こんにちは、欅並子です。
東西金杯を含む重賞4つが行われた3日間開催で、今年の中央競馬も賑やかな始まりとなりました。
今週は2日間開催ですが重賞が3つ予定されています。
13日(土)は小倉競馬場で牝馬限定ハンデ重賞の愛知杯、14日(日)は中山競馬場で3歳中距離重賞の京成杯と、京都競馬場で古馬ハンデG2の日経新春杯が行われます。
月曜日まで競馬をやっていたので、今週は週末が近づくのが早いですね。
今週も頑張って展望していきたいと思います。
今日は、愛知杯のお話をしていきます。
愛知杯は牝馬限定の重賞です。愛知杯が現在のような牝馬限定戦になったのは2004年からです。
愛知杯は1963年に創設された4歳(現3歳)以上の馬による重賞競走で、当初は中京競馬場の砂2,000メートルで行われていました。中京競馬場に芝コースが完成した1970年からは芝2,000メートルで行われるようになりました。
1972年に、内国産種牡馬の奨励と保護策の一環として父内国産馬限定競走に指定され、以来2003年まで父内国産馬限定の重賞競走として行われてきました。
その後、内国産種牡馬もリーディング上位を争うようになったことで2004年より父内国産馬限定の条件が外され、牝馬重賞競走体系を整備するという目的のため代わりに牝馬限定戦に変更されました。
2014年までは年末の中京開催で行われてきましたが、2015年は年末に実施せず2016年からは1月の開催で行われるようになりました。
1963年から昨年まで、ほぼずっと中京競馬場で開催されてきた愛知杯ですが、今年は、阪神競馬場のスタンドリフレッシュ工事に伴う日程変更のため、小倉競馬場で開催されます。小倉での開催は2020年にも一度あって、今回2回目ですね。距離は同じ芝2,000メートルで行われます。
では、過去のデータから、3着以内に好走する馬の条件を確認していきましょう。(1月開催で行われるようになった2016年から8年分のデータになります)
- 前走5着以内
- 前走距離2,000メートル以上
- 5歳馬
こんな感じですね。
昨年の愛知杯を振り返ってみますと、勝ったアートハウスは前走秋華賞5着、距離は同じ芝2,000メートルでした。アートハウスはその時4歳だったのですが、2着と3着には5歳馬が入っているので、昨年に関してはこのデータが当てはまったレースであったと言えると思います。
今年は昨年の顔ぶれとは違い、大きな舞台で活躍してきた馬というよりは昨年秋から力を付けてきた馬たちが多い印象です。
ハンデ戦なので斤量も見つつ、あまりデータに囚われずに考えていこうかなと思います。
※愛知杯(G3) オッズ | 2024年1月13日 小倉11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
こちらの内容をもとに記事を書いています。
ミッキーゴージャス
予想オッズ単勝1.9倍、1番人気です。
明け4歳馬ですね。昨年2月に未勝利戦でデビューし、続く1勝クラスと連勝してオークスに出走しました。(結果は14着)
秋に自己条件の2勝クラスから3勝クラスと連勝して、こちらに駒を進めてきました。
オークス以後はずっと芝2,000メートルのレースを使っていますね。ただ、3走前の西海賞(2勝クラス)は小倉の芝2,000メートルで、5着に敗れています。
予想オッズの段階ですが単勝1倍台の人気になっているのは、川田騎手が鞍上をつとめることも関係しているかもしれません。
セントカメリア
予想オッズ単勝倍、3番人気です。
先月、クリスマス・イブの日にサンタクロースステークス(3勝クラス)を勝ってオープン入りした5歳馬です。3歳の秋に2勝クラスを勝ち上がったあと、3勝クラスを突破するのに少し時間がかかりました。
これまでの4勝は全て芝2,000メートルのレースです。
小倉競馬場では、昨年夏に出走した博多ステークス(芝1,800・3勝クラス)で2番人気に推されながら12着と大敗。西村淳也騎手とはその時以来のコンビですね。
最初に挙げたミッキーゴージャスとセントカメリアは共に54キロのハンデとなっています。
エリカヴィータ
予想オッズ単勝31.9倍、11番人気です。
中山金杯に登録していましたが除外になり、愛知杯への出走となりました。
3歳の春にフローラステークスを勝つところを目の前で見て、その時からずっと気になっている馬です。
フローラステークスのイメージから、エリカヴィータのことは左回りが得意な馬だとずっと思っていましたが、昨年中京競馬場で行われた愛知杯では14着と大敗してしまいました。以降、右回りだろうが左回りだろうがなかなか良いところがなく。
ただ、前走、中山のディセンバーステークスで久々に4着に好走したのをテレビで見て、なんとなくエリカヴィータが以前の鋭さを取り戻しているように見えました。
予想というより応援の気持ち多めですが、3頭目の注目馬はエリカヴィータにしてみます。
G2勝ちがあるためハンデは55キロと、今回のメンバーの中では最高のハンデとなりますが、前走のディセンバーステークスは56キロであの走りでしたから、今回もっとやれる可能性があると思います。
以上、愛知杯の注目馬3頭挙げました。