こんにちは、欅並子です。
昨日はAJCCの展望を書きましたが、今日は、今週開催されるもう一つの重賞・東海ステークスのお話をします。
東海ステークスって。
21世紀に入ってから競馬を20年以上スルーしてしまったわたしにとっては、これまた「そんな重賞あったっけ」というレースです。
それもそのはずで、わたしが競馬をよく見ていた1990年代の後半あたりには、このレースは「ウインターステークス」という名前でG3の競走だったのでした。
確かに、ウインターステークスと言われれば「ああ、アレね」と記憶が蘇ってきます。
開催競馬場は今と同じ中京競馬場。創設当初は単に「ウインターステークス」という名称でしたが、1997年にG2へと昇格したのを機に東海テレビの寄贈賞を受けることになり、レース名は「東海テレビ杯東海ウインターステークス」となります。
さらに、2000年にはダートのオープン特別として初夏の頃に行われていた「東海ステークス」と合併して、レース名を「東海テレビ杯東海ステークス」と変更。5月の中京開催で行われるレースになりました。
2013年には年間を通したダート路線のスケジュールの見直しに伴い、開催時期を1月に変更。それ以来、毎年この時期に開催されるようになりました。
距離は創設当初ダート2,200メートルでしたが、1990年にはダート2,300メートルに延長。
中京競馬場改修工事のため京都競馬場で行われた2010～2012年はダート1,900メートルに。
2013年、1月へ時期変更されたのに合わせて距離も1,800メートルへと変更になりました。その結果、東海ステークスは「フェブラリーステークス」へ向けたステップレースとしての性格が強まり、2014年からは優勝馬にフェブラリーステークスの優先出走権が付与されるようになりました。
ちなみに、中央競馬で行われるダートの重賞競走で、G2の格付けなのは唯一この東海ステークスだけだそうです。
と、まあ、東海ステークスの概要はこんな感じです。
では、今年の東海ステークスの出走メンバーの中から、注目馬を確認していきましょう。
※東海テレビ杯東海Ｓ(G2) オッズ | 2023年1月22日 中京11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
予想オッズはこちらのサイトを参考にしています。
アイアンバローズ
予想オッズ単勝12.2倍、6番人気です。
いきなり穴っぽいところからいってしまいます。
アイアンバローズ。芝の中長距離路線で活躍してきた馬が、6歳にして初めてダートのレースに挑戦してきました。2,000メートル未満のレースに出走すること自体が、2歳新馬でマイル戦を使った以来のことです。
今さらダートやこの距離に対応出来る？と正直疑ってしまいますが、同時に、それでも出してくるからにはきっと勝算があるのだろうと推測もできて、なかなか取り扱いの難しい馬です。
中京のダート1,800メートルというのは、スタミナが要求されるコースだという話を聞きました。スタミナという意味では、この馬以上に長い距離を走ったことがある馬はほかにいませんので、ひょっとしたら何かやってくれるかもしれません。
そんな期待を抱く人が多いのかもしれませんね。6番人気って結構な人気ですよね。
ハギノアレグリアス
予想オッズ単勝2.3倍、1番人気です。
ハギノアレグリアスも明けて6歳。この馬は、新馬では芝を使いましたが、2戦目の未勝利からはずっとダートで走っています。距離は1,800メートルから2,000メートルまで。
同じ6歳のアイアンバローズが22戦している間に、ハギノアレグリアスはまだ10戦しかしてません。というのも、3歳の夏に3連勝してオープン入りした直後、屈腱炎を発症して1年8ヶ月も休養を余儀なくされたからです。
5歳の6月に復帰してからも、おそらく足元のことを考えて、レースの間隔をあけてゆっくり使われてきました。
順調だったならば、もっと活躍したかもしれないと多くの方が期待するからこその1番人気というわけですね。
ウェルカムニュース
予想オッズ単勝22.8倍、8番人気です。
またちょっと穴っぽい馬になりますが、前走勝っている馬がいいなあというのと、4歳馬からも名前を挙げておきたいと思ったらこうなりました。
このレースに出ている4歳馬はこのウェルカムニュースただ1頭です。
ウェルカムニュースは12月に3勝クラスを勝ってオープン馬になったばかりで、今回が重賞初出走です。いきなりG2では相手が強すぎるのかもしれませんが、なんとなく勢いがありそうに見えます。
なんか、名前が良いですよね。
以上、気になる馬を3頭挙げてみました。
今週は、所用があってリアルタイムで観戦できないため、前日までに印を決めるのですが、とても難しいです。ああ、どうしよう。
