欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

チャレンジカップ2023 暮れの阪神開催がスタート 中距離の実力派が揃うレース

こんにちは、欅並子です。

 

今日は、今週土曜日に阪神競馬場で行われるチャレンジカップについて展望していきたいと思います。

 

チャレンジカップ。以前は「朝日チャレンジカップ」と呼ばれていたレースですね。

同じ週にチャンピオンズカップ(G1)が行われますが、どちらも「チャ」で始まり「カップ」で終わるため、一瞬どちらのレースの事を言っているのかわからなくなって混乱します。

わたしだけでしょうか。

このレースは1950年創設で、創設当初は今と同じ「チャレンジカップ」という名称でした。1953年から朝日新聞社の寄贈賞を受けて「朝日チャレンジカップ」と呼ばれるようになりますが、2014年に朝日杯フューチュリティステークスが阪神競馬場で行われるようになったことから、「朝日」が外れて「チャレンジカップ」の名称に戻されることになりました。

距離は、創設時から第2回まで芝2,400メートル、その後芝2,000メートルで行われた期間が長く続き、2012年~2016年の4回だけは芝1,800メートルで行われていました。

2017以降はまた芝2,000メートルに戻され現在に至ります。

 

では、過去10年のデータから好走馬の条件を見ていきましょう。(芝1,800メートルで行われた回も含む)

  • キャリア19戦以内
  • 前走から中5週以上
  • 前走から距離短縮となる馬

G1ではあと一歩という渋い馬たちが照準を合わせてくるレースなので、ベテラン勢も多いのですが、ここはあまりキャリアを重ねていない方が良さそうです。

また、秋に続けて使ってきた馬より少しゆったりした間隔の馬が良いということ。

距離短縮ということは、前走が芝2,200メートル以上ということになりますね。

つまり、データ的に言えば、前走が天皇賞(秋)だった馬は好走の条件からは外れるということです。

えー、そうなんだ(どよーん)

では、今年の出走馬から注目馬を確認していきましょう。

 

チャレンジカップ(G3) オッズ | 2023年12月2日 阪神11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

こちらの内容をもとに記事を書いています。

 

ガイアフォース

予想オッズ単勝2.5倍、1番人気です。

どうやら1番人気になりそうなのはこの馬です。わたしの好き馬・ガイアちん。

データ的に言えば、前走が天皇賞(秋)のこの馬は消しということになってしまいます。(しょぼーん)

この秋は、オールカマー、天皇賞(秋)と大変なレースを使い続けてきました。特に、あの天皇賞(秋)のあとで、どれぐらい疲れが残ったかなというのは気になるところです。

天皇賞(秋)のあと、やっぱり2,000メートルでもこの馬には長かったのではないかという話も耳にしましたが、実際どうなんでしょうね。今回のレースの結果によってハッキリするかもしれません。

言うてもG3ですしね。実力は相当あると思いますし、そろそろガイアちんの勝つところが見たいですね。

土曜日はテレビでもリアルタイムで観戦するのが難しいので、事前に応援馬券を買っておくだけになりそうです。

 

ボッケリーニ

予想オッズ単勝4.0倍、2番人気です。

前走から中5週以上で距離短縮になる馬といえば、京都大賞典2着ののボッケリーニは最有力だと思います。

阪神芝2,000メートルという舞台は、6月に勝った鳴尾記念と同じコースですね。

ガイアフォースを推す者としては、一番こわい存在はボッケリーニだと思っています。

ひとつ安心材料(?)としては、ボッケリーニは7歳でキャリア27戦なので、「キャリア19戦以内」というデータからは外れています。

 

エピファニー

予想オッズ単勝8.7倍、4番人気です。

チャレンジカップは、例年人気サイドで固くおさまりやすいレースと言われております。

となれば、3頭目は3番人気の馬を挙げれば良いのかもしれませんが、現時点で3番人気予想のベラジオオペラは飛ばして、4番人気のエピファニーの名前を挙げてみます。

ダービー以来半年ぶりの競馬でここで初めて古馬と対戦するベラジオオペラが、いきなり出てきて勝つのは難しいと思うからです。(同じ理由でもう1頭の3歳馬・フリームファクシも買わない方針です)

で、エピファニーですが、前走は今回と同じ阪神芝2,000メートルで行われたケフェウスステークスを快勝しての出走になります。

ケフェウスステークスの勝ちタイム1分57秒2というのは阪神競馬場芝2,000メートルのレコードと同タイムですね。

昨年の春から秋にかけて未勝利から3勝クラスまでを4連勝してオープン馬になった同馬ですが、今年1月日経新春杯で重賞初挑戦するもオープンの壁に跳ね返されました。9月にオープン勝ちを経験して、改めて重賞に挑戦。鞍上・ルメール騎手で4番人気というのは魅力的ですよね。

 

以上、チャレンジカップの注目馬3頭を挙げました。

注目馬にはしませんでしたが、エヒトが8番人気で買えるのってお買い得なのでは?というのがかなり気になっています。

パドック見られないし、このレースも買えないかもしれないけど、タイミングよく買えるなら、ガイアちんの応援単勝とともに、エヒトとエピファニーのワイドなんか仕込んでおくと面白い気がします。