こんにちは、欅並子です。
今週は重賞が3レースも予定されており、展望も大忙しです。
まずは、土曜日に行われる愛知杯のお話をしていきたいと思います。
20年ちょいのブランクを経て競馬に出戻ってきたわたしにとっては、「愛知杯って、牝馬限定戦だったっけ?」という感じだったりします。
というのも、愛知杯が「牝馬限定ハンデ重賞」という現在の形になったのは2004年からだからですね。
愛知杯は、中京競馬場に芝コースが完成した1970年からはずっと年末の中京競馬場で行われていたレースで、1972年には父内国産馬限定に指定されました。
父内国産馬限定の条件は2004年に牝馬限定戦になったのと同時に廃止されたようです。
そうそう、わたしが競馬を覚えた1990年代後半の頃は、愛知杯ってマル父(=父内国産馬)限定競走でしたよ。
少々余談になりますが、「父内国産馬」の話。
2000年代初めの頃までは、父内国産馬を優遇する措置が随所でとられていました。
愛知杯のように父内国産馬限定の重賞競走もいくつかありましたし、たしか新馬戦とか条件戦でも父内国産馬限定レースがあったように記憶しています。
レーシングプログラムや新聞の馬柱でも馬名の前にマル父マークがはっきりと付けられていました。
当時は外国から輸入された種牡馬の産駒が優勢で、その中でJRAでは日本国内での血統の発展や生産振興を促すため父内国産馬を優遇していました。父内国産馬限定競走を設けていたこともそうですが、「父内国産馬奨励賞」という名目で賞金を加算したりもしていたそうです。JRA賞でも2007年までは「最優秀父内国産馬」という部門が設けられていました。最後に受賞したのは、ダイワスカーレット(父・アグネスタキオン)です。
わたしが競馬を見ていない間にすっかり種牡馬の勢力図も変わってしまいましたね。今ではわざわざ父内国産馬を保護しなくても、父内国産馬中心に競馬が回っています。
そんなこんなで、愛知杯は父の産地も関係なく外国馬も出られるようになり、牝馬限定戦になりました。開催時期が1月になったのは2016年からですね。
愛知杯が現在の形になった過去7年のデータによると……毎年まあまあ荒れています。
荒れたといえば、つい先日のフェアリーステークスですよね。
今週はなんとかもうちょっと良い予想がしたいものだと思います。
というわけで、愛知杯の注目馬を挙げていきたいと思います。ちょっとね、今日は穴めに挙げて行きますよ。
※愛知杯(G3) 出馬表 | 2023年1月14日 中京11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
オッズはこちらのサイトの情報を元にしています。
エリカヴィータ
予想オッズ単勝26.4倍、8番人気です。
エリカさま。かわいいよね。真っ黒な青毛ちゃん。好きな馬なので、昨年の秋華賞でもパドック予想で名前を挙げてしまいました。
あのときはあまり結果が良くなかったので、かわいいと走るは別よねーと思いました。
その後、先月にはターコイズステークスでも人気を裏切ってしまっていますので、ここは人気が下がってしまうのも頷けます。
でもね、「好き」で買い続けるのも、穴馬を当てる条件のひとつだったりもしますよね。
あと、忘れてはいけないのは、このレースは「ハンデ戦」だということです。
斤量54キロは、1番人気で同じ4歳のアートハウスより1キロだけですが軽いです。
サンテローズ
予想オッズ単勝21.9倍、6番人気です。
この馬の戦績を見てみますと、1走ごとに勝ちと負けを繰り返しております。
前走は4着。ということは、次は勝つほうの回になります。
しかも、今回鞍上を務めるのが福永祐一騎手なんですが、この馬の近4走をC.デムーロ騎手と交互に騎乗して、毎回、勝った方に乗っていた騎手です。
負けたといっても、前走アンドロメダステークスでは3番人気で牡馬に混じって強いメンバー相手に4着ですし、今回はそんなに人気落とすほどでもないかなと思うんですよね。
斤量54キロもほどよい感じかなと思います。
ルビーカサブランカ
予想オッズ単勝8.9倍、5番人気です。
昨年の優勝馬ですね。やや人気サイドですが、この馬も注目したいです。
前走チャレンジカップで4番人気から2着に入ったんですが、わたし、その時パドックで見て良かったのでパドック予想記事でも名前を挙げました。
過去に、自分がパドックで見て良いと思って名前を出してちゃんと走った馬っていうのは、自分の見立てと結果が合う馬=自分にとって「わかりやすい馬」である可能性が高いので、今回もわたし自身の見立てを信じて取捨選択してみたいです。
昨年優勝したときは斤量52キロで、「軽ハンデを活かした」という評価を受けておりますが、今年は55キロがどう出るかも気になるところです。
アイコンテーラー
予想オッズ単勝40.3倍、10番人気です。
3頭だけにしようかと思ったけど、どうしても気になったのでこの馬も挙げておきます。
中日新聞杯3着からの参戦です。その前はアンドロメダステークス5着です。混合戦の結構厳しいところでしっかり掲示板確保してきているのにこの人気は低すぎではないですかね。しかも、斤量53キロですってよ。これはなかなか良い感じ。
ただ、これまで牝馬限定戦での成績が良くないのが多少引っかかる人はいるかもしれないですね。実際、そういう馬もいるみたいですからね。
鞍上は、前走中日新聞杯からコンビを組んでいる菱田裕二騎手です。菱田騎手は、先日フェアリーステークスで勝った杉原誠人騎手と同い年ですね。(デビュー年は菱田騎手が1年後輩にあたるようですが)
以上、4頭挙げてみました。