こんにちは、欅並子です。
ゴールデンウイークの初日にあたる土曜日に行われることが多いのが青葉賞。
青葉賞が毎年土曜日に行われるのは、寄贈賞「テレビ東京杯」を提供しているテレビ東京がメインレースの放送を担当する曜日が土曜日だからですよね、きっと。
わたしがしばらく競馬を離れていた間も、青葉賞の日にはレジャー感覚で東京競馬場に遊びに行くことが結構ありました。
競馬に行くと言えば年に1回青葉賞、みたいな。
といっても、馬の名前とか全然覚えようともしないで何も考えずに遊んでいたので、歴代の優勝馬の名前を見ても、正直あまりピンと来なかったりします。
青葉賞は1984年から「日本ダービー指定オープン」として開催されていたレースで、1994年に重賞(G3)に昇格、1995年にはダービートライアルに指定され、2001年にはGIIに格上げされました。
現在は、上位2着までの馬にダービーの優先出走権が与えられます。(2009年までは上位3頭まででした)
東京競馬場の芝2,400メートルという、ダービーと全く同じ舞台で行われるトライアル競争ですが、今のところ、当競走の優勝馬どころか出走馬からも日本ダービー馬は誕生していないということです。
(ダービーの予想の時にはちょっと思い出してみたいお話です)
とはいえ、ダービーには出走するだけでも名誉なこと。青葉賞は、実質ダービーへの最終切符とも言える競走ですので、毎年熾烈な戦いが繰り広げられるということです。
過去10年のデータから傾向を確認してみると、
- 前走が1勝クラスまたはJRA重賞
- 芝2,000メートル以上での優勝経験がある
- ダービー上位馬の産駒
こういう馬の3着以内率が高い、ということがわかりました。
ダービーへの最終切符ということもあって、今年は、前走が重賞という馬は1頭もいません。従って、芝2,000メートル以上の1勝クラスで勝って来た馬が中心ということになるでしょうか。
それでは、今年の出走馬から注目馬を確認していきましょう。
※テレビ東京杯青葉賞(G2) オッズ | 2023年4月29日 東京11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
こちらの内容を元に記事を書いています。
スキルヴィング
予想オッズ単勝1.8倍、1番人気です。
現時点では、単勝1倍台のダントツ人気と予想されています。2番人気が8.0倍となっていますので、この馬だけが抜けていてあとが混戦ということになりますね。
この馬は、前走が東京芝2,400メートルで行われた1勝クラス・ゆりかもめ賞の勝ち馬です。3戦2勝(2着1回)で、新馬戦からずっと東京競馬場の芝2,000メートル以上のレースを使っています。
父・キタサンブラックは……ダービーは14着なんですね。ここだけはちょっとデータから外れますね。
とはいえ、本番のダービーで言えば初年度産駒のイクイノックスが昨年2着なんですから、このデータがどれほど信憑性があるかはよくわかりません。
ゆりかもめ賞は圧勝でした。鞍上はデビュー以来ずっと変わらずC.ルメール騎手です。
ヒシタイカン
予想オッズ単勝10.9倍、4番人気です。
いにしえのヒシ馬好きとしては、やっぱり青鹿毛の見事なヒシ馬を無視する訳にはいきません。父・モーリス、母系をたどると曾祖母に牝馬二冠のベガがいる良血馬ですね。
スキルヴィングは新馬戦で2着でしたが、その負けた相手がヒシタイカンというわけです。(ちなみにその新馬戦ってメンバーがすごくて、3着には先日ニュージーランドトロフィーを勝ったエエヤンが入っています。)
ヒシタイカンは、その新馬戦のあと6ヶ月半の休養を経て久々のレースです。
新馬勝ちの1勝でその後青葉賞を勝った馬はこれまでにいないとのこと。
父・モーリスは日本ダービーには出走すらしていません。データ的にはかなり不利ですが、どうなるでしょうか。
ハーツコンチェルト
予想オッズ単勝8.0倍、3番人気です。
昨年末の2歳戦で結構期待を集めていた馬ですね。東京スポーツ杯2歳ステークス(G2)で1番人気ながら3着して、ホープステークス(G1)7着、その後少し間をおいて、先月若葉ステークス(L)では、また1番人気に推されながら4着。
期待されながら、なかなか結果が出せず苦労している感じが見て取れます。
若葉ステークスを勝ったショウナンバシットが皐月で5着に健闘したことを考えると、結構レベルの高い相手とずっと走ってきてるんですよね。
なかなか信頼しづらいところもある馬ですが、このメンバーなら、ということで3番人気の予想になっているのでしょうか。
父・ハーツクライはダービー2着ですね。父がダービーを好走、という条件だけはこの馬も当てはまるんですけどね。ああ、難しい。
以上、注目馬3頭挙げてみました。最近は特に3歳牡馬戦が、なんか考え過ぎちゃって全然わかんないんですよね。