欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

小倉記念2023 サマー2000シリーズ第3戦目の難しいハンデ戦

こんにちは、欅並子です。

 

今日は、今週末に行われるもうひとつの重賞、小倉記念について書いていきます。

 

小倉記念は1965年に4歳(現3歳)以上の馬による重賞競走として小倉競馬場の芝2,000メートルで創設されました。小倉競馬場で施行される重賞競走では、最も歴史が古いレースだそうです。創設当時から、一部の時期を除いてほぼハンデ戦で行われているレースです。

2006年からはサマー2000シリーズの一角として組み込まれるようになりました。

小倉記念といえば、わたしが大好きだったヒシナタリーが1996年にこのレースを勝っています。負担重量51キロでしたから(現在とはすこし基準が違うとはいえ)かなり有利な条件で走ることができたんだなーと今になって思ったりして。

当時3歳で、このあとローズステークスを連勝して秋華賞に臨みました。(秋華賞は11着)

今年の出走馬の中には、3歳馬はいないようですね。

ヒシナタリーが牝馬なので小倉記念って勝手に牝馬のイメージなのですが、小倉記念は実は牝馬の優勝が少ないです。過去10年では、牝馬の優勝は昨年のマリアエレーナただ1頭。(今年も出走予定で人気になりそうです)

ハンデ戦なので、オープン・重賞戦線ではなかなか結果が出せていない馬にもチャンスがあるレースです。

個人的には、小倉の重賞は「小倉が得意かどうか」ってことが結構重要だと思うので、そのあたりも気にしながら注目馬を検討してみたいと思います。

 

小倉記念(G3) オッズ | 2023年8月13日 小倉11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

こちらの内容を元に記事を書いています。

 

マリアエレーナ

予想オッズ単勝2.9倍、1番人気です。

「小倉が得意かどうか」という観点で、やっぱり一番強いと思うのはマリアエレーナでしょう。昨年の小倉記念を勝っていること、あとは、2勝クラスで同じ小倉の芝2,000メートルでの勝利があります。

昨年の小倉記念を勝って以来、天皇賞(秋)や大阪杯というG1を含め、一線級の馬たちと戦って健闘してきました。

引っかかることとしては、やはり斤量ですよね。

昨年は斤量54キロで出走していて、今年は56.5キロ。56.5キロといえば、今年1月に走った愛知杯の時と同じですね。あのときわたしは斤量を重視しすぎてこの馬を外して馬券を買いました。それで3着だったので「斤量を気にしすぎるのも良くないのかも」という学習をしたのですが、その後いろんなレースで「やっぱ斤量だよね」と思うことも多々あったので、結局今回の56.5キロをどう見ればいいのか結局迷子のままです(笑)

出走時の最高体重が430キロというわりと小柄な馬ですから、斤量が響かないわけないとは思います。

 

エヒト

予想オッズ単勝4.9倍、2番人気です。

この馬は好きなので応援します。パドック映えする馬なので、どんな時でも買ってしまうのですが、前走は8着でした。前走の敗因のひとつに「初めて58キロを背負ったから」ということが挙げられていて、つまり、わたしにとって「やっぱ斤量だよね」と思わされた経験のひとつがこのエヒトの七夕賞での敗戦でした。

26戦5勝のエヒトですが、過去に小倉で走ったのは1回だけ。ただ、そのレースでは勝利しています。1勝クラス・芝2,600メートルのレースでした。小倉で勝ったことがある、というのは好材料ですね。

今回、サウジアラビア遠征でコンビを組んだ川田騎手が鞍上を務めるということもあって、人気になっていますね。

 

スカーフェイス

予想オッズ単勝44.2倍、13番人気です。

なんか人気になりづらい馬、スカーフェイス。今年3月に行われた大阪城ステークス(L)で穴をあけたのを見て、「次見たら買う」と思って買い続けている馬ですが、あれ以来馬券に絡んでいません。こういうのってだいたい諦めた頃に来るので、ちょっとしつこく追っかけてみたいと思います。

小倉競馬場は過去に1回だけ出走したことがありますね。2022年の小倉大賞典で5着です。5着ですが、重賞です。これを「得意」と言っていいのかどうかは正直わかりません。

鞍上は、近2走でコンビを組んでいた西村騎手から幸騎手に乗り替わりです。これまで30戦も走ってきて沢山の騎手とコンビを組んできたスカーフェイスですが、幸騎手は初騎乗です。

 

ククナ

予想オッズ単勝7.0倍、3番人気です。

わたしのサマーシリーズチャンピオンホース予想が当たるためには、ここでククナさんに勝ってもらう必要があります。

それでもなかなか注目馬として名前が挙げられなかったのは、この馬には小倉競馬場での実績がないからです。

でも、七夕賞2着という前走の成績から考えると、人気になって当然だし、注目しないわけにはいきません。

ククナは3歳の時には桜花賞とオークスにも出走したぐらいの実力馬ですが、3勝クラスを勝ってまた重賞に挑戦できるようになったのは前走の七夕賞からでした。

成績を見ると、2着3着がやたら多く、なんとも勝ちきれないところがある馬ですが、馬券的には軽視してはいけない馬ですね。

初めての小倉でどのくらいやれるか注目したいと思います。

 

以上、今日は注目馬4頭挙げました。