こんにちは、欅並子です。
今日は、今週行われる3つの重賞のうち、3月4日(土)に阪神競馬場で開催されるチューリップ賞について書いていきたいと思います。
チューリップ賞は、桜花賞トライアル競走。
3着までに入った馬には桜花賞の優先出走権が与えられます。
桜花賞と同じ阪神競馬場の芝1,600メートルで行われることから、最も重要な桜花賞トライアルという位置づけになっています。
チューリップ賞が重賞になったのは1994年からのこと。重賞になる以前も「桜花賞指定オープン」ということで2着までの馬に桜花賞の優先出走権が与えられていましたが、1994年にG3に昇格してから桜花賞への優先出走権が「3着まで」に増えました。
現在の通りG2に昇格したのは、2018年からです。
最も重要な桜花賞トライアルと言いつつ、チューリップ賞の優勝馬がその後桜花賞を勝ちまくっているかというとそうでもなくて、ここ最近のデータを遡ってみても2014年のハープスター以来、チューリップ賞勝ちの桜花賞馬は誕生していません。
そんなチューリップ賞の過去10年のデータから、3着以内に入りやすい馬の条件を確認しましょう。
前走が阪神ジュベナイルフィリーズ
キャリア4戦以内
父はディープインパクト系
とのこと。
では、この内容を踏まえつつ注目馬を確認していきましょう。
※チューリップ賞(G2) オッズ | 2023年3月4日 阪神11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
この内容を参考に書いています。
ドゥーラ
予想オッズ単勝2.3倍、1番人気です。
阪神ジュベナイルフィリーズから直行してきたのはこの馬だけですね。そのときは6番人気で6着の成績でした。
札幌2歳ステークスを勝って早くから注目を集めていた馬でもあります。重賞馬ながら阪神ジュベナイルフィリーズで6番人気というのは少々微妙ではありますが、よくよく振り返ってみると、ドゥーラに限らずほかの夏の2歳重賞勝ちの馬も、あまり人気にならなかったんですよね。
今回は、デビューから阪神ジュベナイルフィリーズまでの4戦全ての手綱をとってきた斎藤新騎手から、戸崎圭太騎手に乗り替わりです。
父はドゥラメンテ。ディープインパクト系ではないのでこの点はデータからはずれます。
ペリファーニア
予想オッズ単勝5.4倍、3番人気です。
エフフォーリアの半妹ということで注目を集めている馬ですね。
ペリファーニアという名前は女性的な響きですが、語感が「エフフォーリア」と揃えてあってオシャレですよね。兄と同じ厩舎所属です。
大好きだったエフフォーリアとお別れしたばかりの横山武史騎手が手綱を取るというのもなんかいい。
有馬記念が行われた12月25日、中山競馬場の新馬戦でデビューし、単勝1.4倍の圧倒的人気に応えて勝利しました。
その新馬1勝のみでチューリップ賞に参戦しています。
今年の3歳重賞では、シンザン記念のライトクオンタムやクイーンカップのハーパーなど、1勝馬の優勝はありましたが、チューリップ賞だけで見ると、ここ10年は1勝馬の優勝はありませんね。
モズメイメイ
予想オッズ単勝9.2倍、4番人気です。
前走が阪神ジュベナイルフィリーズでも重賞でもない、2勝馬ですが、人気になっていますね。
まずは、名前がかわいいですよね。メイメイちゃんって呼びたくなる。
3歳1勝クラスの、かわいいお花の名前がついた「○○賞」ってけっこういろいろあって、そんな賞を勝ったり好走したりしてきた馬がチューリップ賞にはたくさん出走しています。
そんな中で、モズメイメイはこぶし賞の勝ち馬です。
こぶし賞は、阪神の芝1,600メートルで行われたレースなので、そこで勝ってきたモズメイメイはとりあえずコース適性はあるんじゃないかなと考えられます。ただ、7頭立ての少頭数でのレースと今回のチューリップ賞ではちょっと勝手が違うかもとは思います。
あとは、レース間隔が中2週というのもちょっと短くて気になるところではあります。
以上注目馬3頭挙げました。ここまで来ると、桜花賞まであと少しって感じがしますね。