こんにちは、欅並子です。
今週末行われるふたつの重賞。西はマーメイド、東はユニコーンです。
架空のいきもののタイトルが並んでいるのは、偶然か、それとも狙ってのことでしょうか?
昨日はユニコーンステークスのお話をしましたので、今日はマーメイドステークスについて書いていきたいと思います。
マーメイドステークスは阪神競馬場の芝2,000メートルで行われる牝馬限定のハンデ戦です。
創設は1996年。わたしがちょうど競馬を見始めた頃だったのでよく覚えています。
開催場は最初から阪神競馬場。芝2,000メートルという距離も始めから変わりません。
ただ、創設当初は別定戦でしたが、2006年からハンデ戦に変更になりました。変わったのはそれぐらいでしょうか。
わたしは牝馬が好きなので、歴代の勝ち馬の名前をずらっと並べても、なかなか思い出深い名前が並んでいて素敵です。
第2回の1997年には、名牝・エアグルーヴが優勝。その15年後には、エアグルーヴの娘グルヴェイグが優勝して、母娘制覇を果たしています。
エアグルーヴが参戦した頃は別定戦でしたが、最近はハンデ戦になってしまったためそこまでの実績馬が出走することは今では少なくなってしまいました。
そんなマーメイドステークスは、やはりハンデ戦のため波乱の結果になることが大井です。過去10年のデータによると、
- 6番人気以下の馬
- ハンデ53キロ以上の馬
- 内寄りと外寄りの馬番
こういった馬に注目すべし、と出ております。
人気は高くなくても良い、でも、ハンデがあまり軽すぎるのもちょっと心配。
枠は内か外、ハッキリしている方が良い、と。
では、今年の出走馬から注目馬を確認していきましょう。
※マーメイドステークス(G3) オッズ | 2023年6月18日 阪神11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
予想オッズはこちらのサイトを参考にしています。
ウインマイティー
6枠8番。予想オッズ単勝4.5倍、3番人気です。
実績馬があまり出ないレースと言いつつ、今年は昨年優勝のウインマイティーが連覇を賭けて出走します。斤量はトップハンデの56キロ。昨年の54キロから2キロ増になります。
この馬、なんだか人なつっこくてかわいい子ということで、大変人気がありますよね。
ニックネームは「マイマイ」です。かわいー。
この馬は、昨年のマーメイドステークスを制覇して以来、一線級の相手と戦ってきました。京都大賞典で3着のあと、エリザベス女王杯では16着と大敗し、有馬記念6着、京都記念6着と、着外が続いています。
メンバーをみわたしてみると、この馬が最も強そう思えますが、そこはハンデと休養明けで3番人気になっている感じでしょうか。
ビッグリボン
4枠4番。予想オッズ単勝2.9倍、1番人気です。
このレースは波乱含みだから、と思って穴馬を探すのですが、やっぱり気になるのは人気の高い馬ですね。
案外こういうレースって固いんじゃないのかね。なんて。
戦績を見ると、かなりの安定感。これは、買わずにいるのが難しいなあ。
この馬、9戦4勝ですが、勝ったのは全て1番人気の時です。(1番人気で1回だけ負けていますが)みんなの期待に応えて走る馬。えらい子です。
重賞初挑戦は前走の福島牝馬ステークスで、2番人気の2着。やっぱりこれもちゃんと期待に応えててえらいです。
今回も、このまま1番人気なら、期待に応えて勝ってくれるかも知れない。そう思える1頭です。
ハギノメーテル
7枠10番。予想オッズ単勝58.1倍、13番人気です。
13頭立ての13番人気ですね。
この馬、前走は9頭立ての9番人気で勝って大変な波乱を起こした馬です。
戦績もなんか結構怪しくて(失礼)、3走前には障害競走にも挑戦しています。
元々はダートで走って2勝。2勝クラスに上がって緒戦に何故か芝のレースを使って敗れ、それ以来ダート・芝を交互に使ったり障害を挟んだり、試行錯誤しすぎですよね。
でも、試行錯誤の甲斐あって、前走は芝1,400メートルで3勝目を挙げました。
芝1,400勝って、そのあと芝2,000の重賞使ってくるのとかもう全然わかんない。
斤量は、納得の最軽量50キロ。あまりの軽ハンデ馬はデータ的には結果がよくありませんが、理屈にあわないことを何かしでかしそうな馬ということで、ちょっと注目してみたいと思います。
以上、マーメイドステークスの展望でした。
基本路線としては固めかなーと思いつつ、なんとなくパドックで面白そうな馬がいたら冒険してみようかなと思います。