欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

七夕賞2023 サマー2000シリーズの開幕を飾るレース

こんにちは、欅並子です。

 

今週の重賞は2つ。

福島競馬場の芝2,000メートルで行われるG3の七夕賞と、中京競馬場のダート1,400メートルで行われるG3のプロキオンステークスです。

今日は、七夕賞のお話をしたいと思います。

 

七夕賞は、1965年創設のレースです。第1回から、一部の年を除いてずっと福島競馬場で開催されています。

七夕賞というからには、時期が変わることもなくずっと7月の最初の時期に行われてきたんだろうと思いきや、1975年~1979年の間は10月に開催されていました。さすがにレース名が季節に合わないということで、1976年~1979年の間は「東北記念」というレース名で行われていたそうです。(1975年は、10月なのに「七夕」で押し切ったんですね)

創設当時は芝1,800メートルで行われていましたが、1980年、夏期の開催に戻って「七夕賞」として復活した際に芝2,000メートルのレースになり、そのまま定着しています。

今では、七夕賞はJRAサマーシリーズの中で「サマー2000シリーズ」のスタートを飾るレースとなっています。

 

福島の名物レースと言われている七夕賞ですが、ハンデ戦ということもあって荒れることが多いレースです。

データによると、過去10年の3着以内馬延べ30頭中15頭が単勝6番人気以下だったそうです。

いつものようにデータ分析を見ているのですが、なんとなく、ハッキリこれといった情報も出てこないのでちょっと迷ってしまいますね。

せっかく「荒れる」という話が出ているので、とりあえず穴馬探しがんばってみようと思います。

 

七夕賞(G3) オッズ | 2023年7月9日 福島11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

こちらの内容を元に書いています。

 

フェーングロッテン

予想オッズ単勝4.3倍、1番人気です。

今のところ人気が割れているようなので、このまま1番人気で当日を迎えるかどうかはわかりませんが。

金鯱賞・鳴尾記念と2着が続いていてそろそろ勝たせてあげたいフェーングロッテンです。昨年の7月には、同じ福島競馬場でラジオNIKKEI賞を勝っていますね。フェーングロッテンが福島競馬場で走るのは、そのラジオNIKKEI賞の時が初めてで、今回が2回目ですから、「得意コース」とまでは言えないかもしれませんが、コースとの相性は悪くないと思われます。

気になるのは、58キロのハンデです。この馬は今まで斤量57キロまでしか背負ったことがなく、58キロは初めて。ちょっと引っかかるとしたら、そこかなあ。

 

バトルボーン

予想オッズ単勝5.2倍、2番人気です。

パッと見「上がり馬でっす!」って感じの馬柱ですが、よく見ると、バンバン連勝してきたわけではなくて、休養を挟みながら大事につかってこられたことがわかります。

キャリア5戦4勝・2着1回と、連を外したことがなく、2着に敗れた新馬戦も、のちにクラシック・G1路線を賑わすことになるダノンベルーガの2着ですから大したものです。

休み明けで負けたことがないので、今回7ヶ月半の休養明けでも、そのことで評価を割り引く必要はないと思います。

歴戦の猛者があつまるこのレースでどこまでやれるかという心配もありますが、そこはハンデ戦。このキャリアのおかげで斤量56キロも魅力ですよね。

なお、これまでの4勝のうち3勝で手綱をとったルメール騎手は函館で騎乗のため、津村騎手に乗り替わりです。

 

エヒト

予想オッズ単勝6.8倍、4番人気です。

昨年のこのレースの優勝馬ですね。そのおかげもあって斤量58キロ。キャリア25戦の中でも、最も重いハンデを背負うことになりました。(昨年は54キロの軽ハンデを活かしての勝利でした)

エヒトは、わたしの予想と相性がいい馬です。昨年のチャレンジカップでは8番人気で3着、年明けのAJCCでは5番人気で2着と、どちらもワイド圏で印を付け、期待通りに活躍してくれました。

休養明けでも3着以内は2回ありますね。パドックで見て「良い」と思ったら、一応押さえておいてもいいかなと思います。まあ、ちょっと斤量が気になるけどね。

 

以上、七夕賞の注目馬3頭確認しました。