欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

アルゼンチン共和国杯2022について、予習しておきます

こんにちは、欅並子です。

 

今週はG1がありませんが、重賞競走は4つもありますね。

11月5日(土)

京王杯2歳ステークス(東京競馬場)

ファンタジーステークス(阪神競馬場)

11月6日(日)

アルゼンチン共和国杯(東京競馬場)

みやこステークス(阪神競馬場)

 

ただ、今週は所用があり残念ながら土曜日は競馬を見ることができません。

土曜は東西どちらも年末の2歳G1に向けた大事な重賞なので、レースは見られませんが結果には注目したいです。

特に、京王杯2歳ステークスに出走する予定のロンドンプランがどのような走りをするのか気になっています。

ロンドンプランは、前走小倉2歳ステークスで、スタート直前に落鉄し、その後ゲートでもかなり絶望的な出遅れをしながら、最後の直線で豪快に追い込んで勝ったというドラマの主人公。

現時点で、予想オッズが単勝1.6倍ということで、あの時に彼の存在が心に刻まれた人が多かったんだなあと思っています。

 

と、当日観戦できないレースの話はとりあえずこれぐらいにしておいて、今日は日曜日に開催されるアルゼンチン共和国杯についてお話をしていきましょう。

アルゼンチン共和国杯はテレビで観戦予定です。

欅並子のパドック予想、今週はこちらのレースで勝負したいと思います。

 

アルゼンチン共和国杯とは

アルゼンチン共和国杯は、わたしが競馬を見始めた1990年代後半からずっとレース名も開催時期もコースも距離もほとんど変わらずに行われ続けている伝統のレースですね。

トライアルではないですが、中2週のローテーションでジャパンカップに出走できるので、ここを叩いてジャパンカップを好走したという馬も過去に多く出ています。

とはいえ、アルゼンチン共和国杯1着からのジャパンカップ優勝という馬はここ10年は出ていないようです。

アルゼンチン共和国杯の2016年の優勝馬シュヴァルグランは、のちに(2017年)ジャパンカップを勝ちますが、アルゼンチン共和国杯を勝った2016年のジャパンカップでは3着でした。

2017年優勝馬のスワーヴリチャードも、アルゼンチン共和国杯を勝った年にはジャパンカップに出走せず有馬記念に直行し4着、その後2019年にジャパンカップを優勝しますが、その時はアルゼンチン共和国杯を使わず天皇賞(秋)7着からの直行でした。

アルゼンチン共和国杯を優勝してその年のジャパンカップを優勝した馬といえば、2008年のスクリーンヒーローまで遡るということです。

このように、アルゼンチン共和国杯というのはジャパンカップと相性がいいんだか悪いんだかよくわからない、ちょっと微妙な存在と言えるかもしれません。

ちなみに、昨年・一昨年は、オーソリティが連覇していますが、オーソリティは今年の宝塚記念の時に馬場入場後に故障が判明して除外になって以来、休養中です。

 

2500メートルという「非根幹距離」のレース

2,500メートル、いわゆる「非根幹距離」といわれる距離です。

400(2ハロン)で割り切れる距離を根幹距離、それ以外を非根幹距離と呼ぶのだそうです。ちなみにジャパンカップの2,400メートルは根幹距離になります。

2,500と2,400、距離の違いはたったの100メートルですが、勝ち馬の血統の傾向はかなり異なるそうで、2,400メートルでは圧倒的に強いディープインパクト産駒がこの2,500メートルという距離ではそうでもないという話もあって、なかなか面白いですね。

これってつまり、アルゼンチン共和国杯の勝ち馬がジャパンカップにすんなりとは勝たないという話とまあまあつながっているかもしれないですね。

では、アルゼンチン共和国杯では何が強いのかというと、ディープインパクトと同じサンデー系ですが、ステイゴールド、オルフェーブル、ハーツクライの名前が挙がります。そして、その次にキングカメハメハと挙げられています。あと、血統のどっかにトニービンが入ってると良いみたいな情報も見かけました。(ハーツクライは母父がトニービン)

まー、わたしはあんまり血統を見る方じゃないのですが、たまたまアルゼンチン共和国杯について調べていたらそんな情報が芋づる式に出てきたので、今回はちょっとその考えも取り入れてみてもいいのかも、と思いました。

 

それらを踏まえて、わたしの注目馬

ヒートオンビート(父・キングカメハメハ)

シルヴァーソニック(父・オルフェーヴル、母父・トニービン)

ディアマンミノル(父・オルフェーヴル)

このあたり、いかがでしょうか。

シルヴァーソニックといえば天皇賞(春)で落馬、カラ馬激走からの背面跳びでみんな心配していましたが、元気に戻ってきてくれてよかったです。

おっ、鞍上がマーカンド騎手との情報が出ていますね。これは楽しみ。

 

【追記】シルヴァーソニック、抽選で除外になってしまったようです。残念。。

 

現時点では以上ですが、例によって、パドックでよく見て検討したいと思います。