毎日杯2024　皐月賞にもまだ間に合う、3歳限定重賞

こんにちは、欅並子です。

今週末、関西の実家へ帰省するついでに、20数年ぶりの阪神競馬場に行ってきます。

毎日杯を現地観戦予定です。

阪神競馬場は、今開催最終日の4月14日（日）をもって、スタンド改修のためしばらく開催を休止します。わたしが知っている阪神競馬場の姿を見られるのはこれで最後なので、しっかり記憶に納めてきたいと思います。

レポートは後日当ブログにアップしますね。毎日杯のパドック予想もいつものように現地からアップします。

（一方で、24日（日）は向こうで別の用事があって、高松宮記念はリアルタイム観戦できなさそうで残念なのですが。）

では、毎日杯の展望を書いていきたいと思います。

毎日杯は、阪神競馬所の芝1,800メートルで行われる3歳馬限定のG3競走です。クラシックのトライアルレースではありませんが、皐月賞やダービーへの出走を目指して賞金加算を狙う馬が多く出走し、後にクラシックで活躍する馬を多数輩出しているレースでもあります。

では、このレースの過去10年のデータから3着以内に来そうな馬の条件を確認していきましょう。

前走はG3か1勝クラス
キャリア5戦以下
芝1,800メートルでの勝利実績がある馬

このようになりました。もう少し詳しく見ていきましょう。

前走はG3か1勝クラス。過去10年の前走別成績ではG3組が6勝、1勝クラス組が4勝で、この2組で3着以内馬30頭中25頭を占めているとのこと。出走予定馬11頭中、前走がG3だった馬が3頭、1勝クラスだった馬は5頭と、こっちの方が断然多数派になりますね。逆にこの条件に当てはまらない馬の名前を挙げておきましょう。
スマートワイス　未勝利戦　1着
ニュージーズ　新馬戦　1着
ルシフェル　阪神ジュベナイルフィリーズ（G1）　6着
キャリア5戦以下。キャリア6戦以上の馬は過去10年で24頭が出走しながら、3着以内に好走した馬は1頭しかいないというデータがあります。チェックしてみたところ今回の出走予定馬はすべてキャリア5戦以下の馬ばかりです。
さらに絞ると、キャリア2戦の馬は3着内率57.1%という数字があります。中でも新馬・1勝クラスと無敗で勝ち上がってきた2戦2勝馬は過去10年で7頭出走して[3・2・2・0]と全て3着以内に入っています。今回の出走予定メンバーの中で、キャリア2戦の馬は3頭います。
スマートワイス　2戦1勝　新馬2着、未勝利1着
ノーブルロジャー　2戦2勝　新馬1着、シンザン記念（G3）1着
ベラジオボンド　2戦1勝　新馬1着、共同通信杯（G3）6着
無敗の2戦2勝馬はノーブルロジャーだけですね。2走目が1勝クラスではなくG3なのがちょっとデータからは外れるのですが。
芝1,800メートルでの勝利実績がある馬。過去10年の3着以内馬30頭中19頭には芝1800メートルでの勝利実績がありました。芝1,800メートルで勝利実績がある馬は6頭もいます。多いですけど一応挙げておきましょう。
スマートワイス　未勝利
トラジェクトワール　未勝利
ファーヴェント　新馬
ベラジオボンド　新馬
メイショウタバル　つばき賞（1勝）
ルシフェル　萩S（L）

では、出走予定馬全頭チェックをしていきましょう。

※毎日杯(G3) オッズ | 2024年3月23日阪神11R レース情報(JRA) - netkeiba

こちらの内容をもとに記事を書いています。

（50音順）

サトノシュトラーセ

予想オッズ単勝7.9倍、3番人気です。

父・ジャスタウェイ。4戦2勝馬です。前走は2月のあすなろ賞（1勝）で1着です。負けた2戦も新馬2着、京都2歳S（G3）3着と、馬券圏外に負けたことはありません。強そう。

スマートワイス

予想オッズ単勝14.0倍、8番人気です。

父・ロードカナロア。キャリア2戦で1勝。新馬2着で未勝利1着です。2戦とも京都の芝1,800メートルで行われたレースでした。母・スマートレイアーは2017年の京都大賞典（G2）など重賞4勝、秋華賞で2着に入るなどG1でも活躍した名牝です。お母さん譲りの芦毛。かわいい。

トラジェクトワール

予想オッズ単勝36.8倍、10番人気です。

父・モーリス。3戦1勝で、前走はセントポーリア賞（1勝）で6着です。これまでの3戦は全て東京競馬場で行われたレースでした。2戦目の未勝利戦で芝1,800メートル勝ちの実績ありです。

ナイトスラッガー

予想オッズ単勝26.3倍、9番人気です。

父・ルーラーシップ。キャリア4戦1勝です。昨年12月に2戦目で未勝利を勝ち上がり、年明けにはシンザン記念（G3）に挑戦するも13着（4番人気）に終わっています。3月、阪神の芝1,800メートルで行われたアルメリア賞（1勝）で2着に入っています。この時期あまり大きく負けた馬はどうかなという気もするのですが、前走でしっかり巻き返しているのは良いと思います。

ニュージーズ

予想オッズ単勝3.7倍、2番人気です。

父・リアルスティール。昨年12月のJRA競馬開催最終日の新馬戦でデビューし、単勝1.7倍と圧倒的な支持を受けて勝ちきった馬。ルメール騎手が引き続き騎乗します。半姉に、2015年のオークス・秋華賞の2冠を達成したミッキークイーンがいます。人気になりそうですが、こういう馬は人気先行になりがちかなーなどと思ったり。

ノーブルロジャー

予想オッズ単勝2.5倍、1番人気です。

父・パレスマリス。2戦2勝で、シンザン記念（G3）の優勝馬です。このメンバーの中では抜けた存在ではありますが、これまで経験した距離は芝1,600メートルのみ。NHKマイルカップが目標なのではと噂されているのも見ましたので、芝1,800のここに挑戦してくるのはすこし意外でした。ここの結果次第で皐月賞へ進む可能性もあるのかしら。

ファーヴェント

予想オッズ単勝10.4倍、5番人気です。

父・ハーツクライ。3戦1勝で、東京スポーツ杯2歳S（G2）3着。前走・きさらぎ賞（G3）では2番人気で6着に終わっています。これまで使ったレースは全て芝1,800メートルのレースです。きさらぎ賞の時、当サイトの展望記事内の印は◎でしたが、当日パドックで見たときピンと来なくて無印にした馬。ここで巻き返しはあるでしょうか。