欅並子の馬ウマ日記

競馬歴28年で、東京競馬場が主戦の競馬ライター、欅並子(けやきなみこ)がいろいろ書いてます。競馬予想、競馬文化にまつわるいろいろな出来事を、私目線でレポートします。競馬って、馬券を当てる以外にもいろいろ楽しいこと、ありますよね!(馬券も当てたいけどね)ほぼ毎日更新。

まもなくドバイワールドカップデー2023 レース概要と出走馬を調べてみました

こんにちは、欅並子です。

 

中央競馬も春のG1シーズンも近づいて楽しみですが、最近は、海外に遠征する有力馬の情報もたくさん出てきてなんだか気になりますよね。

今年のドバイワールドカップはどんなレースになるのでしょうか。調べて見ました。

 

ドバイワールドカップデーってどんな催し?

ドバイワールドカップデーとは、毎年3月下旬にアラブ首長国連邦ドバイのメイダン競馬場でいくつも開催される国際招待競走をまとめて呼ぶ名前で、「ドバイワールドカップミーティング」「ドバイミーティング」などと呼ばれることもあります。

1996年、アラブ首長国連邦の当時の皇太子だったシェイク・モハメド氏によって「ドバイワールドカップ」が創設されました。それ以来開催競馬場や開催形態の変更を重ね、現在では6つの国際G1競走を含む重賞9レースが1日で行われる形になっています。

2017年からは日本国内で馬券も発売されるようになりました。

 

ドバイワールドカップデー概要

2023年3月25日(土)に開催される今年のドバイワールドカップデーは、下記のプログラムでレースが行われます。

 

1R ドバイカハイラクラシック(アラブ馬限定競走・G1) ダ2,000m

2R  ゴドルフィンマイル(G2)ダ1,600m

3R ドバイゴールドカップ(G2)芝3,200m

4R アルクォーツスプリント(G1)芝1,200m(直線)

5R UAEダービー(G2)ダ1,900m

6R ドバイゴールデンシャヒーン(G1)ダ1,200m

7R ドバイターフ(G1)芝1,800m

8R ドバイシーマクラシック(G1)芝2,410m

9R ドバイワールドカップ(G1)ダ2,000m

 

今年、日本馬は過去最大の27頭が参戦を予定しています。

では、日本馬が出走を予定しているレースをご紹介していきましょう。

 

2R ゴドルフィンマイル(G2)ダ1,600m

昨年もこのレースを優勝したバスラットレオンが登録しています。

バスラットレオンといえば、先月はサウジカップデーに行われた1351ターフスプリントで優勝したばかり。最有力馬として注目が集まっています。

登録馬の中にはほかに、ラウダシオン、ウインカーネリアンの名前があります。

 

5R UAEダービー(G2)ダ1,900m

昨年のホープフルステークス優勝馬・ドゥラエレーデが出走予定です。そうなんだ、今調べて初めて知りました。

ほかには、サウジから転戦のコンティノアールやデルマソトガケ。JBC2歳優駿を勝ったゴライコウ、2月19日にヒヤシンスステークス(L)を勝ったペリエールの名前もありますね。

 

6R ドバイゴールデンシャヒーン(G1)ダ1,200m

「シャヒーン」って何だろう?って思いません?

気になって調べてみましたが、アラビア語でハヤブサのことだそうです。または、タカを意味することも。つまり、まあ、猛禽類って言うんですかね、そういう強そうな鳥を指す名前のようです。

ここからはG1競走ですね。

サウジ(リヤドダートスプリント)から転戦のリメイクとジャスティン、昨年のこのレースの2着(日本馬最先着)で、今年のフェブラリーステークスも2着のレッドルゼル、そして、フェブラリーステークス優勝馬レモンポップの参戦も決まりました。

 

7R ドバイターフ(G1)芝1,800m

先月のサウジカップから転戦のヴァンドギャルドは、昨年もこのドバイターフに出走し3着でした。ほかには、昨年のマイルチャンピオンシップ優勝馬・セリフォス、昨年秋にG1で好走したダノンベルーガなど。

それから、なんといっても先月の京都記念で衝撃的な末脚を見せたドウデュースの参戦が楽しみです。

昨年はパンサラッサがこのレースを優勝していますね。(イギリス馬・ロードノースと同着)

パンサラッサは当初は今年もこのレースに出走するとみられていましたが、サウジカップ優勝を受け、今年はメインレースのドバイワールドカップに参戦することが決まりました。

 

8R ドバイシーマクラシック(G1)芝2,410m

昨年、天皇賞(秋)・有馬記念を制して年度代表馬となったイクイノックスが出走します。個人的には、ドバイでドウデュースとイクイノックスの直接対決が見られるのかと思っていたので、別々のレースに分かれてしまったのはちょっと残念だったりします。でも、それぞれの適性距離がありますものね。

ほかにも、昨年香港ヴァーズでG1馬となったウインマリリン、また、昨年の優勝馬であるシャフリヤールなど、豪華なメンバーが出走を予定しています。

それにしても、今レース、なんで芝2,400メートルではなくわざわざ10メートル足して2,410メートルで?って思いますよね。

調べたらちゃーんと書いてありました。

 

距離設定が2410mと半端な数字になっているのは、メイダン競馬場の芝コースが丁度一周2400mで設備上ゴール板の前に発馬機を置けないためである。

(Wikipediaより)

 

なーるほど、ですね。

 

9R ドバイワールドカップ(G1)ダ2,000m

ついにメインレース、ドバイワールドカップです。この日行われるレースのうち、日本からの参戦が最多になるのもこのレースですね。

昨年はこのレース、日本からはチュウワウィザード1頭のみの参戦で3着に終わっています。

先月のサウジカップを優勝したヒーロー・パンサラッサが参戦することになって、ますます楽しみです。

また、昨年のジャパンカップ優勝馬・ヴェラアズールも参戦予定。元はダートで活躍して芝へ転向した馬なのでまたダートの大舞台に戻ってのレースに期待が集まっています。

サウジカップからの転戦組は、パンサラッサ、カフェファラオ、クラウンプライド、ジオグリフ、ジュンライトボルトの5頭。

そのほかに、昨年の東京大賞典、今年に入って川崎記念と地方交流G1を連勝中のウシュバテソーロ、同じ川崎記念で2着からの参戦、テーオーケインズ。

おそらくこのレースはフルゲート16頭だと思うのですが、そのうち半分の8頭が日本馬ということになりますね。

 

以上、ドバイワールドカップデーに行われるレースと、日本馬の出走予定について確認しました。

放送予定や馬券発売については後日改めてまとめたいと思います。