-Seatがあると休みたいときにいつでも休めるのでとても快適です。

従来の指定席は必ずコースが見える場所に配置されていましたが、必ずしも座ってレースが見たいわけではなくて、ただ馬券を検討したりする時にちょっと腰掛ける場所があれば十分だったりします。そのために、多くの人が手荷物などでその辺のベンチの場所取りをしてしまう現状があるのですが、こうして普通のベンチも指定席化してしまうというのはなかなか良いアイデアなのではないかと思いました。

今は中山競馬場だけですが、わたしがよく行く東京競馬場にもできるといいのになあと願っています。

今はまだこのしくみを知っている人が少ないため、午前中にふらっと行けば余裕で座れてしまうUP-Seatですが、そのうちだんだん知れ渡って争奪戦になってしまうかもしれません。

期間限定のオアシスなんだろうなーとほんのり思いながら、ひとまず有り難く使わせていただいています。

こうしてブログで紹介しちゃってますが、本当はあまり誰にも知られたくないですw

 

ところで、UP-Seatというのはどういう意味なんでしょうね?

UはUMACAのUで間違いないと思いますが、Pって何でしょう。

わたしは、これが4月から始まる「UMACAポイント」のポイントのPを表しているのではないかと睨んでおります。

もしかしたら、この席の利用券がUMACAポイントの交換景品になるのではないか、と。知らんけど。

勝手に言ってるだけなので間違ってたらごめんやで。

 

以上、UP-Seatの利用レポートでした。

競馬場内で座る場所に困ってる方、是非UMACAに加入して利用してみてくださいね。