こんにちは、欅並子です。
今日は、今週開催される2つの重賞のうちのひとつ、阪急杯について書きます。
阪急杯は、創設当初は「阪神記念」、のちに「宝塚杯」という名前で6月に阪神競馬場の芝2,200メートルで行われていましたが、1960年に現在の名称「阪急杯」に改称され、距離も芝1,800メートルに短縮された。
それ以来何度か距離、開催場、開催時期の変更を経て、1996年に短距離重賞路線が整備されて高松宮杯(現高松宮記念)が芝1,200メートルのG1に昇格した時に、阪急杯も芝1,200メートルに変更されました。
その後、2000年に高松宮記念が3月下旬に繰り上げられたため、こちらも開催時期が繰り上げられ、さらに、2006年には距離が現在の1,400メートルに変更されました。
今回、この記事を書くために調べるまで、わたしは阪急杯を芝1,200メートルだと思い込んでいました。
2006年から変更になっていたということですから、ちょうどあまり競馬を見ていなかった時期ですね。
本番は1,200メートルなのに200メートル伸ばしたのはなんででしょうね。
そんな、阪急杯の過去10年のデータに見られる傾向はこちら。
- 1,2番人気は堅実に来るが、穴も来る
- 前走が海外G1だった馬は必ず勝つ(2戦2勝)
- 前走マイル重賞組が強い
この内容も踏まえつつ、注目馬を確認していきましょう。
※阪急杯(G3) オッズ | 2023年2月26日 阪神11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
オッズはこちらのサイトを参考にしています。
グレナディアガーズ
予想オッズ単勝1.5倍、1番人気です。
2020年の朝日杯フューチュリティステークス優勝馬です。
昨年は海外(英国)G1にも挑戦しています。遠征の結果は24頭立ての19着に終わっています。
また、遠征前に出走した高松宮記念では3番人気ながら出遅れもあって12着に敗れています。
昨年暮れに出走した阪神カップでは海外から帰って約半年後のレースになりましたが2着と好走しました。
2021年の阪神カップ優勝馬ですので、阪神競馬場・芝1,400メートルは得意な舞台といっていいでしょう。
メンバー的に、正直ここは負けていられないという感じはしますよね。
鞍上は岩田望来騎手。初騎乗ですね。
アグリ
予想オッズ単勝4.0倍、2番人気です。
昨年夏から秋にかけて1勝クラス→2勝クラス→3勝クラスと連勝してオープン入りした4歳馬ですね。上がり馬といって良いでしょう。
ここ2回は阪神競馬場の芝1,400メートルでの勝利なのでその点でも人気になっているんでしょうね。
父・カラヴァッジオというの珍しいので調べてみたところ、カラヴァッジオは昨年アメリカから日本へ輸入された種牡馬で、日本では2023年のシーズンから供用を開始するとのこと。てことは、アグリは持ち込み馬なんですよね、きっと。
カラヴァッジオ自身は、アイルランドでスプリンターとして活躍した馬です。
日本ではカラヴァッジオ産駒はまだほとんど走っておらず、今のところアグリが代表産駒。アグリの活躍にかなり期待が寄せられているのではないでしょうか。
メイショウベンガル
予想オッズ単勝226.7倍、15番人気です。
障害帰りの馬ですね。芝のマイル前後で2勝し、ダートへ転向。ダートでも1,200~1,400付近で2勝しています。そして、昨年5月からは障害へ。障害でも1勝しています。
何この対応力。なんかすごくないですか。
実は最近、障害帰りで穴を開けた馬を競馬場で見たことあるんですよ。サペラヴィっていうんですけど。
12番人気でしたが、大逃げに逃げて2着に粘りました。馬券は、馬連46,520円の大万馬券になりました。
同じことがそうそう起こるとは思いませんが、とはいえ全く話にならないということもないのでは。
まあ、そんなことあったよな、ぐらいのことは頭に置きつつ検討したい1頭ではあります。
以上、阪急杯の注目馬を確認しました。