こんにちは、欅並子です。
先日、1月7日(土)には中山競馬場に行ってきました。
競馬場に行くと、だいたいターフィーショップには立ち寄るのですが、「わー、かわいー」などとノリノリで物色しつつも実はあまり物を買えないわたしです。
ちょっと気に入った物があっても、早くに買ってしまって1日ずっと持って過ごさなきゃいけないのは邪魔なので、「覚えてたら帰りに買おう」なんて言って、一旦お店を離れたら、帰る頃にはどうでもよくなっちゃってるみたいなこともよくあります。
そんなわたしが、今回珍しく「帰りに買おう」が発動して購入したのはこちら。
キャンバス地のトートバッグです。
ターフィーショップはスタンドの地下1階にあるのですが、わたしが帰りに必ず通る中央門への地下道の入口付近にあるのもちょうど良かったですね。
あと、中山競馬場のターフィーショップは店員さんがかなり営業熱心で、何人かが必ずお店の前に立ってお客さんを案内しているのも好感度が高いです。
そんなターフィーショップの取り扱い商品の中でも、トートバッグやエコバックなど袋物はかなり商品数が多く売れ筋だと思います。
このイラストのシリーズのバッグも、他にあと3種類ぐらいありました。
別の機会に他の絵柄は何度も見たような気がするのですが、この絵を見たのは初めてでした。
このイラストのどこが良いかというと、シチュエーションと表情ですよね。
競馬場には多種多様な人たちがたくさん集まっていますが、知らない者同士が交流をしたり言葉を交わしたりする機会はほとんどありません。
ただ、レースになると、バラバラだった知らない同士が、それぞれが手に握りしめている「馬券」という絆で突然結ばれる瞬間があります。
そういう一体感を感じるのがわたしは好きです。
イラストに描かれている「ネコ・ウマ・おじさん(?)」という全く共通点のないキャラクターは、競馬場に集まる多種多様な人々を表していると思います。
そんな、本来は全く共通点のない三者が、その瞬間だけ全く同じ表情になって「そのまま!」と同じ結果を願っている。
自分の願った答えが現時点ではそこにあるという喜びに目を輝かせてはいますが、この形のまま残り数百メートル保たれるかどうかはわからないという儚い瞬間でもあります。
だから、あとは同じ馬券を持っている者同士「そのまま!」と祈るしかない。
その一瞬がよく切り取られていると思います。
わたしが日頃感じている競馬の「良さ」が詰まっている良いイラストです。
競馬に限らず、普段はあまりキャラクターもののアイテムは持たないわたしですが、せっかく買ったのでこれからは積極的に日常で使っていこうと思います。
多分、普通の街中でこのバッグを持っていても、このイラストが表現している内容を理解できる人は少ないだろうなと思いますが。
もし「これってどういう意味?」って聞かれたらその時は、「そのまま!」のなんたるかについて熱く語ってしまいそうです。