こんにちは、欅並子です。
今週はいよいよ宝塚記念。
そして、今週が終わってしまったらしばらく中央場所の開催はお休み。夏競馬の時期に入ります。
なんだか名残惜しいですが、上半期締めくくりの大レースを目一杯たのしみましょう。
宝塚記念は、1960年に創設されました。その5年前に創設された有馬記念と同じく、ファン投票で出走馬を決め、関西地区の競馬を華やかに盛り上げようとの趣旨で企画されたものです。
創設当初は芝1,800メートルで行われていましたが、翌年から芝2,000メートルに。そして、第7回を臨時で京都競馬場で開催したときに芝2,200メートルのレースになり、翌年阪神競馬場に戻ってからもそのまま芝2,200メートルで行われ、現在に至ります。
宝塚記念といえば、このレースだけの特別なファンファーレがあることも特徴のひとつですよね。この特別ファンファーレは一般公募され、応募作品の中から選ばれたもので、1999年から使用されています。一般公募といっても、作った方は他にもテレビ番組のテーマ曲なども手がけられている、プロの作曲家の方です。
通常のG1ファンファーレに比べて、ちょっとエモい感じがして良いですよね。
非常に個人的な話ですが、わたしが初めて競馬場に行って見たレースが宝塚記念だったこともあり、なんとなく思い入れが強いレースです。
そんな宝塚記念の、過去10年のデータからは
- 前年以降のG1で8着以内に入っている馬
- 「阪神の」G1で連対したことがある馬
- キャリア22戦以内
こういう馬の3着以内率が高いといわれています。
過去10年だと牝馬の活躍が目立っています。たしかに、2016年・マリアライト、2019年・リスグラシュー、そして2020~2021年・クロノジェネシスと、過去10年で4回、牝馬が優勝します。2着は1回、3着は6回もあります。
では、今年の出走馬から注目馬を確認していきましょう。
※宝塚記念(G1) オッズ | 2023年6月25日 阪神11R レース情報(JRA) - netkeiba.com
予想オッズはこちらの内容を参考にしています。
イクイノックス
3枠5番・予想オッズ単勝1.7倍、1番人気です。
わたしが注目しなくとも、誰もが注目するイクイノックスです。
出走機会がかなりレアなので、やっぱりここぞとばかり見てしまいますよね。
ぬいぐるみまで持っているので「好きな馬」ではあるのですが、あだ名で呼ぶほどは親しんでいない、そんな感じがする馬です。
前走、ドバイシーマクラシックで逃げ切り勝ちをしてから3ヶ月の休養明け。
普通に考えればこの馬が一番強いと思いますし、だからこその単勝1.7倍予想ですが、競馬新聞の印は割れ気味で、無印の予想家もいるぐらいです。
結局、今回の宝塚記念はイクイノックスを信じるか信じないかなんですよね。
ジャスティンパレス
5枠9番・予想オッズ単勝4.8倍、2番人気です。
この馬ほんとに4歳になってからめちゃくちゃ強くなったと思います。昨年の菊花賞と有馬記念が終わった時点では、わたしの好きな馬・ボルドグフーシュのほうが少し上かなという感じで見ていましたが、阪神大賞典に出てきた時に目覚ましく成長した馬体を見て、ボルちゃんのライバル、という目線で見て「これはマズい、やられるかも」と思いました。実際、阪神大賞典・天皇賞(春)の結果も、その通りになってしまいました。
海外遠征帰りの有力馬が多い中、国内でしっかり走って日本の競馬を引っ張っていたジャスティンパレスこそ、宝塚記念を勝つのにふさわしい馬だと言えるかもしれません。
阪神競馬場での実績ということで考えると、イクイノックスよりジャスティンパレスの方に分があるようにも思えます。
イクイノックスは阪神競馬場未経験ですからね。
スルーセブンシーズ
3枠6番・予想オッズ単勝43.1倍、10番人気です。
一応、データから考えて牝馬を入れておきたいと思いました。
牝馬は今回3頭出走。一番最初に名前を挙げるべきなのはジェラルディーナかもしれませんが、このところちょっと勢いが落ちています。ジェラルディーナのパドックを見て思うのは、昨年の有馬記念までの荒々しさが消えて、ここ最近、どこか少しおとなしい感じです。
ここで、スルーセブンシーズが良いというのは、お気に入りの馬体診断動画で名前を挙げられていたので受け売りです。
特に、道悪の場合に狙うと良いんじゃないかということです。
ただ、本日時点で調べて見ると、関西地方、今週末にかけて雨は降らなさそうです。
それから、この馬の阪神競馬場での実績をみると今ひとつ奮わず、です。
「もしかして、阪神が苦手なのでは」という感じもします。
ヴェラアズール
予想オッズ単勝29.1倍、7番人気です。
昨年のジャパンカップと、そこへ至るこの馬の快進撃は素晴らしかったですよね。
有馬記念で見せ場がなく、海外遠征でもダートのレースに出走ということでしばらく奮いませんが、実はそこまで人気を落とさなくても良い馬だと思います。
阪神競馬場では京都大賞典勝ちがありますし、コース適性もあると思います。
馬場の状態も良いままいけそうですし、この馬向きの舞台になるのではないでしょうか。
昨年の有馬記念のファン投票では、わたしの1番手推しにしたほどの馬ですから、応援したいです。
前走(有馬記念10着)のパドック映像を見ましたけど、やっぱちょっと元気なさそうに歩いているではないですか。
当時はパドック予想で3番手にしちゃいましたけど、きっと贔屓で目が曇っていたのでしょう。
今回、ジャパンカップの時のような活気のある歩きを見ることができれば、ひょっとしたらがあるんじゃないでしょうか。
以上、4頭挙げました。
わたしにとっても、去年の秋から見てきた競馬の集大成のような舞台です。楽しみですね。