こんにちは、欅並子です。
今週末も重賞競走が3つ予定されています。
今日はまず、高松宮記念の前哨戦という位置づけになる短距離重賞・オーシャンステークスのお話をしていきたいと思います。
オーシャンステークスってわたしにはあまり馴染みがない重賞なのですが、このレースは1996年に中山競馬場の芝1,800メートルのオープン特別として創設されたレースでした。最初の年は6月に開催されていたレースでしたが、翌年には時期を3月に移し、距離も現在と同じ芝1,200メートルに変更されました。
オーシャンステークスが重賞になったのは2006年。短距離重賞路線の再整備に伴ってG3に昇格し、高松宮記念の前哨戦と位置づけられるようになりました。
そんなオーシャンステークスの過去10年のデータをもとに、3着以内に来そうな馬の条件は下記の通り。
- 前走がスプリンターズステークスかシルクロードステークス(または海外)
- 中山芝1,200のOPのレースで3着以内に入ったことがある
- 馬体重が重い(480キロ以上)
このデータも踏まえつつ、注目馬を確認していきましょう。
※オーシャンS(G3) オッズ | 2023年3月4日 中山11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
こちらの内容を参考に記事を書いています。
ナランフレグ
予想オッズ単勝2.4倍、1番人気です。
昨年の高松宮記念は8番人気で勝利し穴を開けた馬ですね。昨年、オーシャンステークスで2着した後の快挙でした。
高松美也記念を勝った後は、安田記念(9着)→スプリンターズステークス(3着)→香港スプリント(11着)と、G1を使い続けています。
ここ最近は490キロ前後の馬体重で走っているようですね。
さすがにこのメンバーではダントツの格がある馬のように思います。
問題点としては斤量59キロを背負うことが挙げられています。あとは、香港遠征の影響がどう出ているか?
ニュース記事によると体調は問題ないと言われていますが、パドックでもよくチェックした方がよさそうです。
スンリ
予想オッズ単勝15.9倍、7番人気です。
3勝クラスを勝ったばかりの馬。勢いを買うならこの馬かなと、ちょっと前から目を付けていました。経験という意味では周りの馬に見劣りするところもありますが、3勝馬が重賞初挑戦で勝つところを先週も見ましたしね。わたしは実績よりも勢いを重視して予想を組み立てることが多いです。
実績はそんな感じですけど、馬体重で言えば、ここ最近480キロ台で出走していて、牝馬ながら大きい馬ですよね。
ムルザバエフ騎手が騎乗予定というのも楽しみです。
キミワクイーン
予想オッズ単勝6.0倍、4番人気です。
勢いで言うならもう1頭、キミワクイーンを挙げたいと思います。
こっちの方がスンリより人気は上位ですね。スンリが3勝クラスを勝ち上がるのに1年近くかかったのに対して、こちらは2戦で勝ち上がって今回重賞初挑戦。
8戦4勝の4歳牝馬です。
これまで出走した中で最高体重が前走の444キロということなので、どちらかというと小柄な部類に入ると思います。
データ云々以前に、スプリンターというとデカくてゴツい馬の世界という印象があるので、その点は少し気になるところではあります。
ここ3走は横山武史騎手が手綱を取っていましたが、この日は阪神競馬場のチューリップ賞に出走するペリファーニアに騎乗予定のため乗り替わり。岩田康誠騎手は初騎乗となります。
以上、気になる馬3頭挙げました。