欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

中山金杯2024 1年の始めを飾る中距離ハンデ戦

こんにちは、欅並子です。

 

年明け最初の週末がもうすぐやってきますね。

例年は、曜日に関係なく1月5日に東西の金杯が行われて、土日に通常の開催が行われることが多いですが、今年は曜日の巡りの都合で1月6日~8日の3日間開催での開幕となります。

1月6日(土)には中山金杯と京都金杯、そして7日(日)は中山競馬場でフェアリーステークス、8日(月・祝)は阪神競馬場でシンザン記念があります。

1月5日に競馬場へ行かないようにしましょう(笑)

 

今週は重賞が4つもあるので、展望記事も早めに準備していかないと書ききれなくなってしまいそうです。今日は、中山金杯について書いていきたいと思います。

 

中山金杯は、創設時は1月中旬頃に行われるレースで、距離は芝2,600mでした。

当時、中山競馬場では「新年を飾る重賞」として、アメリカジョッキーズクラブカップ(AJCC)を1月5日に開催していました。

1960年に、金杯とAJCCを入れ替えることが決まり、1961年から(中山)金杯は、1月5日に開催される芝2,000メートルのレースになりました。

それ以来、(中山)金杯が中山競馬場の新年度の中央競馬の開幕を飾る重賞として定着しています。

東西の金杯は、創設以来どちらも同じ「金杯」という名称で開催されてきましたが、1996年からは東西をきちんと区別するため「中山金杯」「京都金杯」とレース名を変更して行われるようになりました。

ちなみに創設年は東西で違っていて、中山金杯は第1回が1952年で今年第73回になります。京都金杯はそれより少し遅れて1963年創設。今年で第62回です。

 

では、中山金杯の過去10年のデータから3着以内に入りやすい馬の傾向を確認していきましょう。

  • 前走5着以内だった馬
  • 4枠から内の枠
  • 前走の4コーナー通過順が3~5番手

こんな感じですね。

前走の4コーナー通過順を確認するのってちょっと面倒なので、今までデータで出てきても避けてたんですが、今回はちょっと気にして見てみようと思います。

つまり、あんまり極端な差し・追い込みは届きづらく、コーナーである程度好位を取れる馬の方が良いということですね。

 

では、今年の出走馬から注目馬を確認していきましょう。

 

中山金杯(G3) オッズ | 2024年1月6日 中山11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

こちらの内容を参考に記事を書いています。

 

エピファニー

予想オッズ単勝5.4倍、1番人気です。

昨年1月に出走したAJCCでは、オープン入りしたばかりででいきなりG2への挑戦でした。そこまで4連勝でオープン入りした勢いを買われ2番人気に推されましたが、11着に敗れました。

そこからオープン勝ちまで少し時間がかかりましたが、9月にケフェウスステークスでオープン勝ち、12月にはチャレンジカップで4着に好走しました。

昨年AJCCに出走した時点では芝1,800メートルまでのレースしか経験がなく、いきなりの芝2,200メートル挑戦だったのが合わなかったのかもしれません。

その後マイルや1,800のレースを使いましたが、オープン勝ちは阪神芝2,000メートルで達成。年齢を重ねて少し長めで力が出せるようになってきているのかもしれないですね。

 

ゴールデンハインド

予想オッズ単勝11.4倍、4番人気です。

久しぶりのゴルハちゃん。かわいい芦毛牝馬です。

なんと、わたしの昨年のオークス本命はこの馬でした。(4番人気・11着)

なんでまたリバティアイランドに逆らったのかという感じですが、まあ、その時の気分ですね。

今回は、そのオークス以来のレースになります。

これだけ長い休養明けなので、今回は見送りかなあと思いつつ、ゴールデンハインド、名前にゴールデン(金)ハイ(杯)が入っているので金杯っぽいなあということで注目馬に入れました。

ちなみに、ゴールデンハインドとは「黄金の雌鹿」という意味で、イングランド王国の帆船の名前だそうです。父・ゴールドシップなのでそこからの連想でしょう。つまり、ハインドのハイは「杯」ではありません。そりゃそうか。

 

ボーンディスウェイ

予想オッズ単勝16.5倍、8番人気です。

ボーンディスウェイって、レディー・ガガの曲のタイトルですよね。この曲結構好きなので、ボーンディスウェイという馬名を初めて聞いた時も、良い名前だなあと思いました。

何回か現地で見かけて馬券も買ったことあるんですが、なかなか当たるタイミングで買えなくて。前走の常総ステークスではついに馬券から外してしまいました。そしたら勝っちゃってね。もう、タイミング合わないったら。

オープン入りするまでに4歳の終わりまでかかってしまいましたが、3歳の時には弥生賞3着で皐月賞にも出走した馬なんですよね。

前走は中山芝1,800メートルのレースだったので距離延長にはなりますが、これまでに2,000メートルのレースもこなしてきているのでその点は問題なさそうだと思います。

 

以上、中山金杯の注目馬3頭挙げました。