こんにちは、欅並子です。
今日は、今週待つ行われるもうひとつの重賞シルクロードステークスについて予習していきます。
シルクロードステークスは、1996年に創設されたレースです。
わたしはちょうどその頃に競馬を見始めたので「新しい重賞ができるんだって!」とニュースになっていたのでよく覚えています。
その時のイメージがあったもので「シルクロードステークスは最近できた重賞です」と書きそうになりましたが、よく考えてみたらもう今回第28回です。
とてもじゃないけど「新しい」とは言えないわと考えなおしました。
シルクロードステークスは創設当初から京都競馬場の芝1,200メートルを舞台に開催されるレースでしたが、開催時期は4月でした。
2000年に高松宮記念が3月に開催されるようになったのに合わせて、2月上旬に移動。その後、さらに時期を早めて1月末に変更になりました。
そう、シルクロードステークスは高松宮記念の重要なステップレースなのですね。
創設当初の負担重量は別定でしたが2002年にハンデキャップ競走に変更され、現在に至ります。
京都競馬場の改修にあたり2021年からは中京競馬場で開催されていて、それも今回で3回目になります。
実は、重賞のシルクロードステークスが創設される前にも、1989年~1995年の間、同名のシルクロードステークスという特別競走が行われていました。
実施時期は5月、京都競馬場で、距離は1989年の初回のみ芝1,600メートル、残りは芝1,200メートルで行われていました。
同じ距離で同じ名前のレースなのに、この場合は「昇格」ではなく「新設」なのですね。なんというか、いろいろ事情はあるのでしょうが、よくわかりません。
いちファンとしては別に何も困らないのでいいのですがw
では、ここからは今年のシルクロードステークスの注目馬について検討していきたいと思います。
※シルクロードS(G3) オッズ | 2023年1月29日 中京11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
こちらの情報をもとに書いています。
ウインマーベル
予想オッズ単勝3.6倍、2番人気です。
1番人気ではなく2番人気の馬から注目するには、理由があります。
過去10年のデータによると、シルクロードステークスでは1番人気の馬が1着と2着が1回ずつと苦戦している一方、2番人気の馬が5勝を挙げています。
なので、とりあえず現在2番人気と予想されているウインマーベルに注目してみたわけです。
ウインマーベルは4歳馬です。昨年3月にファルコンステークス(G3)で重賞初挑戦したときには10番人気で15着という結果でしたが、その後、橘ステークス(L)と葵ステークス(G3)を連勝。
夏からは古馬に混じってキーンランドカップ(G3)2着、G1・スプリンターズステークスでも2着と大健闘しました。
今回、4ヶ月の休養を挟んでスプリンターズステークス以来の出走となります。
1番人気でもおかしくないと思うのですが、そこはハンデ戦。明けて4歳馬になったばかりの馬が59キロ背負って大丈夫かな?というのは確かに思います。(スプリンターズステークスの時は55キロでした)
わたしは昨年スプリンターズステークスを大外ししているのですが、この馬についてはパドックで見て「うるさかったので切った」という記録が残っております。
今回もしウインマーベルがパドックでうるさくても「そういう馬」ということであまり割り引きすぎないように気を付けたいと思います。
マッドクール
予想オッズ単勝4.7倍、4番人気です。
現在4連勝中の4歳馬です。
こういう成績の馬は、どうしても馬柱で目を引かれてしまいますね。
といっても、連勝の始まりは未勝利戦からで、前走・知立ステークス(3勝クラス)を勝ってオープン入りしたばかり。今回が重賞初挑戦です。
やはりメンバーを考えると、ちょっと人気しすぎな感はありますかね。どうなんでしょうね。
斤量が56キロで同い年のウインマーベルより3キロも軽いので、その辺りでも人気になっているんでしょうね。
グルーヴィット
予想オッズ単勝39.1倍、9番人気です。
穴っぽい馬を1頭挙げるとしたらこの馬かなと思って。
鞍上・岩田康誠騎手は今年まだ2勝ですが、先週のAJCCでのノースブリッジ優勝が記憶に新しいです。
お名前を見ればわかるとおり、最近、活躍が目覚ましいエアグルーヴ一族の子です。
2019年の中京記念(G3)以来勝ちから遠ざかっていましたが、先月タンザナイトステークス(OP)で久々の勝利を挙げました。
勝ちから遠ざかるといっても、掲示板はちょこちょこあるんですよね。
重賞馬ですので斤量は58.5キロ。メンバー中2番目に重い斤量で、3番人気予想のトウシンマカオと同じだったりするのでちょっと厳しめかなという気はしますが。
以上、シルクロードステークスの注目馬について確認しました。
気になる馬がたくさんいすぎて迷いますが、あとはパドックで。