こんにちは、欅並子です。
今週3つ行われる重賞について、一昨日から1つずつ展望をしてきました。
今日はいよいよ3つめ、1月15日(日)に中山競馬場で行われる京成杯のお話をしていきます。
京成杯は、1961年に創設された3歳馬(当時の表記では4歳馬)限定のレースです。創設当初から基本は中山競馬場で開催されてきましたが、時々東京競馬場に移された歴史もあります。当初は芝1,600メートルのレースでしたが、1999年に3歳重賞の距離体系の見直しがあり芝2,000メートルに変更になりました。
皐月賞と同じ舞台になったこともあり、その年のクラシック戦線を見通すための重要なレースとなりました。
とはいえ、ここ最近の優勝馬で皐月賞馬になった馬というのは見当たらず、2018年の優勝馬・ジェネラーレウーノが皐月賞で3着というのが最高というぐらいの感じではあります。
もう少しさかのぼると、2010年にはエイシンフラッシュが優勝しています。エイシンフラッシュは京成杯を勝ったあと、皐月賞3着からダービーを制覇しています。
今年の京成杯は、出走予定馬9頭と少頭数になっています。先週のシンザン記念とちょっと様子が似ていますね。
ソールオリエンス
予想オッズ単勝2.9倍、2番人気です。
新馬1勝馬が人気になっています。
この馬は、シンザン記念におけるライトクオンタムなのか、それともクファシルなのか。
5戦、6戦とキャリアを積んできている馬、既に重賞やG1の舞台を経験している馬もいる中で1勝馬って本当に未知数すぎて取捨が難しいです。
このレースでは芝2,000メートルで勝った経験がある馬がいいなと思ってるんですが、そんなにいないから芝1,800メートル勝ちぐらいまで広げて、と考えると、ソールオリエンスは芝1,800メートルの新馬を勝ってきてるのでやっぱり一応気にしておかないといけないのかもしれません。
グラニット
予想オッズ単勝16.5倍、6番人気です。
朝日杯フューチュリティステークスから参戦しているのはこの馬だけですね。
2歳の暮れに朝日杯かホープフルステークスのどちらを選ぶかで、距離適性の棲み分けがある程度済んでいる感はあるのですが、ここへきてグラニットは距離を伸ばすことを選んできたようです。(いや、2,000は長いでしょ、という意見も見かけました。)
この馬はマイル戦によく出ているイメージはありますが、実は芝1,800メートルの未勝利戦で勝ったことがある1勝馬です。
サウジアラビアRCのあわや逃げ切り(2着)が印象に残っていますが、朝日杯FSではオールパルフェにハナを奪われて逃げられず、結果10着と奮いませんでした。
やっぱりこの馬は何が何でも逃げないといけないのかもしれません。
ほかに逃げ馬といえば、シャンパンカラーなんかは前走逃げて勝ってますから、もしかしたら今回もスタートが良ければ前へ行くのかもしれませんが、シャンパンカラーは後ろから行って勝ったこともあるので、グラニットの逃げを潰すほどは、前にこだわらないのではないかと思ったりします。
セブンマジシャン
予想オッズ単勝2.8倍、1番人気です。
実はわたし、ホープフルステークスのパドック予想では名前を挙げませんでしたが、一応ワイドボックスの一角にこの馬を入れてました。
パドックで見て、これは良い馬だなーと思いました。まあ、そのときは6着だったんですけども。いわゆる見栄えがする馬だと思います。
ソールオリエンスの項でも書いたとおり、できれば芝2,000メートルのレースで勝ったことがある馬がいいなとは思っているのですが、そうするとあんまり選択肢がないんですよね。
芝2,000メートルのレースで勝った実績がある馬は、このセブンマジシャンと、ホープフルステークスで9着のシーウィザード、芝2,000の未勝利を勝ったばかりのサヴォーナ、の、3頭なんですよね。
その中では、やっぱりセブンマジシャンが一番力がありそうに感じます。
以上、京成杯からは3頭注目馬を挙げました。
さて、そんなこんなで週末を迎えます。
中京競馬場のある愛知県では今夜から明日に掛けて雨の予報。中山競馬場のある千葉県でも日曜日には雨が降る可能性がありますので、レースまでにそのあたりもチェックしておきたいと思います。