アルテミスステークス2023　のちの活躍馬を多数輩出する2歳牝馬限定戦

こんにちは、欅並子です。

今週末はいよいよ天皇賞（秋）が行われますが、その前日である土曜日には東西で2つの重賞が予定されています。

京都競馬場ではマイルチャンピオンシップ前哨戦・スワンステークス（G2）、東京競馬場では2歳牝馬限定戦のアルテミスステークス（G3）が開催されます。

今日は、アルテミスステークスのお話をしていきたいと思います。

アルテミスステークスは2012年に創設された重賞競走です。前身のレースというのはなく新たにできたレースなので、重賞ながら格付けに必要なレースの実施実績2年の条件をみたしておらず、第2回までは「新設重賞」として開催されていました。2014年の第3回からはG3の格付けで開催されています。

創設時から東京競馬場の芝1,600メートルで行われる2歳牝馬の限定戦で、阪神ジュベナイルフィリーズのステップレースとして位置づけられています。

扉の写真は、昨年優勝したラヴェルです。2着は、後に牝馬三冠を達成するリバティアイランドでした。

過去10年のデータでの、アルテミスステークスで3着以内に来る馬の条件は

こんな感じですね。

新馬勝ちか、2走目で勝った馬。そして、体が大きいか、生まれ月が早くて少しでも周囲より成長が進んでいる馬が良いようです。

たしかに、人間でも幼稚園から小学校低学年ぐらいまでの子に駆けっこをさせたら、圧倒的に4月生まれで体が大きい子が強いですもんね。

ざっと今年の出走予定馬を見渡してみたところ、全頭キャリア2戦以内ですし、4着以下に敗れたことのある馬もいません。

つまり、頼りになるのは馬格と誕生日だけｗ　まあ、2歳戦ですし、そんなもんかな。

気を取り直して参りましょう。

こちらの内容をもとに記事を書いています。

予想オッズ単勝2.2倍、1番人気です。

この馬が一番人気になりそうです。今年の新潟記念を勝ち、菊花賞にも出走した（15着）ノッキングポイントの妹です。

わたし覚えてるんですけど、ノッキングポイントは昨年の10月に行われたサウジアラビアRC（アルテミスステークスと対になるような位置づけのレースですね）に出走し、飛び抜けた1番人気に推されていました。しかし、出遅れの影響もあり4着に終わっています。

とはいえ、ダービー5着から秋になって古馬相手に重賞制覇をしているので、チェルヴィニアにとっては自慢の兄と言えるでしょう。

チェルヴィニア自身は、6月の東京デビュー。新馬戦ではボンドガールの2着に敗れましたが、2ヶ月後、新潟競馬場の未勝利戦で勝ち上がりました。

ボンドガールといえば2週間前に同じ東京芝1,600メートルの舞台で行われたサウジアラビアRCで、単勝1.4倍のダントツの一番人気に推されましたが2着に終わっています。

2月3日生まれ、これまでの2戦は馬体重470キロ台で出走しており馬格は十分ですね。

予想オッズ単勝7.0倍、3番人気です。

良血馬といえばサフィラだって負けていません。

兄にサリオス、姉にサラキア、サリエラなど活躍馬が多数いる一族の妹さんですね。

サの付く4文字名前ですが、小文字が入ってリズム的には3音だからちょっと変化球って感じがします。

サリオスは、昨年の毎日王冠で勝つトコロを目の前で見ていたこともあり、思い入れがあります。カッコ良かったよね。

サフィラは8月の新潟デビューですが、新馬戦は単勝1.7倍の1番人気に推されるも3着。その後9月のおわりに阪神で行われた未勝利戦を勝ち上がりました。

未勝利戦では、単勝1.4倍に推され、2着の馬に3馬身半の差を付けて快勝したようです。

馬体重は、450キロ台でデビュー、2戦目は440キロ台と、馬格的にはややボーダーラインですが、2月1日生まれなので一応セーフです。

予想オッズ単勝12.9倍、6番人気です。

あと1頭、ちょっとよくわかんないけど、8月の新潟、サフィラと一緒に出走した新馬戦で勝った馬ということで注目してみます。

サフィラが単勝1.7倍だったのに対して、この馬は単勝2番人気で570円でした。

新馬戦の1倍台って結構見かけるんですけど、案外期待通りに行かないことも多いなあと思って見ています。

新馬戦の時の馬体重が428キロですから小柄な馬ですね。誕生日は1月31日なので早いほうではあります。

8月5日以来の出走なので、ずいぶん成長してるんじゃないでしょうか。当日要チェックですね。

まだ新馬か未勝利を勝っただけの馬たちの戦いですので、なんとも難しい。

当日のパドックで、馬格や落ち着き具合などをよく見て考えたいと思います。